オルチャ DOC
Orcia DOC
モンタルチーノとモンテプルチャーノの間に隠れたトスカーナの宝石。
オルチャ DOCについて
- 掲載している生産者
- 6軒
2000年に設立されたオルチャDOCは、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノとヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノという名高い産地に挟まれた、ユネスコ世界遺産であるオルチャ渓谷の中心部に位置しています。この地域は、粘土・海砂・マール・石灰岩(アルベレーゼ)など多様な土壌と独自の微気候に恵まれています。ワインはサンジョヴェーゼ種を主体とし、スタンダードなオルチャでは60%以上(オルチャ・サンジョヴェーゼでは90%以上)の使用が義務付けられており、カナイオーロ、コロリーノ、チリエジョーロなどトスカーナ在来品種がブレンドされることもあります。赤ワインのほか、ロゼ、白、伝統的な甘口ヴィンサントも生産されます。トスカーナ南部の美しい丘陵地帯を反映した、エレガントでバランスの取れたワインとして高く評価されています。
こんな方に
エレガントなサンジョヴェーゼを求めるワイン愛好家や、トスカーナの美しい田園風景を愛する方に最適です。
ペアリング
ローストした赤身肉、ジビエ料理、熟成したペコリーノチーズ、イノシシのラグーソースをかけたピチ(トスカーナの太麺パスタ)などの郷土料理に加え、脂ののった和牛のグリルや味噌煮込み料理とも好相性。
生産者
Cantina Campotondo
カンティーナ・カンポトンド
2000年にパオロ・サルヴィウッチ氏が、ヴァル・ドルチャとモンテ・アミアータの間に位置するカスティリオーネ・ドルチャの一集落カンピリア・ドルチャに設立した家族経営の小規模ワイナリー。現在は娘のエレナ・サルヴィウッチ氏が運営を引き継いでいる。畑はわずか2.5ヘクタールで、伝統的なアルベレッロ(株仕立て)を採用し、サンジョヴェーゼとコロリーノを中心に、少量のメルローとシャルドネも栽培。年間約11,000本を生産し、すべてオルチャDOCの規定内で造られる。フラッグシップの赤「イル・トッコ・リゼルヴァ2017」はAIS(イタリアソムリエ協会)のヴィターエ・ガイド2022で最高評価「4ヴィーティ」を獲得。小規模ながら職人気質と土地への敬意を貫く造りが特徴。
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www.cantinacampotondo.it/en/Fattoria del Colle
ファットリア・デル・コッレ
ファットリア・デル・コッレは、シエナ近郊トレクアンダ、クレーテ・セネージとヴァル・ドルチャに挟まれた場所にある336ヘクタールの歴史的エステートで、ドナテッラ・チネッリ・コロンビーニが所有し、現在は娘のヴィオランテ・ガルディーニと共に運営している。敷地は1592年、ドナテッラの祖先にあたるソチーニ家によって建てられ、1998年にワイナリーとして再建。モンタルチーノのカザート・プリメ・ドンネと並び、イタリアで初めて女性のみで運営される2つのワイナリーの一つとなった。336ヘクタールのうち畑は17ヘクタール、オリーブ園6ヘクタールで、太陽光発電や低銅使用など持続可能な有機農法を実践している。サンジョヴェーゼを中心にキャンティ・スペリオーレDOCGとオルチャDOCを生産し、ドナテッラが一世紀以上の断絶を経て復活させたことで知られる土着品種「フォリア・トンダ」も特徴的。看板となるオルチャDOCのブレンド「チェネレントラ」は、フレッシュで軽やかなサンジョヴェーゼと、より濃く スパイシーなフォリア・トンダを組み合わせた、土地の個性が際立つ赤ワイン。収穫したブドウは約1時間以内に醸造所へ運ばれ、区画ごとに温度管理されたステンレスタンクで天然酵母により個別発酵させた後、フレンチオークで熟成させる。ワイン造りにとどまらず、16世紀の邸宅と礼拝堂を中心に、レストラン、スパ、料理教室、宿泊用アパートメントを備えた複合アグリツーリズモ施設としても運営されている。
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www.cinellicolombini.it/en/wineries-and-wines/fattoria-del-colle/Podere Forte
ポデーレ・フォルテ
ユネスコ世界遺産オルチャ渓谷の中心、カスティリオーネ・ドルチャ近郊に位置するポデーレ・フォルテは、1997年にパスクアーレ・フォルテ氏が創設した名門ビオディナミワイナリーです。ルドルフ・シュタイナーの人智学とリディア&クロード・ブルギニョン夫妻による土壌研究に基づき、古来の知恵と最先端技術を融合。約500ヘクタールの循環型農園のうち、ブドウ畑はわずか16ヘクタール程度です。石灰質・片岩質の高標高畑で育つサンジョヴェーゼを主体に、カベルネ・フラン、メルローも栽培し、5階建ての重力式醸造所で丁寧に醸造されます。デメター認証のビオディナミ農法とICEAオーガニック認証を取得しており、ペトルッチ、グアルディアヴィーニャ、ペトルッチーノ、ロッカ・ドルチャ・ヴィッラッジョ等、エレガンスとオルチャ渓谷のテロワールを深く表現するワインを生み出しています。
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podereforte.it/Poggio Grande
ポッジョ・グランデ
ポッジョ・グランデは、ユネスコ世界遺産オルチャ渓谷の中心、カスティリオーネ・ドルチャに位置する家族経営のオーガニックワイナリーです。1999年、オルチャDOCの設立者の一人でもあるルカ・ザンペリーニ氏が創業し、現在は娘のジュリッタ氏と共に経営しています。6ヘクタールのブドウ畑、4ヘクタールのオリーブ畑、20ヘクタールの耕作地を有し、トスカーナの農の伝統を大切にしながら、土壌ごとに適した品種を見極めて栽培しています。代表銘柄「セステルツォ」は、畑内で最良の区画「ゾーナ・デッラ・リーパ」から生まれる単一畑・サンジョヴェーゼ100%のワインで、樽で12ヶ月熟成。完熟チェリー、干しプラム、タバコ、ホワイトチョコレートの香りとエレガントで滑らかなタンニンが特徴です。
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www.aziendapoggiogrande.it/Pometti
ポメッティ
1998年、シエナ近郊トレクアンダに創業した家族経営のワイナリー、ポメッティ。標高約350mのヴァル・ドルチャの丘陵地に11ヘクタールの畑を所有し、風通しの良い冷涼な微気候がサンジョヴェーゼの栽培に適しています。2020年の収穫以降、全ワインがオーガニック認証を取得。太陽光発電と独自の植物浄化システムを導入し、持続可能性にも力を入れています。代表銘柄「Centosei(106)」はサンジョヴェーゼ約90%とカベルネ・ソーヴィニヨン10%をブレンドしたOrcia DOCの赤ワインで、フレンチオーク樽(バリック)で約12ヶ月熟成させます。ワインに加えオーガニックのエキストラバージンオリーブオイルも生産し、家族の伝統とトスカーナ流のホスピタリティを大切にしたアグリツーリズモも展開しています。
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www.pometti.it/Roberto Mascelloni
ロベルト・マシェッローニ
ロベルト・マシェッローニは、トスカーナのヴァル・ドルチャの中心、カスティリオーネ・ドルチャにある小さな家族経営の有機農園「ポッジョ・アル・ヴェント」を営んでいます。1961年に一家がこの歴史ある農家を購入し、1960年代からワインの瓶詰めを開始。2000年2月14日にオルチャDOCの認定を勝ち取った創設10生産者の一人となりました。アグリツーリズモやオリーブ畑も併設する約13ヘクタールの有機認証畑で、サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、そして希少な土着品種フォリア・トンダを栽培し、年間約15,000本を生産しています。エントリーワイン「01 サンジョヴェーゼ」と、フラッグシップのブレンド「アルチェーレ」(サンジョヴェーゼ約90%にフォリア・トンダとメルローをブレンド)には、ロベルト自身がアーチェリーのチャンピオンだったことにちなんだ弓兵(射手)の紋章が描かれています。注意: カスティリオーネ・ドルチャのこの「ポッジョ・アル・ヴェント」は独立した小規模有機生産者であり、モンタルチーノのコル・ドルチャが手がける同名の単一畑ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァとは全く別の生産者です。
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www.poggioalvento.net/
よくある質問
- オルチャDOCの主要なブドウ品種は何ですか?
- オルチャDOCの主要なブドウ品種はサンジョヴェーゼで、標準的なオルチャでは60%以上、オルチャ・サンジョヴェーゼでは90%以上の使用が義務付けられています。
- オルチャは近隣の有名な産地とどう違いますか?
- オルチャはモンタルチーノとモンテプルチャーノのスタイルを繋ぐ独自のテロワールを持ち、エレガンスと地域性に重点を置いています。
- オルチャDOCにはどんなスタイルがありますか?
- 赤(ロッソ)、早飲みタイプの赤(ノヴェッロ)、白(ビアンコ)、伝統的な甘口ヴィンサントの4スタイルがあり、24か月以上熟成させるリゼルヴァもあります。
- オルチャDOCは初心者にもおすすめですか?
- はい。オルチャは『まだ知られざる』サンジョヴェーゼ産地で、隣接するモンタルチーノやモンテプルチャーノに比べて手頃な価格で、バランスの取れた飲みやすいワインが楽しめます。