パンツァーノ・イン・キャンティ
Panzano in Chianti
伝説の「コンカ・ドーロ」を擁する、キャンティ・クラッシコの心臓部。
パンツァーノ・イン・キャンティは、フィレンツェとシエナの間、標高350〜500mに位置するキャンティ・クラッシコDOCG内の権威あるサブゾーン(UGA)です。南向きの自然の円形劇場状ブドウ畑「コンカ・ドーロ(黄金の盆地)」で世界的に知られています。土壌はガレストロとアルベレーゼに加え、パンツァーノにほぼ限定される稀少な砂岩質「ピエトラフォルテ」を含み、力強い骨格と凝縮した果実味を両立させます。生産者の約95%が有機栽培に取り組んでいます。この微気候とテロワールが、驚くべき凝縮感、エレガンス、熟成ポテンシャルを備えたサンジョヴェーゼを生み出し、トスカーナワインの頂点であるグラン・セレツィオーネの生産地として知られています。
こんな方に: テロワールを反映した骨格のあるサンジョヴェーゼを求める愛好家や、トスカーナの絶景を愛する方に最適です。
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生産者
Candialle
カンディアッレ
1999年、フィンランド出身の醸造家ヤルッコ・ペラネンとドイツ人の妻ヨゼフィンが、キャンティ・クラシコ地区パンツァーノのコンカ・ドーロ渓谷にある歴史ある農園を購入して設立。2002年に初リリースを迎えました。約12ヘクタールの畑(大部分がサンジョヴェーゼ)は有機栽培で管理され、夫妻はパンツァーノをイタリア初の完全オーガニック産地にすることを目指す地元生産者の取り組みの創設メンバーでもあります。セラーでは介入を最小限に抑え、ガレストロやアルベレーゼに富むコンカ・ドーロの土壌を、純粋でエレガント、酸の効いたワインとして表現しています。
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www.candialle.com/Casaloste
カサロステ
カサロステは、キャンティ・クラシコ屈指の名醸区画として知られるパンツァーノの丘に位置する家族経営のワイナリー。1992年、農学者兼醸造家のジョヴァンニ・バッティスタ・ドルシと妻エミリアがこの地を買い取って創業し、1994年にはパンツァーノ地区で初めて有機認証を取得。現在も「パンツァーノ・ヴィティコルトーリ組合(Unione Viticoltori di Panzano)」の活動的なメンバーである。畑は約19ヘクタール(うちブドウ畑約10.5ヘクタール、オリーブ畑約2ヘクタール)で、自社の太陽光発電によりエネルギー自給を実現している。年間約6万本を生産し、キャンティ・クラシコの3等級(アンナータ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ)に加え、フレンチオークで18ヶ月熟成させる100%サンジョヴェーゼのIGT「ドン・ヴィンチェンツォ」なども手掛ける。「Essere piccoli per fare grandi vini(小さくあることが、偉大なワインを生む)」という哲学のもと、丁寧な栽培管理と選果、収穫タイミングの見極めなど、小規模だからこそできる緻密な畑仕事にこだわる。ワイナリー名は、かつて軍事拠点・関税所として使われた13世紀の塔に由来する。
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www.casaloste.com/en/Castello dei Rampolla
カステッロ・ディ・ランポッラ
カステッロ・ディ・ランポッラは、キャンティ・クラシコのパンツァーノ地区にある円形劇場状の渓谷「コンカ・ドーロ」に位置する歴史あるワイナリーで、1739年から一族がこの土地を所有してきました。1960年代半ば、アルチェオ・ディ・ナポリ・ランポッラが自社ワイン造りを開始し、1975年に初のキャンティ・クラシコをリリース。1982年には、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とした革新的なスーパータスカン「サンマルコ」を発表しました。この名は、ヘリコプター事故で亡くなった息子マルコを偲んで名付けられています。1991年のアルチェオの死後、子供のルカとマウリツィアがビオディナミ農法への転換を進め、1995年までに完全ビオディナミに移行。ルドルフ・シュタイナーの思想と、トスカーナの隠修士ジョヴァンニ・ヴァヌッチの教えに影響を受けています。今日、ランポッラはキャンティ・クラシコで最もユニークで哲学的な生産者の一つとされ、エレガンスと張りのある酸、そして卓越した熟成能力を備えたワインで高く評価されています。
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www.castellodeirampolla.it/Cennatoio
チェンナートイオ
チェンナートイオは、キャンティ・クラシコDOCG地区パンツァーノにある家族経営の有機認証畑です。1970年からレアンドロ・アレッシ、ガブリエッラ・アレッシ夫妻が営み、現在は息子エミリアーノも参画。1985年に畑作を本格的なブドウ栽培に転換しました。総面積43ヘクタールのうち約10ヘクタールが南向きのガレストロ(泥灰岩)質土壌のブドウ畑で、サンジョヴェーゼ・グロッソ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローの栽培に適しています。パンツァーノの生産者団体「Unione Viticoltori di Panzano」の加盟生産者で、名高いサブゾーン「コンカ・ドーロ」の個性を体現しています。キャンティ・クラシコ、キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ、スーパータスカン、甘口のオッキオ・ディ・ペルニーチェを生産しています。
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www.cennatoio.it/Fattoria La Quercia
ファットリア・ラ・クエルチャ
ファットリア・ラ・クエルチャは、キャンティ・クラシコ地区パンツァーノ近郊、ペトリオーロ渓谷に1935年に設立された歴史ある家族経営の生産者。ヨーロッパ初の有機ワイン生産地区(バイオディストレット)を形成する「Unione Viticoltori di Panzano(パンツァーノ・ワイン生産者組合)」の一員で、2000年以降畑は4.5haから約46haへと拡大し、オリーブ畑も7haを有する。サンジョヴェーゼ主体のキャンティ・クラシコ(『イル・ケッリーノ』など)に加え、2019年からはモダンなIGTワイン『リナシータ』も生産。有機栽培・低介入の醸造哲学を貫いている。
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www.laquerciachianti.com/Fattoria di Rignana
ファットリア・ディ・リニャーナ
キャンティ・クラッシコの中心地、パンツァーノ・イン・キャンティの銘醸区画「コンカ・ドーロ(黄金の盆地)」に位置するファットリア・ディ・リニャーナは、11世紀にまで遡る記録を持ち、1700年にはすでにブドウ栽培の記録が残る由緒あるエステートです。1965年からゲリッケ家が所有し、現在は3代目のコジモ・ゲリッケが1999年から経営を引き継ぎ、2019年8月からはパンツァーノ・ワイン生産者組合(Unione Viticoltori di Panzano)の会長を務めています。総面積約120ヘクタールのうち約14ヘクタールがブドウ畑で、標高300〜400m、ガレストロと呼ばれる石灰質の粘土質土壌に、サンジョヴェーゼ(70〜75%)を中心にカナイオーロ、メルロー、カベルネ・フランを栽培。2014年からオーガニック認証を取得しています。キャンティ・クラッシコ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネのほか、IGT、ロザート、ビアンコ、受賞歴のあるDOPエキストラバージンオリーブオイルも生産しています。
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rignana.it/en/
ペアリング
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)、熟成ペコリーノチーズ、イノシシのラグー、ジビエのロースト。すき焼きや牛肉の網焼きなど、和食の赤身肉料理とも好相性。
よくある質問
- コンカ・ドーロとは何ですか?
- コンカ・ドーロ(黄金の盆地)は、パンツァーノにある南向きの自然の円形劇場状ブドウ畑で、キャンティ・クラッシコにおけるグラン・クリュ的存在とされています。
- パンツァーノは公式なUGAですか?
- はい、パンツァーノはキャンティ・クラッシコ呼称における11の公式な地理的追加単位(UGA)の一つで、ラベルに表記できます。
- パンツァーノの土壌の特徴は?
- パンツァーノにはほぼ限定的に見られる石灰質砂岩「ピエトラフォルテ」が存在し、ガレストロやアルベレーゼと共に骨格のしっかりしたワインを生み出します。