このワインについて
2018年、ミラノ大学とピサ大学の研究者と共同で始まった実験的な『海のワイン』。古代の文献に記されたキオス島の醸造法を再現するプロジェクトで、アンソニカ種のブドウを籐籠に入れてエルバ島沖の海中に約5日間沈めてブルーム(果粉)を落とした後、天日干しし、テラコッタ製アンフォラで果皮とともに6ヶ月間発酵・熟成させる。琥珀色に近い濃い金色で、ヨード香、塩水、海藻、牡蠣、トロピカルフルーツ、アーモンド、カモミール、蜜蝋、地中海の潅木を思わせる複雑な香りを持つ。
初心者向けではなく、アンフォラワインやオレンジワインに親しんだ後に試したい実験的な一本。
ソムリエより
"文字通り『海に育てられた』エルバ島で最も大胆なワイン。他に類を見ない唯一無二の存在。"
どんな場面で?
塩味とヨード香が特徴的なため、生牡蠣やウニ、熟成ハードチーズなど個性の強い料理と合わせるのがおすすめ。実験的な一本なので、冒険的なペアリングが楽しい。
こんなシーンに
ワインイベント、ソムリエの研究会、ナチュールワイン好奇心旺盛な方に
スペック
- ブドウ品種
- Ansonica
- スタイル
- 白
- 価格帯(目安)
- 非売品(実験的な極少量生産のため、通常の市場には流通せず、ワイナリー訪問や特別試飲会での提供が中心)
テロワール・醸造
アンソニカ種のブドウを籐籠に入れて約5日間海中に浸漬。天日干し後、インプルネータ産テラコッタアンフォラで果皮ごと6ヶ月発酵・熟成させる。
よくある質問
- なぜ海に沈めるのですか?
- 海水の抗酸化・殺菌効果によってブドウの果粉(ブルーム)を取り除くためで、古代ギリシャ・キオス島の醸造法を再現しています。
- 市販されていますか?
- いいえ、極めて少量生産の実験的リリースのため、通常の販売網には乗らず、ワイナリー訪問時や特別な試飲会が中心の提供です。
- どんな味わいですか?
- 琥珀色に近い濃い金色で、ヨード香や塩味、トロピカルフルーツ、アーモンド、蜜蝋を思わせる複雑な香りを持ちます。
このワインについて、もっと聞きたいですか?
Vinami のソムリエが、あなたの疑問に答えます。
ソムリエに相談する同じ生産者の他のワイン
Ilagiù
イラジウ
白Procanico · Ansonica · Biancone
エルバ島の農家が古くから栽培してきたプロカニコ、アンソニカ、ビアンコーネの3品種をブレンドしたエルバ・ビアンコDOC。ステンレスタンクで醸造され、フレッシュさを保ちながら、島の日常の食卓に根付いた白ワインの伝統を体現する一本。
Valerius
ワレリウス
白Ansonica
ポルトフェッライオ湾のサン・ジョヴァンニで発見された古代ローマの邸宅『ヴィッラ・デッレ・グロッテ』の所有者、ローマ人ヴァレリウス・メッサラにちなんで名付けられたトスカーナ・ビアンコIGT。アンソニカ種100%を使用し、インプルネータ産テラコッタアンフォラで6ヶ月間果皮に浸したまま長期マセラシオンを行う。
Eraora
エラオラ
白Chardonnay · Incrocio Manzoni
農業研究機関ARSIAおよびCREAとの長年の共同実験から生まれたシャルドネとインクロチオ・マンゾーニ(リースリング×ピノ・ビアンコの交配品種)のブレンド、トスカーナIGT白ワイン。エルバ島初の白ワインのバリック的試み、そして初のマンゾーニ実験ワインとされる。丸みがありドライで、良好な酸を持つ。
Hermia
エルミア
白Viognier
約2,100年前、エルバ島サン・ジョヴァンニのローマ時代の別荘で貯蔵容器(ドリア)に自らの名を刻んだ奴隷カンティニエーレ、エルミアにちなんで名付けられたトスカーナIGTの白ワイン。ヴィオニエ種を800リットルのテラコッタアンフォラで長期間果皮浸漬させた後、瓶内で5ヶ月熟成。粘土での発酵・熟成という古代の手法を現代に蘇らせている。
Arembapampane
アレンバパンパーネ
白Vermentino
オーガニック栽培のブドウから造られるエルバDOCヴェルメンティーノ。ヨードや青リンゴのミネラル香に、火打石や春の花のニュアンスが重なる。軽やか〜中程度のボディに爽やかな酸と長い余韻を持ち、風通しの良い沿岸のテロワールを体現する一本。
Silosò
シロゾ
甘口Aleatico
トスカーナ最新のDOCGのひとつ、エルバ・アレアティコ・パッシート。日当たりと風通しの良いテラス畑で育てたアレアティコ種を使用。ステンレスタンクで発酵後、屋外の棚で10〜14日間自然乾燥させる。輝くルビー色に、赤い果実の煮込み、地中海の潅木、スパイス、カカオ、ラベンダーを思わせる広がりのある香りを持つパッシート(甘口)ワイン。