モンテプルチャーノ
Montepulciano
トスカーナの高貴な丘の町が育むサンジョヴェーゼの気品。
モンテプルチャーノは、トスカーナ州南東部シエナ県にある歴史的な丘の上の町で、名高いDOCG「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」の産地として知られています。ブドウ畑はヴァル・ドルチャの縁、標高250〜600メートルに位置し、粘土質と砂質土壌が水はけの良さと大きな寒暖差をもたらします。主要品種はサンジョヴェーゼの地域クローンであるプルニョーロ・ジェンティーレで、ブレンドの70%以上を占める必要があり、エレガンスと骨格、優れた熟成能力を備えたワインを生み出します。この地でのワイン造りはエトルリア時代にまで遡り、町に残る地下カンティーナは今も現役のワイン文化の一部です。
こんな方に: しっかりとした骨格を持ち熟成に向くサンジョヴェーゼ主体の赤ワインを好む方、キャンティ以外のトスカーナの歴史あるワインの町を探求したい方に最適です。
アペラシオン
Rosso di Montepulciano DOC
ロッソ・ディ・モンテプルチャーノ
ロッソ・ディ・モンテプルチャーノDOCは、1989年に制定されたトスカーナ州シエナ県のアペラシオンで、「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」の早飲みタイプにあたる産地です。主要品種はサンジョヴェーゼ(地元名プルニョーロ・ジェンティーレ)で、ブレンドの70%以上を占める必要があり、カナイオーロ・ネロなど地元品種が補助的に使われます。ヴィーノ・ノービレが約2年の熟成を要するのに対し、ロッソ・ディ・モンテプルチャーノはリリースまで約4ヶ月と短く、果実味豊かで柔らかいタンニンの親しみやすいワインに仕上がります。モンテプルチャーノの町を囲む同じ丘陵の畑で造られ、手頃な価格と短い待ち時間でこのテロワールを味わえる入口的存在です。
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Vin Santo di Montepulciano DOC
ヴィン・サント・ディ・モンテプルチャーノ
ヴィン・サント・ディ・モンテプルチャーノDOCは、トスカーナ州シエナ県で生産される名高いイタリアのデザートワインです。主にトレッビアーノとマルヴァジアのブドウを収穫後に陰干しし、糖度を高めてから醸造されます。熟成は「カラテッリ」と呼ばれる小さな木樽で数年間行われ、ドライフルーツ、蜂蜜、ナッツの香りが重なる複雑で酸化的なスタイルが特徴です。また、サンジョヴェーゼを主体とした希少な「オッキオ・ディ・ペルニーチェ(ヤマウズラの目)」もこの産地の重要な一部であり、琥珀色がかったロゼ色の濃厚なデザートワインとして高く評価されています。
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生産者
Contucci
コントゥッチ
モンテプルチャーノの中心部、ピアッツァ・グランデのすぐそばに位置するコントゥッチは、この地域で最も古い生産者の一つ。家系のルーツは1008年まで遡り、現在は41代目が経営を担っています。拠点となる16世紀のパラッツォ・コントゥッチは建築家アントニオ・ダ・サンガッロによって設計され、アンドレア・ポッツォによるフレスコ画で飾られています。館の地下にはモンテプルチャーノの旧市壁に組み込まれた13世紀のセラーが広がり、フレンチオークとスロベニアンオークでワインを熟成させます。コントゥッチはヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノの名声を築いた歴史的な家系の一つとされ、地元でプルニョーロ・ジェンティーレと呼ばれるサンジョヴェーゼの個性を伝統的で低介入な醸造により表現し、エレガンスとストラクチャー、優れた熟成能力を備えたワインを生み出しています。
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www.contucci.it/en/Dei
デイ
1964年にアリブランド・デイがモンテプルチャーノのボッソーナ畑を取得したことに始まる名門ワイナリー、デイ(カンティーネ・デイ)。現在は孫娘カテリーナ・デイが経営を率いる。ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノを代表する生産者の一つで、標高400mに広がる23ヘクタールのボッソーナ畑を含む5つの畑、約60ヘクタールを所有。看板ワイン「ボッソーナ・リゼルヴァ」の産地として知られる。2018年に有機栽培に転換し2021年に認証取得、その後Equalitasのサステナビリティ認証も取得。ヴィッラ・マルティエーナにある地元産トラバーチン大理石造りの重力式ワイナリーは、産地を象徴する建築としても有名。
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www.cantinedei.it/Poderi Boscarelli
ポデーリ・ボスカレッリ
1962年にエジディオ・コッラーディによって設立されたポデーリ・ボスカレッリは、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチャーノの最高峰生産者の一つとして広く認められています。チェルヴォニャーノ地区に位置する同エステートは、サンジョヴェーゼにエレガンス、複雑味、そして長期熟成のポテンシャルを与える独自の土壌と微気候に恵まれています。伝統的な手法と現代的な精密さを融合させ、モンテプルチャーノのテロワールを表現することに注力しています。「イル・ノビレ」や名高い「コスタ・グランデ」などのフラッグシップワインは、洗練されたタンニンと芳醇な香りで常に高い評価を受けており、同地域のベンチマークとしての地位を確立しています。
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www.poderiboscarelli.com/Salcheto
サルケート
モンテプルチャーノの中心部に位置するサルケートは、環境サステナビリティとオーガニック栽培への献身で知られる先駆的なワイナリーです。世界で初めてカーボンフットプリントを算出したワイナリーとして有名であり、革新的な「オフグリッド」セラー技術を導入しています。ミケーレ・マネッリ氏の指揮のもと、サンジョヴェーゼ種の純粋さを表現したエレガントなヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノを生産しています。伝統的なトスカーナのワイン造りと現代の環境責任を融合させ、環境負荷を最小限に抑えつつ、テロワールの個性を最大限に引き出したワインを造り上げています。
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www.salcheto.it/
ペアリング
牛肉のタリアータやすき焼き、猪や鴨のロース、きのこの炊き込みご飯、味噌煮込み料理、熟成チーズなどと好相性。豊かな酸とタンニンが脂の乗った和食の煮込み料理にもよく合う。
よくある質問
- モンテプルチャーノ・ダブルッツォとヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノは同じですか?
- 全く異なります。モンテプルチャーノ・ダブルッツォはアブルッツォ州でモンテプルチャーノ種から造られるワインであり、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノはトスカーナ州モンテプルチャーノの町でサンジョヴェーゼ種(プルニョーロ・ジェンティーレ)を主体に造られるワインです。
- ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノの味わいは?
- バランスの良いミディアム〜フルボディで、生き生きとした酸、熟した赤いチェリーやプラムの果実味、微かな土やレザーのニュアンスを持ち、熟成とともに複雑さを増す長い余韻が特徴です。
- モンテプルチャーノの主要品種は何ですか?
- サンジョヴェーゼの地域クローンであるプルニョーロ・ジェンティーレが主要品種で、ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノではブレンドの70%以上を占める必要があります。
- モンテプルチャーノのワインにはどんな料理が合いますか?
- 牛肉や仔羊のグリル、猪肉のラグーパスタ、ポルチーニ茸のリゾット、熟成ペコリーノチーズなどとよく合います。和食では味噌煮込みや脂の乗った肉料理とも好相性です。
- モンテプルチャーノを訪れてワインテイスティングをするのに良い時期は?
- 穏やかな気候の春(4〜5月)と秋がワイナリー巡りに最適です。夏は乾燥した晴天が続きますが、7〜8月は内陸部特有の強い暑さになることがあります。