サント・クロワ・デュ・モン
Sainte-Croix-du-Mont
牡蠣化石層のテロワールが輝く、ガロンヌ川右岸の「小さなソーテルヌ」。手頃な価格でボルドー貴腐甘口ワインの醍醐味を体験できる銘醸地。
サント・クロワ・デュ・モンは1936年に設立されたボルドーのAOCアペラシオンで、ガロンヌ川右岸に位置し、ソーテルヌの対岸に面しています。第三紀の牡蠣殻化石を含む石灰岩の下層土が広がる独特のテロワールで、粘土石灰質の丘陵に急斜面と台地が広がります。ブドウ品種はセミヨン(約85%)を主体に、ソーヴィニヨン・ブラン(12%)とミュスカデル(3%)をブレンド。ソーテルヌと同じ品種構成です。温暖な微気候が貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の発生を促し、9月下旬から始まる手摘みの収穫では5〜9週間かけて4〜8回の選別収穫が行われます。完成したワインは蜂蜜・アプリコット・パイナップル・白い花・砂糖漬け柑橘の香りとともに、優れた熟成能力を誇ります。
こんな方に: ソーテルヌより手の届きやすい価格で、エレガントなボルドー貴腐甘口ワインを探している方に最適です。
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生産者
Château La Rame
シャトー・ラ・ラーム
シャトー・ラ・ラームはサント・クロワ・デュ・モンで最も古く、名高いエステートのひとつ。ボルドー市から南東約40kmのガロンヌ川を望む丘陵に位置する。フランス革命後はヴェルトゥイユ男爵(イル・ドレロン島知事)の所有を経て、1956年にクロード・アルマンが購入。当時は評価の下がっていたアペラシオンを再興するため、代々にわたって品質向上に取り組んだ。現在は7代目となるイヴ・アルマンの子どもたち、グレゴワールとアンジェリックとその夫オリヴィエが、姉妹シャトーのラ・コーサードとともに6つのAOCにまたがる計50ヘクタールを管理している。ラ・ラームの20ヘクタールはセミヨン75%、ソーヴィニヨン・ブラン25%で植えられ、平均樹齢は50年超。粘土石灰岩の土壌には第三紀に由来する化石牡蠣殻の地層が広がり、ワインに独特のミネラル感と鮮やかな酸をもたらす。看板の甘口ワイン(サント・クロワ・デュ・モン)に加え、ボルドー・ブランとカディヤック・コート・ド・ボルドーも手がける。1895年ボルドー博覧会・1900年パリ万博でも金メダルを受賞した歴史的名門。
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www.chateaularame.frChâteau Loubens
シャトー・ルーベンス
シャトー・ルーベンスは、サント・クロワ・デュ・モンで最も歴史ある格式高いシャトーのひとつです。16世紀のボルドー議会貴族による所有が記録に残り、1620年にはルイ13世が狩猟の後に一夜を過ごしたとされる由緒ある場所です。19世紀にド・セーズ家が引き継ぎ、甘口ワインの銘醸地としての地位を確立しました。現当主アルノー・ド・セーズのもと、牡蠣殻化石層という独特のテロワールでセミヨンを主体に栽培し、5〜9週間にわたる手摘み複数回の収穫で厳選した貴腐葡萄から高品質な甘口ワインを醸造しています。牡蠣の化石岩を地下70メートルにわたって掘り抜いた壮大なセラーは、まるで大聖堂のような趣。バランス・エレガンス・優れた熟成ポテンシャルを備えたワインは、サント・クロワ・デュ・モンのベンチマーク生産者として高く評価されています。
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Château des Tastes
シャトー・デ・タスト
ボルドーのサント・クロワ・デュ・モン地区に位置するシャトー・デ・タストは、高品質な甘口白ワインの生産で知られる歴史ある生産者です。この地域の特異なテロワールである化石化した牡蠣の層と、貴腐菌(ボトリティス・シネレア)の発生を促す微気候を活かしたワイン造りを行っています。そのワインは、貴腐ワイン特有の贅沢な質感と複雑で豊かな風味を備えていると高く評価されています。また、敷地内には14世紀に建てられた歴史的な城があり、ジロンド地方の重要なランドマークとしても親しまれています。
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Château du Mont
シャトー・デュ・モン
シャトー・デュ・モンは、シュヴァック家が19世紀末から4代にわたり受け継ぐ家族経営のワイナリーです。サント・クロワ・デュ・モンAOCの中心に位置し、サント・クロワ・デュ・モン・ソーテルヌ・グラーヴにまたがる25ヘクタールの畑から年間10万本以上を生産しています。現オーナーのエルヴェ・シュヴァックと妻クレールが有機栽培と完全手摘み収穫にこだわり、1975年にポール・シュヴァックが開始した自社瓶詰めの伝統を守り続けています。ガロンヌ川を望む岩盤の石灰岩台地に広がる畑では、セミヨン・ソーヴィニョン・ブラン・ミュスカデル・メルロー・カベルネ・フランなど多品種を栽培しています。美しい石造りの邸宅でワインツアーと複数AOCの試飲を受け入れており、家族経営の温かいホスピタリティが魅力です。
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chateau-du-mont.com
ペアリング
フォアグラ、ロックフォールなどのブルーチーズ、フルーツタルト、クレームブリュレ、生牡蠣。その爽やかな甘みは照り焼きや甘辛い和食とも相性が良く、繊細な白身魚料理にも合います。
よくある質問
- サント・クロワ・デュ・モンとはどんな産地ですか?
- 1936年に設立されたボルドーのアペラシオンで、ガロンヌ川右岸に位置します。セミヨン・ソーヴィニヨン・ブラン・ミュスカデルを貴腐菌のかかった状態で収穫し、甘口白ワインを専門に生産しています。牡蠣殻化石の独特のテロワールが特徴です。
- ソーテルヌとどう違いますか?
- 「手頃なソーテルヌの代替品」と呼ばれることが多い産地です。ガロンヌ川を挟んで対岸に位置し、同じ品種・同じ貴腐菌で造られますが、ソーテルヌよりも価格が抑えられており、コストパフォーマンスの高さが魅力です。
- テロワールの特徴を教えてください
- 粘土石灰質の土壌の下に、第三紀の牡蠣殻化石を含む石灰岩の下層土が広がっています。この地質が優れた排水性と独特のミネラル感をワインにもたらしています。
- 使用品種は何ですか?
- セミヨン(約85%)を主体に、ソーヴィニヨン・ブラン(12%)とミュスカデル(3%)を使用します。ソーテルヌやバルサックと同じ品種構成で、セミヨンの薄い果皮が貴腐菌を受け入れやすいため、この地で甘口ワインが生まれます。
- 熟成能力はどのくらいですか?
- 良質なワインは10〜20年の熟成に耐え、蜂蜜・ドライアプリコット・蜜蝋・トーストナッツのような複雑な香りへと変化します。エントリーレベルのワインはフレッシュな果実味を楽しめる若飲みスタイルです。