じきの畑
Jiki no Hatake
自然との共生を体現する、余市の有機ワイン農家
じきの畑は、北海道余市に2017年4月に設立された小規模有機ワイン農家。創業者は2015年に家族とともに余市に移住し、2年間の農業研修を経て登り地区の丘の上でヴィニフェラ品種の栽培を始めました。「じき」という名前は「季」「直」「喰」の三つの意味を持ち、自然との共生という哲学を体現しています。全圃場が有機JAS認証取得済み。野生酵母発酵、ゼロまたは最小限の亜硫酸添加、無ろ過ボトリングが全ワインの基本。2024年ヴィンテージからは100%自社畑のブドウを使用。羊を飼い堆肥を循環させる農業も実践。醸造は岩見沢の10Rワイナリーと連携し、毎年10〜11月に2ヶ月間の集中修行を重ねています。
www.jiki.wine/ ↗キュヴェ
Yuu
夕
赤Zweigelt
じきの畑がツヴァイゲルト100%で醸す単一品種赤ワイン。余市の涼しい気候で伸び伸びと育ったオーストリア原産の品種が、「夕(ゆう)」という名のもとで静かで大人びた表情を見せます。2021年ヴィンテージは全醸造期間44日(コールドソーキング22日+発酵22日)、選択的なルモンタージュで渋みを制御した繊細な仕上がり。ブラッドオレンジの香り、バランスの取れたタンニン、落ち着いたエレガントなフィニッシュが特徴。
Kasumi
霞
白Grüner Veltliner
グリューナー・フェルトリーナー100%の亜硫酸無添加白ワイン。初リリースまで樹齢5年を要した、じきの畑の到達点を示す一本。「霞(かすみ)」という名前は二つの意味を持つ:葡萄畑を包む朝霧と、有機農業の大敵「ツマグロアオカスミカメ」(害虫)。この虫と戦うのではなく共存することを選んだ醸造家の哲学が名前に宿っています。収穫からボトリングまで一切の亜硫酸無添加。ミネラル感豊かで爽やかな酸、青リンゴと冷涼気候特有のホワイトペッパーのニュアンス。年間生産量は80本前後という極少量生産。
Jiki no Hatake Blanc
じきの畑 白
白Chardonnay · Müller-Thurgau
余市で有機農業を実践するじきの畑の白ワイン。農薬・除草剤不使用の畑で育てたブドウを使用。
Jiki no Hatake Rouge
じきの畑 赤
赤Pinot Noir
じきの畑の有機栽培ピノノワール。最小限の介入で仕上げたナチュラルスタイルの赤ワイン。
Meguru
環
白Chardonnay · Sauvignon Blanc · Pinot Blanc · Grüner Veltliner
じきの畑の有機認証畑から生まれるブレンド白ワイン。全房プレスし、ステンレスタンクで野生酵母発酵。「環(めぐる)」という名は、ブドウがワインになり、ワインが飲まれ、絞り粕が畑に還る農業の循環を表しています。品種ごとに自然な表現が異なるため、ブレンドはヴィンテージによって変化。パイナップル、マンゴーのトロピカルな香りに柑橘(レモン、カリン)が重なり、丸みある酸と果実の豊かさがクリーンなフィニッシュへと続きます。
こんな方に
毎ヴィンテージ変化することを楽しめる自然派ワイン愛好家へ。商業的な均一性よりも、一軒の農家の誠実さとテロワールが宿るワインを求める方に。日本ワインの可能性をリアルに感じたい方にも。
よくある質問
- じきの畑の醸造哲学は何ですか?
- 「引き算」の哲学。余計なものを加えるのではなく、不要な介入を取り除くことで、ヴィンテージごとの誠実な表現を目指します。野生酵母、無澄清、亜硫酸無添加または最小限。「自然派」はトレンドではなく、土地と共に生きる選択です。
- なぜ岩見沢の10Rワイナリーで醸造しているのですか?
- 醸造はじきの畑(余市)で栽培したブドウを使い、10Rワイナリーで行います。オーナーは毎年10〜11月に2ヶ月間の集中修行を行い、少なくとも10年はこの学びを続ける予定です。技術習得と品質確保の両立のための選択です。
- 生産量はどれくらいですか?
- 非常に少量です。2022年の「霞」(グリューナー・フェルトリーナー)はわずか80本。年によって生産量は大きく変動し、公式サイトやふるさと納税で即完売することも珍しくありません。
- じきのワインは熟成に向いていますか?
- 白ワインは瓶詰め後5年以上が飲み頃で、5〜10年の熟成期間が推奨されます。「夕」(ツヴァイゲルト)は5年以上の熟成でさらに真価を発揮します。ただし亜硫酸無添加の「霞」は開封後数日以内に飲み切ることをおすすめします。
- じきのワインに合う料理は何ですか?
- 白ワインの高い酸とミネラル感は、北海道の海産物(ウニ、サーモン刺身、帆立のソテー)や山菜料理との相性が抜群。「夕」の赤はラム肉のグリル、きのこ料理、旨味の強い煮物に良く合います。