サンタムール
Saint-Amour
エレガンスと繊細さを備えた、ボジョレー最北のロマンチックなクリュ。
サンタムールは、ボジョレーの10あるクリュの中で最北かつ最小規模のひとつで、マコネとの境界に位置し、クリュの中で唯一ソーヌ=エ=ロワール県に属します。約320ヘクタールの畑は花崗岩、粘土、片岩、石灰岩といった多様な土壌に広がり、ワインに複雑味を与えています。ガメイ種のみから造られ、赤系果実やピオニー・アイリスのようなフローラルな香りの軽やかなスタイルと、長めのマセラシオンによるスパイシーでキルシュを思わせる、5年以上の熟成にも耐える骨格のあるスタイルの2タイプがあります。「聖なる愛」を意味するロマンチックな名前から、バレンタインデーのワインとして世界的に有名です。
こんな方に: ロマンチックなディナーやバレンタインデー、エレガントで果実味豊かな赤ワインを好む方に最適です。
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生産者
Domaine Cédric Vincent
ドメーヌ・セドリック・ヴァンサン
2010年にセドリック・ヴァンサンがプイィ・ル・モニアルで設立したドメーヌ。南のピエール・ドレ地区から北のムーラン・ナ・ヴァンまで、サン・タムールやモルゴンを含む計12ヘクタールの畑を所有。ボーヌで生産者向けコンサルタントを務めた経験を持つセドリックは、家族の畑の伝統と醸造学の知見、各地での醸造経験を融合させています。除草剤・殺ダニ剤・防腐剤を長年使用せず、有機農法への転換中でビオディナミ的な農法も一部取り入れた持続可能な栽培を実践。シャルドネ100%のボジョレー・ブランが生産量の約6割を占め、樹齢50〜120年の花崗岩質土壌の古樹から生まれる個性的なクリュ・ボジョレー赤(一部アンフォラ熟成)も手がけています。オスピス・ド・ボーヌのワインオークションで「若手有望株」に2度選出(2010年・2014年)、2015年にディシプル・デスコフィエ、2017年にコレージュ・キュリネール・ド・フランスに加盟。
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www.cedricvincent.com/Domaine Franck Juillard
ドメーヌ・フランク・ジュイヤール
ドメーヌ・フランク・ジュイヤールは、ボジョレー地区ジュリエナのレ・キャピタンに拠点を置く家族経営の生産者です。醸造家の息子であったフランク・ジュイヤールが1992年、3.5ヘクタールから設立し、現在はジュリエナやサン・タムールを含むボジョレーの複数クリュとマコネ地区に約12ヘクタールの畑を所有しています。ギド・アシェット(Guide Hachette des Vins)にサン・タムールおよびジュリエナの実力派生産者として紹介されており、温度管理されたステンレスタンクや空気圧式プレス機を用いて、フレッシュで果実味豊かな赤・白ワインを生産しています。
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Domaine de la Cave Lamartine
ドメーヌ・ド・ラ・カーヴ・ラマルティーヌ
サンタムール・ベルヴューに位置する家族経営のドメーヌ。1965年にポール&ベルナデット・スペイ夫妻によって設立され、敷地は詩人・政治家アルフォンス・ド・ラマルティーヌの家系ゆかりの地とされる。2016年に次世代のレイチェル・アメとクリストフ・スペイが営む隣接ドメーヌと統合し、現在は「ドメーヌ・アメ=スペイ」の名で運営されているが、歴史的な看板であるカーヴ・ラマルティーヌの名を冠したキュヴェを引き続き生産している。18ヘクタールの畑からサンタムール、ジュリエナ、ムーラン・ナ・ヴァン、プイィ・フュイッセ、ブルゴーニュ・ブラン、クレマン・ド・ブルゴーニュを産出し、代表銘柄はサンタムール「ヴェール・レグリーズ」。
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hamet-spay.frDomaine de la Pirolette
ドメーヌ・ド・ラ・ピロレット
ドメーヌ・ド・ラ・ピロレットは、ボジョレー地区サン・タムール村を代表する大規模かつ評価の高い生産者で、その起源は1600年代にまで遡ります。名称は敷地に自生する白い野草「ピロル」に由来します。2013年にグレゴリー・バルベとヴィルジニー・バルベ夫妻がドメーヌを引き継ぎ、除草剤・殺虫剤の使用を全廃、2019年にはHVE(高環境価値)認証を取得しました。ほぼ全てをガメイ種が占める15ヘクタールの畑は、砂岩・青色石を含む砂利質土壌、粘土質、風化したピンク花崗岩など多様なテロワールに恵まれ、南〜南東向きの斜面に広がっています。「ル・カルジョ」「ラ・プレット」「ラ・ピロレット」という象徴的な区画は個別に醸造・瓶詰めされ、サン・タムールを真のボジョレー・クリュとして再評価させた立役者の一つとされています。
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domainedelapirolette.com/en/Domaine des Vignes du Paradis
ドメーヌ・デ・ヴィーニュ・デュ・パラディ
ドメーヌ・デ・ヴィーニュ・デュ・パラディは、ボジョレー最北のクリュ、サン・タムールに位置する家族経営のドメーヌ。当主パスカル・デュラン(Pascal Durand)は、1864年からサン・タムール村でブドウ栽培を営む家系の5代目にあたる。ドメーヌ名は、畑があるサン・タムール・ベルヴュー村の丘陵地の集落名「アン・パラディ(En Paradis/「楽園にて」の意)」に由来する。パスカル・デュランは1999年に自身の名でドメーヌを設立し、現在は約4.5haの丘陵畑を管理。大半はサン・タムールおよびボジョレー・ヴィラージュ用のガメイで、少量のシャルドネ(ブルゴーニュ・ブラン用)も栽培する。ブドウは手摘みで収穫し、有機栽培を実践。1910年製のアンティークな竪型圧搾機を用い、果実味を活かしながら渋いタンニンの抽出を抑えた醸造を行う。2018年ヴィンテージのサン・タムールは、2020年のコンクール・ジェネラル・アグリコル・ド・パリで金賞を受賞した。
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www.saint-amour-en-paradis.com
ペアリング
ローストチキン、シャルキュトリー、鮭のグリル、キノコのリゾット、ソフトチーズ、焼き鳥(タレ)、鴨南蛮。
よくある質問
- サンタムールはバレンタインデー専用のワインですか?
- いいえ。ロマンチックな名前からバレンタインに絶大な人気がありますが、エレガントな構造を持つ高品質なクリュとして、一年を通じてあらゆるシーンで楽しめます。
- サンタムールにはどのブドウ品種が使われていますか?
- 他のボジョレーのクリュと同様、赤ワインはガメイ・ノワール・ア・ジュ・ブラン種のみから造られます。
- サンタムールはどこにありますか?
- ボジョレー10クリュの最北端、マコネとの境界にあるサンタムール=ベルヴュー村周辺に位置し、クリュの中で唯一ソーヌ=エ=ロワール県に属します。
- サンタムールは熟成できますか?
- はい。軽やかなスタイルは2〜3年以内が飲み頃ですが、長めのマセラシオンで造られる骨格のあるスタイルは5年以上の熟成でさらに魅力を増します。
- サンタムールはどんな味わいですか?
- ラズベリーやチェリーなどの赤系果実、ピオニーやアイリスのフローラルな香り、シルキーな口当たりが特徴です。骨格のあるタイプではスパイスやキルシュのニュアンスも感じられます。