モンテフィオラッレ
Montefioralle
グレーヴェ上部の城壁村が生む、華やかでエレガントなサンジョヴェーゼ。
モンテフィオラッレは、2021年に制定されたキャンティ・クラッシコDOCGの11の公式UGA(地理的追加単位)の一つ。畑はグレーヴェ・イン・キャンティ自治体内にあり、その中心にある11世紀創建の城壁都市(1250年にはキャンティ同盟の本拠地)にちなんで名付けられているが、モンテフィオラッレは「グレーヴェUGA」の下位区分ではなく、独立して認定された、隣接する対等なUGAである。11UGA中2番目に小さく、畑はグレーヴェ渓谷とペーザ渓谷を隔てる尾根沿いに広がり、標高はグレーヴェ川沿いの約200mからパッソ・テスタレプレ付近の540mまで及ぶ。土壌はピエトラフォルテ(砂岩質、パンツァーノ境界や村付近に多い)とアルベレーゼ・ガレストロの石灰質粘土が混在する。この土壌が生むサンジョヴェーゼは、柔らかく洗練されたタンニン、華やかなフローラル香、そして少しスパイシーで滋味深い果実味が特徴で、力強さよりもエレガンスを体現する。標高が上がるほど骨格と複雑味が増す。なお、ラモーレ・ヴァリアーリと並び、モンテフィオラッレのUGA名がラベルに表示可能になるのは2024ヴィンテージ(2027年リリース)からで、他のUGAより3年遅れとなる。
こんな方に: 力強さより、華やかで柔らかなタンニンの上品なキャンティ・クラッシコを好む方に。
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生産者
Altiero in Chianti
アルティエーロ・イン・キャンティ
アルティエーロ・イン・キャンティは、キャンティ・クラシコの中心地、グレーヴェ・イン・キャンティ地区モンテフィオラッレ集落にある家族経営の小規模オーガニックワイナリー。オーナーのパオロ・バルディーニが、この土地を耕していた祖父アルティエーロの名を冠して名付けた。一家は1984年に自家消費用のワイン造りを開始し、2001年に父マウリツィオが事業化、2005年からはパオロが経営を引き継いでいる。畑はすべてモンテフィオラッレ地区内にあり、ミネラル分豊富な土壌と恵まれた微気候、丘陵地の好立地を生かして有機栽培を実践している。樹齢の若いサンジョヴェーゼを主体に、樹齢30年を超える区画も一部あり、単一品種IGT「ブッラスカ」用にメルローも少量栽培する。キャンティ・クラシコ(アンナータ、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ)、ロザート、IGTワインに加え、エキストラバージンオリーブオイルとオーガニックコスメの小規模ラインも生産。生産量の約8割は直売で、予約制のセラー見学・試飲も受け付けている。
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www.altieroinchianti.it/Azienda Agricola Montefioralle
アジエンダ・アグリコーラ・モンテフィオラッレ
アジエンダ・アグリコーラ・モンテフィオラッレは、キャンティ・クラッシコの中心地、グレーヴェ・イン・キャンティ地区にある中世の丘上集落モンテフィオラッレのすぐ麓に位置する、小規模な家族経営ワイナリーです。1964年、レナート・シエニが数世紀にわたり教区教会が管理していたブドウ畑を引き継いだことに始まり、現在はシエニ家の三代目にあたるアレッシアとロレンツォが経営を担っています。栽培面積は4ヘクタール弱、2019年よりオーガニック認証を取得し、年間生産本数は1万5000本未満に抑え、コンクリートタンクでの発酵や古樽での熟成など伝統的で介入の少ない醸造を貫いています。ラインナップはサンジョヴェーゼを主体としたキャンティ・クラッシコDOCG、リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ、ヴィン・サント・デル・キャンティ・クラッシコ、そして「イル・グエリーノ」など限定醸造のスーパータスカンです。
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www.montefioralle.wine/Le Palaie
レ・パライエ
レ・パライエは、グレーヴェ・イン・キャンティを見下ろす丘陵地にある歴史的な集落モンテフィオラッレに位置する、小規模な家族経営ワイナリーです。1993年にマルコ・ブッソッティによって設立され、約2ヘクタールのブドウ畑(主力品種サンジョヴェーゼ・グロッソに加え、少量のメルローとカベルネ・ソーヴィニヨン)と3ヘクタールのオリーブ畑を所有し、現在はマルコの息子ダヴィデと孫アンドレアが経営を引き継いでいます。モンテフィオラッレに特徴的なアルベレーゼとガレストーロの土壌を尊重し、低介入・伝統的な手法でキャンティ・クラシコDOCGおよびIGTトスカーナワイン、そしてエキストラバージンオリーブオイルを生産しています。モンテフィオラッレ・ワイン生産者協会(Associazione Viticoltori Montefioralle)のメンバーであり、同協会が主催するワインフェスティバル「モンテフィオラッレ・ディヴィーノ」にも定期的に参加しています。
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www.lepalaiechianti.it/Villa Calcinaia
ヴィッラ・カルチナイア
ヴィッラ・カルチナイアは、キャンティ・クラシコの中心地、グレーヴェ・イン・キャンティ村にある中世の集落モンテフィオラッレの近くに位置する歴史ある造り手で、1524年以来カッポーニ伯爵家が所有しています。現当主はセバスティアーノ・カッポーニ伯爵(弟のニッコロと共に経営)で、1992年から経営を担い、畑を有機農法に転換。2014年ヴィンテージからブドウが有機認証を取得しています。約30ヘクタール(約75エーカー)の畑にはサンジョヴェーゼを主体に、カナイオーロ、メルロー、少量の白品種が植えられています。ブドウは手摘みで収穫され、天然酵母による自然発酵を行い、区画ごとに大樽やトノーで別々に熟成させます。ヴィッラ・カルチナイアは、キャンティ・クラシコの追加地理的単位(UGA)のひとつであるモンテフィオラッレ地区の個性を発信する生産者団体「アソシアツィオーネ・ヴィティコルトーリ・モンテフィオラッレ」(約14生産者が加盟)の創設メンバーです。キャンティ・クラシコDOCG、リゼルヴァ、単一畑のグラン・セレツィオーネのほか、オリーブオイルやハチミツも生産しています。
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conticapponi.it/en/villa-calcinaia/
ペアリング
鶏の香草ロースト、牛肉のたたき、すき焼き、出汁の効いた筑前煮など、しっかりした旨みはあるが脂の重すぎない和食料理と好相性。柔らかなタンニンが照り焼きのタレとも馴染みやすい。
よくある質問
- モンテフィオラッレはグレーヴェUGAの一部ですか?
- いいえ。畑はグレーヴェ・イン・キャンティ自治体内にありますが、モンテフィオラッレはキャンティ・クラッシコの11の公式UGAの一つとして独立して認定されており、隣接するグレーヴェUGAとは別の区分です。
- モンテフィオラッレのサンジョヴェーゼの特徴は?
- ピエトラフォルテ砂岩とアルベレーゼ・ガレストロ石灰質粘土が混在する土壌、標高最大540mという立地から、力強さより柔らかなタンニンと華やかな香り、スパイシーで滋味深い果実味を持つワインが生まれます。
- モンテフィオラッレの名前はいつからラベルに表示できますか?
- モンテフィオラッレはラモーレ・ヴァリアーリと並び、2024ヴィンテージ(2027年リリース)から初めてUGA名をラベルに表示できるようになり、他の8つのUGAより3年遅れとなります。
- モンテフィオラッレ村の歴史的な特徴は?
- 11世紀に築かれた城壁集落で、1250年にはキャンティ同盟(レガ・デル・キャンティ)の本拠地となりました。円形のメインストリートにはヴェスプッチ家ゆかりの邸宅も残っています。