ガイオーレ・イン・キャンティ
Gaiole in Chianti
冷涼な渓谷が育む、骨格としなやかな酸のサンジョヴェーゼ。
ガイオーレ・イン・キャンティは、キャンティ・クラッシコDOCG内で公式に認められた11の追加地理単位(UGA)の一つで、産地東部の起伏に富んだ地域を占めています。キャンティの中心集落としては珍しく(グレーヴェと並び)丘の上ではなく渓谷の盆地に位置し、モンティ・デル・キャンティ山系の麓にあるため、産地全体でも最も冷涼な区画の一つとなっています。このUGAは3つの異なるテロワールから構成されます。標高が高くレッキ村付近に広がる白いアルベレーゼ石灰質土壌の西部台地、温暖な向きを持つ緩やかな傾斜地で名高いモンティ・サブゾーンを擁する南部、そして褐色の砂質土壌と深い森林に覆われた起伏の激しい北東部です。畑は標高約300〜650mに及び、キャンティ・クラッシコの中でも最も標高差の大きい区画の一つです。この標高と石灰質・片岩質土壌の多様性が、引き締まったタンニン、鮮やかな酸味、ミネラル感を備えたサンジョヴェーゼを生み出し、特にモンティ・サブゾーンは卓越した品格と長期熟成能力を持つワインで知られています。ガイオーレはまた、1872年に近代キャンティの配合方式が確立されたリカーゾリ家の本拠地ブロリオ城があることでも歴史的に重要であり、かつてのキャンティ同盟の3つの中心地の一つでもありました。
こんな方に: 力強いタンニンと酸、長期熟成型のサンジョヴェーゼを求める愛好家やコレクターに最適。
サブ地域はまだ登録されていません。
生産者
Agricola Matteoli
アグリコーラ・マッテオリ
アグリコーラ・マッテオリは、キャンティ・クラシコ地区ガイオーレ・イン・キャンティのサン・サーノ集落にある家族経営の小規模ワイナリー。かつてミラノへ移り住んだマッテオリ家が、故郷であるキャンティの丘への愛着から生産を始めた造り手で、手作業により限られた本数のみを毎年生産している。畑は石灰岩質・泥灰岩質の土壌で日照に恵まれ、主にサンジョヴェーゼを、一部メルローを栽培し、両品種(サンジョヴェーゼ約82%、メルロー約18%)からキャンティ・クラシコDOCGを醸造する。ワインのほかエキストラバージンオリーブオイルや、マルヴァジーアとトレッビアーノを使った伝統的なヴィン・サント・デル・キャンティ・クラシコも手がける。12世紀の建物を含む「アグリトゥリズモ・サン・サーノ」を運営し、宿泊客はブドウ畑とオリーブ畑に囲まれたプールを楽しみながらワインとオイルのテイスティングができる。ボトルへのラベルカスタマイズや、ブドウの木・オリーブの木を「養子」にするユニークなプログラムでも知られる。
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www.agricolamatteoli.it/Badia a Coltibuono
バディア・ア・コルティブオーノ
バディア・ア・コルティブオーノは、トスカーナ州ガイオーレ・イン・キャンティに位置する歴史あるワイナリーで、その起源は11世紀の修道院にまで遡ります。「良き収穫の修道院」という名を冠するこの地を、ストゥッキ・プリネッティ家が代々守り続けてきました。有機栽培を実践し、伝統的な醸造法を重んじています。標高の高い場所に位置するブドウ畑から生まれるワインは、エレガントでテロワールを色濃く反映しており、長い熟成能力、鮮やかな酸、洗練されたタンニンが特徴です。また、料理教室やアグリツーリズモも運営する美食の拠点としても知られています。
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www.coltibuono.com/Barone Ricasoli
バローネ・リカーゾリ
バローネ・リカーゾリは、キャンティ・クラシコの心臓部に位置する、イタリアで最も歴史があり、世界的に権威のあるワイナリーの一つです。1872年にベッティーノ・リカーゾリ男爵がキャンティのワインレシピを確立したブローリオ城を本拠地としています。現在はフランチェスコ・リカーゾリ男爵の指揮のもと、数世紀にわたる伝統と現代のブドウ栽培技術を融合させ、テロワールを反映したエレガントなサンジョヴェーゼ主体のワインを生産しています。
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www.ricasoli.com/Borgo Casa al Vento
ボルゴ・カーサ・アル・ヴェント
ボルゴ・カーサ・アル・ヴェントは、トスカーナ州キャンティ・クラッシコ地区の中心地、ガイオーレ・イン・キャンティにある家族経営のワイナリー兼アグリツーリズモ(農家民宿)です。1990年代初頭よりジョッフレーダ家が中世の集落を再生させてきたこの約15ヘクタールの敷地には、ブドウ畑・オリーブ畑・森が広がり、そのうち約6.5ヘクタールにサンジョヴェーゼ、約1.5ヘクタールにメルローを栽培しています。ガレストロ(片岩質)と粘土質の土壌で育つブドウは2012年よりオーガニック認証を取得。キャンティ・クラッシコDOCG(スタンダード、100%サンジョヴェーゼのクリュ「アリア」、グラン・セレツィオーネ「ヴィンカント」)やトスカーナIGTの赤ワインを生産しています。敷地内には客室やプライベートヴィラ、プールがあり、自家製ワインと共にトスカーナ伝統料理を楽しめるレストランも併設しています。
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www.borgocasaalvento.com/Cantalici
カンタリッチ
カンタリッチは、キャンティ・クラシコ地区の中心地ガイオーレ・イン・キャンティの集落カスタニョーリに拠点を置く、家族経営の小規模有機ワイナリーです。父ロリスの跡を継いだ兄弟カルロとダニエーレ・カンタリッチが1998年に最初の畑を購入し、2002年に自社初のワインをリリースしました。醸造所は16世紀の炉「アンティカ・フォルナーチェ・ディ・リドルフォ」を中心に構えられ、歴史的な佇まいを今に伝えています。ガイオーレ、ラッダ・イン・キャンティ、カステルヌオーヴォ・ベラルデンガ、ヴァリアーリに点在する畑を有機農法で耕し、サンジョヴェーゼを軸にキャンティ・クラシコ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネを生産するほか、ヴィンサントやエキストラバージンオリーブオイルも手がけています。
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www.cantalici.it/Capannelle
カパンネッレ
カパンネッレは、キャンティ・クラシコの中心地ガイオーレ・イン・キャンティに位置するブティックワイナリーで、約16ヘクタールの畑を所有しています。1974年にラファエロ・ロセッティが歴史あるヴィラの跡地に設立し、トスカーナで最も早くステンレスタンク発酵を導入した生産者のひとつで、1977年からはフレンチオークのバリックによる熟成も取り入れ、技術的な精緻さとテロワールの表現を両立させてきました。1997年にはオリエント急行ホテルズ(後のベルモンド)創業者ジェームズ・B・シャーウッドが買収し、畑を拡張して地下セラーを近代化しました。年間約8万本を生産し、キャンティ・クラシコ・リゼルヴァやグラン・セレツィオーネ、サンジョヴェーゼとマルヴァジア・ネーラのブレンド「ソラーレ」、アヴィニョネージとの共同醸造によるサンジョヴェーゼ×メルローのブレンド「50&50」、シャルドネ、ロザート、グラッパ、自社製オリーブオイルなどを手がけ、世界約35カ国の高級レストランやワインショップに出荷しています。
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web.capannelle.it/en/
ペアリング
野兎や猪のラグーソースのパッパルデッレ、赤身肉のグリル、熟成ペコリーノ、サラミなどの塩漬け肉と好相性。しっかりとしたタンニンは、すき焼きや牛肉の網焼きなど和食の赤身肉料理とも合わせやすい。
よくある質問
- ガイオーレのテロワールの独自性は何ですか?
- ガイオーレは、キャンティ・クラッシコの中心集落の中でグレーヴェと並び、丘の上ではなく渓谷に位置する2地区のうちの一つで、産地内でも最も冷涼な微気候を持ちます。標高300〜650mの幅広い高低差と、アルベレーゼ・ガレストロ・砂岩質など多様な土壌が特徴です。
- ガイオーレのワインはどんなスタイルですか?
- 引き締まったタンニン、鮮やかな酸味、ミネラル感を備えたサンジョヴェーゼで、高い熟成能力を持ちます。キャンティ・クラッシコの中でも特に骨格重視で長期熟成型のクラシックなスタイルとされています。
- モンティ・サブゾーンとは何ですか?
- モンティは、ガイオーレUGA内にある名高いミクロエリアで、卓越した品格と洗練されたタンニン、優れた熟成能力を持つキャンティ・クラッシコを生み出すことで知られています。
- ガイオーレ・イン・キャンティは公式なUGAですか?
- はい、キャンティ・クラッシコ呼称で公式に認められた11の追加地理単位(UGA)の一つです。1872年に近代キャンティの配合方式が生まれたブロリオ城の所在地としても歴史的に重要です。