ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ DOCG
Vernaccia di San Gimignano DOCG
トスカーナ唯一の白DOCG。余韻に残るアーモンドの風味。
ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ DOCGについて
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ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは、トスカーナ州の丘の上の中世都市サン・ジミニャーノ周辺の丘陵地帯で生産される名高い白ワインです。1966年にイタリアで初めてDOCに認定され、1993年にはDOCGへと昇格。トスカーナ州で唯一の白DOCGです。ヴェルナッチャ種を最低85%使用し、爽やかな酸味、ミネラル感、そして後味に感じるアーモンドのようなほのかな苦味が特徴です。鮮新世の砂質土壌というユニークなテロワールがエレガンスと熟成能力を与えており、多くはフレッシュでフルーティーな早飲みタイプですが、リゼルヴァも造られる数少ない白ワインで、熟成により火打石のようなミネラル感が加わります。
こんな方に
地中海料理と合わせながら、洗練されたミネラル感のある白ワインを味わいたい方に最適です。
ペアリング
魚介料理、鶏肉料理、野菜のリゾット、トスカーナ風クロスティーニ、ペコリーノチーズなどと相性が良く、白身魚の刺身や天ぷらなど和食とも好相性です。
生産者
Cappella Sant'Andrea
カッペッラ・サンタンドレア
カッペッラ・サンタンドレアは、トスカーナ州サン・ジミニャーノの一集落カザーレにある家族経営のオーガニックワイナリー。1959年にレオンチーニ家が土地を取得したことに始まり、現在はフラヴィア・デル・セータと、醸造家である夫フランチェスコ・ガルガーニが経営し、1990年には新しいカンティーナを開設した。約8ヘクタールの畑を有機栽培で管理し、地元インプルネータ製のテラコッタ・アンフォラで天然酵母を用いて発酵・熟成させるヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノで特に知られる。カンティーナの一部は第二次世界大戦中の防空壕を改装したもので、トスカーナのワインツアーでも人気の訪問先として、地元料理と合わせたテイスティングを提供している。
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www.cappellasantandrea.it/Casale Falchini
カザーレ・ファルキーニ
1964年、リッカルド・ファルキーニによって設立されたカザーレ・ファルキーニは、トスカーナ州サン・ジミニャーノの城壁からわずか1km足らずに位置する歴史あるワイナリーです。フィレンツェの建築業一家出身のリッカルドは、キャンティで土地を探していた際に偶然この地を見出し、1968年に最初の専用ブドウ畑を開墾しました。1976年には、親友であった著名な醸造家ジャコモ・タキスの助言により、冷却発酵設備を備えた近代的なセラーへ刷新し、同地域でいち早く近代化を果たしました。生産量の約65%は、イタリア初の白ワインDOCGであるヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノに充てられ、看板銘柄「ヴィーニャ・ア・ソラティーオ」「同リゼルヴァ」を生み出しています。ほかにもスーパータスカンの「パレタイオ」「カンポーラ」、キャンティ・コッリ・セネージなど骨格のある赤ワインも手がけています。ヴィナリー・ヴィニタリーでグランド・ゴールドメダルを受賞するなど評価も高く、世界各国へ輸出を続けています。
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www.casale-falchini.it/Fattoria San Donato
ファットリア・サン・ドナート
ファットリア・サン・ドナートは、トスカーナ州サン・ジミニャーノの南の丘陵地に広がる中世集落を舞台にした歴史あるワイナリーで、1932年からフェンツィ家が所有・経営し、現在は4代目が受け継いでいる。畑からオリーブ園、農地に至るまで敷地全体で精密有機農法を実践し、約180ヘクタールの広大な自社農園の中に約20ヘクタールのブドウ畑を有し、オリーブ、果樹、サフラン、穀物なども栽培する。1990年代以降、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノとキャンティ・コッリ・セネージという2つのDOCGを軸に、ヴェルメンティーノIGT、サン・ジミニャーノDOCロッソ、ヴィンサント、ロザート、スプマンテ、ヴェルモット、グラッパなど10種類以上のキュヴェを生産。標高約400メートル、鮮新世(プリオセーヌ)由来の砂質土壌がブドウを育む。敷地内はアグリツーリズモとしても営業し、修復された中世の建物でセラー見学やテイスティング、農園の食材を使ったファーム・トゥ・テーブルの夕食、料理教室を体験できる。
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sandonato.it/en/Fattoria di Fugnano
ファットリア・ディ・フニャーノ
ファットリア・ディ・フニャーノは、トスカーナ州サン・ジミニャーノの丘陵地帯にある家族経営のワイナリー。起源は1254年に記録が残る中世の集落に遡る。近代の礎は、シチリア出身のアンドレア・ペンサベーネ氏(コメンダトーレ)が古い集落を再興するために築いたもので、1997年に孫娘のラウラ氏が23歳でシチリアでの法学の勉強を中断し、祖父の遺志を継いで経営を引き継いだ。約24ヘクタールの畑では主にヴェルナッチャとサンジョヴェーゼを栽培し、コロリーノやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーなどの国際品種も手掛ける。ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ・コンソルツィオ(Consorzio del Vino Vernaccia di San Gimignano)の会員であり、同DOCGの代表的な造り手のひとつとされる。キャンティ・コッリ・セネージやトスカーナIGTの赤・ロゼ、オリーブオイルも生産。収穫はすべて手摘みで、房を丁寧に選別。畝間のカバークロップにより土壌の浸食を防ぐなど、持続可能な栽培にも取り組む。最上級キュヴェ「ドンナ・ジーナ」は、ラウラ氏の祖母に捧げられた名前。
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www.fattoriadifugnano.com/en/Fratelli Vagnoni
フラテッリ・ヴァニョーニ
フラテッリ・ヴァニョーニは、1955年にサンテ・ヴァニョーニによって設立された家族経営のワイナリーです。トスカーナ、サン・ジミニャーノ近郊の小さな集落パンコーレの丘の上に位置し、1965年から自社瓶詰めを開始しました。2011年からは有機認証を取得しています。約42ヘクタールの敷地のうち、16〜20ヘクタール程度がブドウ畑で、残りはオリーブ畑や果樹園、森林が占めており、現在もヴァニョーニ家によって運営されています。代表銘柄はヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノDOCGで、単一畑をバリック熟成させたリゼルヴァ「イ・モカーリ」が看板商品です。ほかにもキャンティ・コッリ・セネージ、サンジョヴェーゼ主体の赤「ソディ・ルンギ」、伝統的な甘口ワインであるヴィンサント・オッキオ・ディ・ペルニーチェを生産。敷地内ではアグリツーリズモの宿泊施設やガイド付き試飲、自家製エキストラバージンオリーブオイルの生産も行っています。
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www.fratellivagnoni.comGuicciardini Strozzi
グイッチャルディーニ・ストロッツィ
グイッチャルディーニ・ストロッツィは、994年の記録にまで遡るクゾーナ(Cusona)を拠点とするトスカーナの歴史的エステートで、千年以上にわたり途切れることなくワイン造りを続けています。世界遺産の街サン・ジミニャーノを拠点とし、1966年にイタリアで最初にDOC認定を受け、1993年には白ワインとして初めてDOCG認定を受けた「ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ」の生みの親として広く知られています。エステートはフィレンツェの名門貴族グイッチャルディーニ家とストロッツィ家(かつてメディチ家のライバルであった一族)が所有し、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』のモデルとされるリザ・ゲラルディーニもこの一族の血縁とされています。テヌータ・ディ・クゾーナを中心に約530ヘクタールを有し、1998年以降はマレンマ(ボルゲリ、スカンサーノ、モンテマッシ)やパンテッレリア島にも生産地を拡大。現在ではキャンティ・クラシコ、キャンティ、ヴェルナッチャ、スーパータスカンなど20種類以上のワインを生産しています。現当主はイリーナ・グイッチャルディーニ・ストロッツィで、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ生産者組合の会長も務めています。
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www.guicciardinistrozzi.it/enIl Colombaio di Santa Chiara
イル・コロンバイオ・ディ・サンタ・キアラ
2002年、トスカーナ州サン・ジミニャーノでロギ家によって設立されたワイナリー。1950年代に少年だった当主マリオ・ロギがシエナ丘陵の畑を耕し始めたことに端を発し、醸造学を学んだ息子アレッシオ・ロギが、古代の巡礼路ヴィア・フランチジェナ沿いに位置する歴史あるサン・ドナート教区の土地を、本格的なワイナリーへと発展させた。21ヘクタールの畑はすべて認証有機栽培で管理されており、トスカーナ唯一の白DOCGであるヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノの精緻な表現で高く評価されている。「ワインの質は土地に根ざしており、セラーではそれを引き出すことしかできない」というマリオ・ロギの哲学のもと、多くのヴェルナッチャをセメントタンクで熟成させ品種本来の個性を守りつつ、洗練されたサンジョヴェーゼ主体の赤ワインも手がける。ガンベロ・ロッソ誌のトレ・ビッキエーリ賞をヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノとして初めて獲得した生産者であり、その後も複数ヴィンテージ・キュヴェで受賞を重ねている。
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colombaiosantachiara.it/en/La Lastra
ラ・ラストラ
ラ・ラストラは、トスカーナ州サン・ジミニャーノにある有機栽培のワイナリー。その原点は1980年代初頭、レナート・スパヌ、クリスティアン・ベッティ、エンリコ・パテルノステル、ヴァレリオ・ゾルツィという友人グループが、中世都市サン・ジミニャーノを取り囲む丘陵とブドウ栽培に情熱を注ぎ始めたことに遡る。10年におよぶ現地での研鑽と実務経験を経て、1994年にナディア・ベッティが夫レナート・スパヌ(農学担当)、弟クリスティアン・ベッティ(醸造担当)、旧友エンリコ・パテルノステル(エノロゴ)とともに正式にワイナリーを設立した。サン・ジミニャーノ周辺に約7ヘクタール、2000年に加わったシエナ近郊のマルチャーノ農園(有機栽培のブドウ畑とオリーブ畑)を合わせて年間約7万本を生産し、その大半をヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノDOCGが占め、ほかにキャンティ・コッリ・セネージDOCGやトスカーナIGT(サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カナイオーロ)も手掛ける。畑は鮮新世(プリオセン)由来の粘土質・石灰質土壌で海生化石を含み、ワインに特有のミネラル感と熟成力を与えている。創業当初から一貫して低介入の有機農法を実践し、生物多様性と土地への敬意を重視する姿勢は、1980年代に始まった創業者たちの持続可能でテロワールを表現するワイン造りというビジョンを今も体現している。マルチャーノではアグリツーリズモとワインテイスティング体験も提供している。
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www.lalastra.it/Mormoraia
モルモライア
モルモライアは、トスカーナ州サン・ジミニャーノの丘陵地帯にある有機栽培ワインエステート。18世紀の修道院を改装した建物を中心に、1980年にミラノの実業家ジュゼッペ(ピーノ)・パッソーニ夫妻が廃墟だった修道院と周辺のブドウ畑を取得したことに始まる。1995年に最初のワイナリーを開設し、2012年からは息子のアレッサンドロ・パッソーニ氏が経営を継承。2013年に有機認証を取得し、以降ワインツーリズムの拠点としても発展してきた。総面積約100ヘクタールのうち、ブドウ畑が約40ヘクタール、オリーブ畑が約10ヘクタールを占め、代表銘柄のヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノDOCG(スアヴィス、オストレア)やキャンティ・コッリ・セネージDOCG(ハウリオ)をはじめ、約10種類のワインとエキストラバージンオリーブオイルを生産する。宿泊施設としても知られ、28室の客室、ウェルネスエリア、プール、ワインバー「レ・ヴォルテ」、レストランを併設し、サン・ジミニャーノの塔を一望できる。
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www.mormoraia.it/Pietraserena
ピエトラセレーナ
1966年、サン・ジミニャーノ北東部、チェルタルドへ向かう街道沿いのカザーレ地区で創業。当初はわずか7ヘクタールの畑からスタートし、現在は隣接する区画を取り込みながら約40ヘクタール(うち約30ヘクタールがブドウ畑)まで拡大した。現在はアリゴーニ家が4代にわたって経営(リグーリア州にルーツを持ち、後にトスカーナへ進出した「アリゴーニ1913」ワインファミリーの一員)。イタリアで初めてDOCに認定されたヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノ(1966年認定)の産地の中心に位置し、この白ブドウを主力としつつ、サンジョヴェーゼを用いたキャンティ・コッリ・セネージDOCGや、代表的なクリュ「カウリオ」「ポッジョ・アル・ヴェント」、メルロー・カベルネ・ソーヴィニヨン・ヴェルメンティーノ・ネーロによるIGTトスカーナ、マルヴァジーア・トレッビアーノによる伝統的なヴィンサント・デル・キャンティDOCまで幅広く生産する。ブルーノ・アリゴーニ氏が確立した環境負荷の少ない農法を受け継ぎ、土地・生産者・環境の健全性を重視。天然酵母での発酵、大型のスラヴォニアオーク樽での熟成を基本とする。
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arrigoni1913.it/en/San Quirico
サン・クイリコ
1860年、ヴィンチェンツォ・ヴェッキオーネがサン・ジミニャーノのテロワールの価値にいち早く着目したことから始まったサン・クイリコは、トスカーナ州サン・ジミニャーノ北西部のパンコレ集落を拠点に、現在はヴェッキオーネ家4代目が営む家族経営のワイナリーです。1974年に自社ラベルでの瓶詰めを開始し、2004年に有機栽培認証を取得、2012年には醸造工程も含めて完全オーガニック認証を得ました。約30ヘクタールの畑には主にヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノを中心に、トレッビアーノ・トスカーノ、マルヴァジーア・ビアンカ、サンジョヴェーゼ、メルロー、シラーが植えられ、爽やかでミネラル感豊かなヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノDOCGから、骨格のあるキャンティ・コッリ・セネージやサン・ジミニャーノ・ロッソまで幅広いワインを生み出しています。
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sanquiricowinery.it/Teruzzi
テルッツィ
1974年、エンリコ・テルッツィと妻カルメン・プトー夫妻が中世都市サン・ジミニャーノ近郊に設立したテルッツィ(旧テルッツィ・エ・プット)は、ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノを素朴な地ワインから「トスカーナ唯一の白DOCG」へと押し上げた立役者的生産者です。サン・ジミニャーノ郊外に約180ヘクタールの畑を有し、うち約60ヘクタールをヴェルナッチャに充てており、これはトスカーナ最大のヴェルナッチャ作付面積です。鮮新世由来の水はけの良い凝灰岩と粘土質土壌が、ワインに特徴的なミネラル感と塩味を与えています。カンパリ・グループ傘下の時代を経て、2016年にテッラ・モレッティ・グループが買収し、ヴェルナッチャの基準的生産者としてのアイデンティティを守りながら醸造設備を近代化してきました。フラッグシップのリゼルヴァ「Sant'Elena」は、標高350mのラッチャーノ地区にある3ヘクタールの単一畑から造られ、澱と共に15〜18ヶ月熟成させることで、ヴェルナッチャならではの爽やかさと熟成ポテンシャルを両立させています。化学肥料や除草剤を使わず緑肥を用いるなど、サステナブルな栽培にも力を入れています。
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www.teruzziwine.com/en/home/
よくある質問
- ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは赤ワインですか、白ワインですか?
- ヴェルナッチャ・ディ・サン・ジミニャーノは白ワインです。
- このワインがトスカーナで特別とされる理由は何ですか?
- トスカーナ州で唯一、白ワインとしてDOCGに認定されているためです。また1966年にイタリアで初めてDOCに認定されたワインでもあります。
- 使用されるブドウ品種は何ですか?
- ヴェルナッチャ種を最低85%使用することが定められており、残り最大15%は認可された他の非アロマティック系白ブドウ品種をブレンドできます。
- 熟成させて飲むことはできますか?
- 多くはフレッシュでフルーティーな早飲みタイプですが、リゼルヴァも造られる数少ない白ワインで、熟成により火打石を思わせるミネラル感やアーモンドのニュアンスが深まります。