ラッダ・イン・キャンティ
Radda in Chianti
キャンティ・クラッシコ最高標高の冷涼UGA。酸高きサンジョヴェーゼ。
ラッダ・イン・キャンティは、キャンティ・クラッシコDOCG内でも最も標高が高く冷涼なUGA(追加地理的単位)の一つで、畑は標高400m以上、高いものでは550〜600mに達し、産地全体でも屈指の高標高地帯です。ガイオーレ、カステッリーナと並び、ラッダは中世の「レガ・デル・キャンティ」を構成した最古の3つの町の一つです。ガレストロとアルベレーゼ土壌(東部には砂質土壌も点在)に加え、大きな昼夜の寒暖差が、卓越した酸味と華やかな香り、しっかりとした骨格を持つサンジョヴェーゼを生み出します。若いうちは骨太で引き締まった印象を持ち、赤い果実、スミレ、スパイスの香りが特徴で、長期熟成に耐えるポテンシャルを持ちます。かつてはサンジョヴェーゼの完熟が難しい高冷地とされていましたが、気候変動が進む中でラッダの高標高畑はキャンティ・クラッシコで最も注目される畑の一つとなっています。
こんな方に: 酸が高く引き締まった、熟成向きのミネラル感あるサンジョヴェーゼを求める方に最適です。
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生産者
Brancaia
ブランカイア
1981年、スイス人夫妻ブルーノ&ブリギッテ・ヴィドマーが、カステッリーナ・イン・キャンティの荒れ果てた丘陵地「ブランカイア」を購入したことから始まった生産者。1989年にはラッダ・イン・キャンティのポッピ農園を、1998年には海に近いマレンマの畑を加え、3つの異なるテロワールを持つ生産者へと成長した。現在は創業者の子供たち――醸造責任者のバルバラ・ヴィドマーと、その兄弟マイケル、アンディ――が経営を担い、骨格のある熟成向きサンジョヴェーゼ主体のワイン造りを継承している。代表作は同社を代表するスーパータスカン「イル・ブルー」。
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brancaia.com/Caparsa
カパルサ
ラッダ・イン・キャンティの中心部に位置するカパルサは、パオロ・チャンフェローニ氏が1982年から運営する伝統的な家族経営のワイナリーです。父レジナルド・チャンフェローニ教授が1965年に畑を開墾したことに始まります。2005年から有機認証を取得し、ビオディナミ農法も取り入れた妥協なき栽培へのこだわりで知られています。ブドウは手摘みで収穫され、天然酵母で発酵、亜硫酸添加も最小限に抑えられています。標高の高い約12ヘクタールの畑から生まれるキャンティ・クラシコは、高い酸とエレガントなタンニン、そしてテロワールを色濃く反映した味わいが特徴で、サンジョヴェーゼにほぼ特化した造りを行っています。
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www.caparsa.it/Castello di Albola
カステッロ・ディ・アルボラ
キャンティ・クラッシコの中心地、ラッダ・イン・キャンティに位置するカステッロ・ディ・アルボラは、12世紀にまで遡る歴史あるエステートです。1979年よりゾニン家が所有し、標高350〜650メートルという高地に広大なブドウ畑を所有しています。冷涼な風と石灰質の土壌がもたらすユニークなテロワールにより、優れた酸と芳醇なアロマを備えたエレガントなサンジョヴェーゼが生み出されます。伝統的な醸造技術と精密な栽培管理を融合させ、ラッダのテロワールを忠実に表現するワイン造りで高い評価を得ています。
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www.albola.it/Castello di Monterinaldi
カステッロ・ディ・モンテリナルディ
カステッロ・ディ・モンテリナルディは、パンツァーノとラッダ・イン・キャンティの間、キャンティ・クラシコの中心部に位置する歴史あるワイナリー。1010年の文書に記録が残り、城は1268年のモンタペルティの戦い後に破壊された歴史を持つ。1961年よりチャンピ家がこの地を守り続けており、「急がず、されど休まず」をモットーに、亀を紋章としている。約55ヘクタールの畑は18の単一畑・38の異なるテロワールから成り、複数クローンのサンジョヴェーゼを中心にカナイオーロ、コロリーノなど多品種を高密植で栽培。ラッダ・イン・キャンティのテロワールを推進する生産者団体「ヴィニョーリ・ディ・ラッダ」(25生産者)の創設メンバーであり、2017年に有機認証、2018年にはEqualitas認証も取得している。
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castellomonterinaldi.com/en/Castello di Volpaia
カステッロ・ディ・ヴォルパイア
カステッロ・ディ・ヴォルパイアは、キャンティ・クラッシコの中心地ラッダ・イン・キャンティにある11世紀の城塞村ヴォルパイアそのものに築かれた歴史的なワイナリーです。マスケローニ・スティアンティ家が3世代にわたり所有し、村の古い建物の中に発酵セラーを隠すように配置し、丘の高低差を利用して重力でワインを移動させる全長約180メートルの地下パイプ「ヴィノドット」で各施設をつなぐなど、ポンプを使わないユニークな醸造設備を作り上げました。畑は標高450〜600メートルという、キャンティ・クラッシコで最も高い部類に入る高地に広がる46ヘクタール。この高標高がもたらす冷涼な気候により、フレッシュな酸、華やかな香り、きめ細かなタンニンを備えたワインが生まれます。同家は「オーガニック」という言葉が一般化する以前から自然に寄り添う農法を実践しており、2000年に正式な有機認証取得のプロセスを開始。現在は自社畑のサンジョヴェーゼを中心に、100%有機認証を受けたブドウから最小限の介入で醸造しています。
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www.volpaia.com/Colle Bereto
コッレ・ベレート
ラッダ・イン・キャンティの中心部に位置するコッレ・ベレートは、有機栽培とサンジョヴェーゼの表現にこだわる名門ワイナリーです。約60ヘクタールの敷地には標高の高いブドウ畑が広がり、独特の微気候と石灰質土壌の恩恵を受けています。ピンザウティ家の指揮のもと、エレガントで骨格があり、テロワールを反映したキャンティ・クラシコを生産しています。伝統的なトスカーナの醸造技術と現代の精密さを融合させ、洗練された味わい、長期熟成のポテンシャル、そして際立ったミネラル感で高く評価されています。
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www.collebereto.it/
ペアリング
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ、イノシシ肉のラグー、ジビエのロースト、熟成ペコリーノチーズ。和食では焼き鳥(タレ)や牛すき焼きとも好相性。
よくある質問
- ラッダ・イン・キャンティの特徴は何ですか?
- ラッダはキャンティ・クラッシコの中でも平均標高が高い(多くは400m以上、最高550〜600m)地域で、産地内で最も冷涼な気候を持ち、温暖な地域に比べて酸が高くエレガントなワインが生まれます。
- ラッダ・イン・キャンティは公式なUGAですか?
- はい、ラッダはキャンティ・クラッシコ呼称における公式な地理的追加単位(UGA)の一つで、ラベルに表記できます。
- ラッダの畑の標高はどのくらいですか?
- ラッダの畑は多くが標高400m以上、高いものでは550〜600mに達し、キャンティ・クラッシコの中でも屈指の高標高です。かつてはサンジョヴェーゼの完熟が難しいとされていましたが、今では爽やかな酸を保つ畑として高く評価されています。
- ラッダはキャンティの歴史でどんな位置づけですか?
- ラッダはガイオーレ、カステッリーナと共に、中世の「レガ・デル・キャンティ」を構成した最古の町の一つであり、キャンティワインの発祥地の一つとされています。