サン・テミリオン
Saint-Émilion
ユネスコ世界遺産の右岸の象徴、メルロー主体のベルベットな優雅さ。
サン・テミリオンについて
- 掲載している生産者
- 87軒
サン・テミリオンは、ボルドー市街から東へ約40kmに位置するボルドー右岸の最も名高いアペラシオンの一つです。約5,400ヘクタールの葡萄畑を擁し、1936年にAOC認定を受け、1999年にはユネスコ世界文化遺産に登録された世界で初めてのワイン産地として知られています。地域は大きく三つのテロワールに分けられます:中世の街並みを囲む石灰質粘土の「コート(斜面)」、ポムロールに隣接する砂利質の「グラーブ」、そして平坦な石灰岩の「プラトー(台地)」です。ドルドーニュ川の影響を受けた温暖な海洋性気候の下、メルロー(約60%)を主体に、カベルネ・フラン(30%)、わずかなカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されています。その結果生まれるワインは、豊かな果実感、滑らかなタンニン、プラム・ブラックチェリー・スミレ・スパイスの複雑な香りで高く評価されています。サン・テミリオンは独自の格付け制度を持ち、10年ごとに見直される動的な評価システムのもと、プルミエ・グラン・クリュ・クラッセとグラン・クリュ・クラッセのシャトーが格付けされています。
こんな方に
なめらかでフルーティーなボルドー赤ワインの愛好家や、格付けワインをカジュアルに楽しみたい方に最適。
ペアリング
ラムのロースト、牛フィレのグリル、鴨のコンフィ、トリュフ料理、キノコのリゾット、コンテやペコリーノなどの熟成チーズ。和食では鰻の蒲焼、すき焼き、黒毛和牛ステーキとの相性も抜群。
生産者
Château Angélus
シャトー・アンジェリュス
シャトー・アンジェリュスは、ボルドーのサン・テミリオンを代表する最高峰のワイナリーです。ド・ブアール・ド・ラフォレ家が8世代にわたり家族経営を続けており、約39ヘクタールの畑を所有しています。最大の特徴は、メルロに加えてカベルネ・フランを約47%という非常に高い比率でブレンドしている点にあり、これによりシルキーなタンニン、豊かな凝縮感、卓越した長期熟成能力がもたらされます。ラベルに描かれた黄金の鐘は、畑に響き渡る3つの教会の鐘の音(アンジェリュスの鐘)に由来します。2012年に第一特別級Aに昇格しましたが、2022年に独自のブランド価値を追求するため格付け制度から離脱しました。映画『007』シリーズでジェームズ・ボンドが愛飲するワインとしても世界的に有名です。
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www.angelus.comChâteau Badette
シャトー・バデット
シャトー・バデットは、フランス・ボルドーのサン・テミリオンに位置する、2022年に特別級(Grand Cru Classé)に昇格した注目のワイナリーです。19世紀末にはすでにその品質が高く評価されていましたが、一時衰退。しかし、2012年にベルギーのヴァンデンボゲールデ家が買収したことで劇的な復活を遂げました。現在はアルノー・ヴァンデンボゲールデが経営を担い、環境に配慮したHVEレベル3の持続可能な農法を実践しています。約10ヘクタールの粘土石灰質および砂質粘土の畑から、メルローを主体にカベルネ・フランやプティ・ヴェルドをブレンドした、力強さとエレガンスを兼ね備えたワインを生み出しています。豊かな果実味と滑らかなタンニン、心地よい余韻が特徴で、和食ではすき焼きや鴨の治部煮など、醤油や出汁を使った肉料理と素晴らしい相性を見せます。
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www.chateau-badette.comChâteau Balestard La Tonnelle
シャトー・バレスタール・ラ・トネル
シャトー・バレスタール・ラ・トネルは、15世紀に起源を持つサン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセの歴史ある蔵元です。教会参事会員フランソワ・バレスタールによって創設され、1923年よりカプドムーラン家が所有しています(同家は1647年よりサン・テミリオンに根付く名家)。粘土石灰岩土壌の10.6ヘクタールの畑にメルロ70%、カベルネ・フラン25%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%を栽培。畑の中心に立つ中世の塔(トネル)が象徴的です。15世紀の詩人フランソワ・ヴィヨンがこのワインを称えた詩がラベルに刻まれており、何世紀にもわたって受け継がれています。
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www.vignoblescapdemourlin.fr/en_GB/chateau-balestard-la-tonnelleChâteau Barde-Haut
シャトー・バルド・オー
シャトー・バルド・オーはサンテミリオンの東端、サン・クリストフ・デ・バルドに位置する17ヘクタールのグランクリュ・クラッセ(GCC)蔵。2000年にシルヴィアーヌ・ガルサン=カシャールが取得し、娘のエレーヌ・ガルサン=レヴェックと夫パトリス・レヴェックが醸造・マーケティングを主導して大改革を実施。南向きの円形劇場状の粘土石灰岩土壌にはメルロー主体(75〜80%)とカベルネ・フラン(20〜25%)が植えられる。2012年には重力落下式のコルテン鋼建築のワイナリーが竣工し、同年グランクリュ・クラッセに昇格した。
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www.chateaubardehaut.comChâteau Beau-Séjour Bécot
シャトー・ボー・セジュール・ベコ
シャトー・ボー・セジュール・ベコは、ボルドーのサン・テミリオン特別級(プルミエ・グラン・クリュ・クラッセB)に格付けされる名門ワイナリーです。1969年よりベコ家が所有し、現在はジュリエット・ベコとジュリアン・バルトが情熱的なワイン造りを主導しています。サン・テミリオン西側の石灰岩台地に位置する約22ヘクタールの畑では、メルロを主体(約80%)にカベルネ・フランが栽培されています。地下にはローマ時代にまで遡る広大な石灰岩の採石場跡を利用したセラーがあり、理想的な温度・湿度でワインを熟成させています。ワインは石灰質土壌由来の美しい酸とミネラル感、シルキーなタンニン、華やかな果実味が調和した、エレガントで数十年の熟成に耐えうるスタイルが世界中で高く評価されています。
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www.beausejour-becot.comChâteau Bellefont-Belcier
シャトー・ベルフォン・ベルシエ
シャトー・ベルフォン・ベルシエは、ボルドー右岸のサン・テミリオンに位置する、歴史ある特別級(グランド・クリュ・クラッセ)のシャトーです。18世紀末にベルシエ伯爵によって創設され、粘土石灰質の斜面に点在する美しい湧き水(Belle Fontaine)にちなんで名付けられました。シャトー・パヴィやラルシス・デュカスに隣接する絶好の立地に14ヘクタールの畑を所有し、メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンを栽培しています。2017年からはピーター・クオック氏率いる「ヴィニョーブル・K」の傘下となり、19世紀に建てられた特徴的な円形醸造所での重力式醸造と最新技術を融合させ、きめ細かなタンニンと豊かな果実味、美しい酸を備えたエレガントなワインを造り出しています。
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www.vignoblesk.com/en/our-properties/chateau-bellefont-belcier.aspx
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- シャトー・テルトル・ロートブッフ
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- シャトー・トゥール・サン・クリストフ
- シャトー・トロプロン・モンド
- シャトー・トロット・ヴィエイユ
- シャトー・ヴィルモーリーヌ
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- クロ・ド・ロラトワール
- クロ・デ・ジャコバン
- クヴァン・デ・ジャコバン
よくある質問
- サン・テミリオンで使われるブドウ品種は何ですか?
- メルローが主体で、栽培面積の約60%を占めます。続いてカベルネ・フラン(約30%)、わずかなカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされます。このメルロー主体のブレンドが、豊かな果実味とやわらかなタンニンを持つワインを生み出します。
- サン・テミリオンの格付けはどう機能しますか?
- 1855年に固定されたメドックの格付けとは異なり、サン・テミリオンの格付けは約10年ごとに見直されます。ワインの品質・評判・ワインツーリズム・環境への取り組みなどを基準に、シャトーの昇格・降格が行われる動的なシステムです。最高位はプルミエ・グラン・クリュ・クラッセ(A・Bに分類)、次いでグラン・クリュ・クラッセとなります。
- なぜサン・テミリオンはユネスコ世界遺産に登録されているのですか?
- 1999年、サン・テミリオンの管轄地域は世界で初めてユネスコ世界文化遺産に登録されたワイン産地となりました。中世の街並み、周辺の葡萄畑、歴史的建造物が一体となって残る「歴史的なワイン産地の文化的景観」として認められたためです。
- サン・テミリオンのテロワールの特徴は?
- サン・テミリオンには三つの異なるテロワールがあります:街を囲む石灰質粘土の「コート(斜面)」、ポムロール寄りの砂利質「グラーブ」、そして平坦な石灰岩の「プラトー」です。各ゾーンが異なる個性のワインを生み出し、ひとつのアペラシオン内での多様性がこの産地の魅力となっています。
- サン・テミリオンのワイン造りはどれくらいの歴史がありますか?
- サン・テミリオンのワイン造りの歴史は2,000年以上に及びます。ローマ人によって葡萄栽培が導入され、中世に大きく発展しました。フランス最古のワイン組合の一つ「ジュラード・ド・サン・テミリオン」は1199年にイングランド王ジョンによって創設されました。