山形
Yamagata
デラウェアの聖地・山形が生む、酸鮮やかな日本ワイン
東北地方に位置する山形県は、日本を代表するワイン産地のひとつです。特に南陽市はデラウェアの聖地として知られ、長年にわたる葡萄栽培の伝統があります。寒暖差が大きく日照時間が豊かな気候が、活き活きとした酸と凝縮した風味を持つワインを生み出します。
こんな方に: 産地の個性を感じる、フレッシュでフルーティーな日本のナチュラルワインを楽しみたい方に
アペラシオン
生産者
Bellwood Vineyard
ベルウッドヴィンヤード
2020年、山形県上山市に設立されたベルウッドヴィンヤードは、朝日町ワインで醸造責任者を務めた鈴木氏が立ち上げたワイナリーです。寒暖差が大きく果樹栽培に適した上山市のテロワールを表現することに注力しています。瓶内発酵の「ヴァンペティアン」やスティルワインの「クラシック」、自社栽培・自社醸造の「ドメーヌ・クロッシュ」など多彩なシリーズを展開。無濾過などの手法を積極的に取り入れ、ブドウ本来の旨味を素直に引き出したワイン造りを行っています。
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bellwoodvineyard.com/Pino Collina
ピノ・コッリーナ
「ピノ・コッリーナ」はイタリア語で「松の丘」を意味し、山形県鶴岡市の歴史ある松ヶ岡台地に位置するファームガーデン&ワイナリーです。代表の早坂剛氏は2016年、鶴岡市の「ユネスコ食文化創造都市」認定に伴う国際交流でイタリア・ピエモンテ州バローロを訪れた際、アルプスを背景にした一面のブドウ畑が月山を背景にした松ケ岡の風景と重なり、「この地をブドウ畑にしたい」という夢を抱いたことが始まりです。 松ヶ岡は今から約250年前、戊辰戦争で敗れた庄内藩士たちが刀を鍬に持ち替え、桑畑を開墾した「武士の絹」発祥の聖地。2017年から桑畑を改良してメルロー・ピノ・ノワール・シャルドネの3品種を定植し、その後ソーヴィニョン・ブラン、シラー、ネッビオーロ、ピノ・グリ、ゲヴュルツトラミネールなども加え、7圃場8品種・約10,000本を栽培。2020年に初収穫・醸造を行い、2021年に初ヴィンテージをリリースしました。 醸造哲学は「ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)」。土地の個性を最大限に引き出すため、農薬不使用の栽培と、重力を活用したグラビティフロー製法を採用し、ポンプを使わずワインを丁寧に扱います。剪定した枝をスモークチップにアップサイクルするなど、サステナブルな農業にも積極的に取り組んでいます。 2025年ロンドン開催のIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)では「鶴岡甲州2023」が最高賞のゴールドメダルを受賞。サクラアワード2024金賞、日本女性ワインアワード2022ダブルゴールド、日本ワイナリーアワード2025コニサーズ賞も受賞しています。ワイナリーに併設されたレストランでは、月山の雪景色を望む葡萄畑を眺めながら、自家農園の食材を活かしたフレンチ料理と自社ワインを楽しめます。
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pinocollina.com/Sakai Winery
酒井ワイナリー
山形県南陽市赤湯に根ざす酒井ワイナリーは、1892年(明治25年)創業の東北最古のワイナリーです。酒井家十六代目当主・酒井弥惣が「鳥上坂」と呼ばれる急傾斜地にブドウ園を開いたのは1887年。以来130年以上、この温泉街のただなかで代々ワインを醸し続けてきました。2004年に東京農業大学醸造学科を卒業した五代目・酒井一平氏が家業を継ぎ、創業当時の姿へと立ち返る——野生酵母発酵、無清澄・無濾過・無殺菌、亜硫酸極少量添加。すべてのワインは「バーダップ(BIRDUP)」ブランドのもと、畑に飛来する野鳥の名前を冠してリリースされます。四十雀、尉鶲、緑啄木鳥、灰鷹……それぞれのラベルに赤湯の自然との共生が刻まれています。
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www.sakai-winery.jp/Takahata Winery
高畠ワイナリー
高畠の手作業農園からエレガントなシャルドネ、マスカット・ベーリーA、メルローを産出する山形の最も著名な職人的ワイナリー。
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www.takahata-winery.jp/Takeda Winery
タケダワイナリー
タケダワイナリーは1920年に山形県上山市で創業した、日本を代表するエステートワイナリーです。蔵王連峰のふもと、南東向きの高台に位置する15ヘクタールの自社農園は26区画に細分化され、徹底した土壌管理が行われています。三代目・武田重信氏がシャトー・マルゴーに感銘を受けてボルドー品種の栽培に情熱を注ぎ、1974年の火災後に再出発。1990年についに「シャトー・タケダ」が誕生しました。減農薬・無化学肥料・野生酵母による自然派醸造が特徴です。
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www.takeda-wine.jpWoody Farm & Winery
ウッディファーム&ワイナリー
ウッディファーム&ワイナリーは、蔵王連峰の麓、山形県上山市にあるドメーヌワイナリー。祖先から受け継いだ果樹栽培地で1970年代半ばからぶどう栽培を始め、2013年9月に醸造免許を取得して現在の形になった。約9haの自社畑でぶどうの栽培から醸造・瓶詰めまでを一貫して行い、土地に合う欧州系品種(ヴィニフェラ)を模索しながら、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、アルバリーニョ(東北最大級の作付規模)、プティ・マンサン、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロー、ピノ・ノワールなどを栽培している。補糖・補酸をできる限り行わず、ぶどうと上山の土地本来の味わいをそのままワインに投影することを大切にしている。2023年には宿泊可能なコテージも完成し、ぶどう畑での収穫体験や、アル・ケッチァーノの奥田政行シェフとのコラボランチなど、ワインと食を楽しむ体験も提供している。
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www.woodyfarm.com/Yellow Magic Winery
イエローマジックワイナリー
イエローマジックワイナリーは、山形県南陽市赤湯において2019年9月27日に岩谷澄人によって設立されました。滋賀ヒトミワイナリー、大阪・島之内フジマル醸造での経験を積んだ岩谷は、デラウェアの聖地である南陽市赤湯をその集大成の地として選びました。「黄色魔術醸造所」というワイナリー名には、アジア人・日本人として生まれてよかったと思えるような、この地の個性を宿したワインを造りたいという願いが込められています。「足さず、引かず」の醸造哲学のもと、天然酵母・無添加・無濾過の濁りワインを造り続け、飲む人も造る人も体に負担のない、嘘をつかないワインを追求しています。
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www.yellowmagicwinery.comYuai-kai Winery
友愛会ワイナリー
2024年9月に山形県上山市でオープンした友愛会ワイナリーは、社会福祉法人友愛会が運営するユニークなワイナリーです。障がいのある方々がぶどうの栽培から醸造まで一貫して携わることで、社会参加と就労支援を促進しています。自社畑で収穫されたメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、マスカット・ベーリーA、ナイアガラ、デラウェアなどを100%使用し、「Voyage de YUUAI(ヴォヤージ・ドゥ・ユウアイ)」というブランド名でワインを製造しています。山形の豊かなテロワールを活かしたワイン造りを通じて、地域社会と福祉が融合する新しい価値を創造しています。
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yuuai-kai.or.jp/wine
ペアリング
新鮮な魚介類、鶏の淡白な料理、フレッシュチーズとよく合います。山形の発泡性ワインは特に天ぷらや前菜との相性が抜群。芋煮や山菜料理など地元の郷土料理とも楽しめます。
よくある質問
- 山形ワインの特徴は他の産地と何が違いますか?
- 山形の寒暖差の激しい気候は、ブドウの糖分を凝縮しながら自然な酸も保ちます。長年のデラウェア農業の伝統が醸造家たちに深い栽培知識を与え、フレッシュで生き生きとしたワインが生まれます。
- 山形で多く栽培されているブドウ品種は何ですか?
- デラウェアが山形、特に南陽市を代表する品種です。他にナイアガラ、マスカットベリーA、各種欧州系品種も栽培されています。日本固有の食用品種と欧州品種を掛け合わせた個性的なワインも多いです。
- 山形はナチュラルワインで有名ですか?
- はい。山形は日本のナチュラルワイン運動の中心地のひとつです。イエローマジックワイナリーをはじめ、天然酵母発酵・亜硫酸無添加・マセラシオンといったミニマル介入の手法で、産地の個性を素直に表現したワインを造る生産者が集まっています。