リュサック・サンテミリオン
Lussac-Saint-Émilion
サンテミリオンの4サテライトAOCの中で最も北、第2位の規模を誇るメルロー主体の産地。ビロードのような滑らかさと凝縮した果実味を持つ赤ワインが、サンテミリオン本体に匹敵する品質を手頃な価格で提供します。
リュサック・サンテミリオンは1936年11月14日に認定されたAOCで、ボルドー右岸のサンテミリオン村から北へ約9kmに位置します。サンテミリオンの4つのサテライト(衛星)AOCの中で最も北にあり、約1,461ヘクタールに約170の生産者が点在します。テロワールは多様で、南東部の粘土質石灰岩の斜面はサンテミリオン本体に近い性質を持ち、西部には砂利と砂質の高台、北部には粘土質土壌が広がります。栽培品種の70%以上がメルローで、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされます。ワインはチェリーやプラムの赤果実の芳香にリコリスやスパイスのニュアンスが重なり、ビロードのような滑らかさと丸みのあるタンニンが特徴です。若飲みもできますが5〜10年の熟成でさらに豊かな味わいになります。サンテミリオンと同等の品質をより手頃な価格で楽しめるコストパフォーマンスの高さで知られています。シャトー・ドゥ・リュサック、シャトー・ドゥ・バルブ・ブランシュ(アンドレ・リュルトン)、シャトー・リヨンナ、シャトー・メーヌ・ブランなどが代表的な生産者です。
こんな方に: 柔らかいタンニンとフルーティな果実味を持つ右岸スタイルのボルドーを、日常的な価格で楽しみたい方に最適。サンテミリオンの入門としても、コスパ重視のボルドー好きにもおすすめです。
サブ地域はまだ登録されていません。
生産者
Château Bel-Air
シャトー・ベル・エール
リュサック・サンテミリオンの中心部に位置するシャトー・ベル・エールは、1世紀以上にわたりロワ家が所有・運営する家族経営のワイナリーです。21ヘクタールのブドウ畑は粘土と珪質砂利の台地にあり、鉄分を含む下層土がワインにシルキーで滑らかな質感を与えています。2014年からは著名なコンサルタント、ステファン・ドゥルノンクール氏と協力し、テロワールの表現力を高めています。メルロー、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体とするワインは、バランスと骨格、熟成ポテンシャルに優れています。
探索する →
www.chateau-belair.comChâteau Croix de Rambeau
シャトー・クロワ・ド・ランボー
リブルネ地区の中心部に位置するシャトー・クロワ・ド・ランボーは、15代続く名門トロカール家が運営する6.5ヘクタールのエステートです。アステリ石灰岩の上に赤・茶色の粘土質土壌が広がるテロワールは、メルロー90%、カベルネ・フラン10%のブレンドに最適です。ワインは深い色調と、黒系果実、スパイス、レザーの複雑な香りを持ち、洗練されたシルキーなタンニンが特徴です。持続可能な農法を実践し、リュサック・サンテミリオンの個性を反映したエレガントで熟成能力の高いワインを生み出しています。
探索する →
www.trocard.comChâteau Grand Roc
シャトー・グラン・ロック
シャトー・グラン・ロックは、ボルドー右岸のサン・テミリオンの衛星地区であるリュサック・サン・テミリオンに位置するワイナリーです。主にメルローを主体とし、カベルネ・フランやカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドした赤ワインを生産しています。粘土石灰質の土壌を持つテロワールが生み出すワインは、骨格がありながらも親しみやすいスタイルが特徴で、リブルネ右岸らしい果実味とエレガンスを兼ね備えています。
探索する →
Château Haut-Piquat
シャトー・オー・ピカ
リュサック・サンテミリオンに位置するシャトー・オー・ピカは、1972年にリヴィエール家が取得した家族経営のシャトーです。22ヘクタールのブドウ畑は、粘土石灰質の優れた台地と斜面に広がっています。伝統と現代技術を融合させ、持続可能な農法(HVE3認証)を実践し、フレンチオーク樽で18ヶ月間熟成されます。赤系果実やスパイス、バニラの複雑な香りと、力強さ、まろやかさ、そして繊細さが調和したワインを生み出しています。
探索する →
chateau-haut-piquat.com/Château La Rose Perrière
シャトー・ラ・ローズ・ペリエール
シャトー・ラ・ローズ・ペリエールは、ボルドーのリュサック・サンテミリオン地区に位置する名門シャトーです。19世紀に遡る歴史を持ち、石灰質粘土土壌と、かつて石切り場として使われていた地下洞窟というユニークなテロワールが、ブドウ栽培に最適な環境を提供しています。ジャン=リュック・シルヴァン家が運営し、伝統的な醸造技術と現代の精密な管理を融合させています。そのワインはエレガンスとストラクチャー、そして熟成能力の高さで知られ、右岸の真の個性を体現しています。持続可能なブドウ栽培を実践し、シャトーの生物多様性を守っています。
探索する →
www.chateaularoseperriere.com/Château Lucas
シャトー・リュカ
リュサック・サン・テミリオンに位置するシャトー・リュカは、名門シャトー・オーゾンヌゆかりのフレデリック・ヴォーティエ氏が運営する家族経営の生産者です。21ヘクタールの畑では、粘土石灰質土壌でメルローとカベルネ・フランを50%ずつという珍しい比率で栽培しています。この高いカベルネ・フランの比率が、ワインに洗練されたフレッシュさと骨格を与えています。持続可能な栽培を実践しており、親しみやすいエレガンス、黒系果実の風味、そして優れた熟成ポテンシャルを兼ね備えたワインを生み出しています。
探索する →
www.vigneron-independant.com/chateau-lucas-33570-lussac-16788Château Lyonnat
シャトー・リオナ
リュサック・サンテミリオンに位置するシャトー・リオナは、18世紀にまで遡る歴史を持つ由緒ある生産者です。1961年よりミルハド家が所有し、約52ヘクタールのブドウ畑を管理しています。粘土石灰質の土壌から生まれるワインは、メルローを主体とし、エレガントで骨格のしっかりとした味わいが特徴です。環境価値重視(HVE)認証を取得するなど持続可能なブドウ栽培に注力しており、丁寧な畑仕事と伝統的な醸造技術を通じて、果実の純粋さを表現することを目指しています。
探索する →
www.chateau-lyonnat.fr/Château Mayne Blanc
シャトー・メーヌ・ブラン
リュサック・サンテミリオンの中心部に位置するシャトー・メーヌ・ブランは、1961年に遡る歴史を持つ21ヘクタールのブドウ園です。粘土石灰質の土壌と優れた日照条件というユニークなテロワールに恵まれており、メルロー(80%)、カベルネ・フラン(10%)、カベルネ・ソーヴィニヨン(10%)の栽培に最適です。伝統的なワイン造りにこだわり、ボルドー右岸の真髄を反映したエレガントで骨格のある赤ワインを生産しています。品質と持続可能な手法を重視し、その一貫した品質とクラシックで風味豊かなスタイルで高い評価を得ています。
探索する →
www.chateaumayneblanc.frChâteau Vieux Moulin
シャトー・ヴュー・ムーラン
シャトー・ヴュー・ムーランは、ボルドー地方サン・テミリオンの衛星地区として知られるリュサック・サン・テミリオンに位置する生産者です。主にメルローとカベルネ・フランを用いて、リブルネ地区の伝統的なテロワールを表現した赤ワインを生産しています。そのワインは、丸みのあるテクスチャーと繊細なタンニン、そして豊かな赤系果実の香りが特徴で、優れたバランスとフレッシュさを備えています。コストパフォーマンスに優れ、ボルドー右岸の高品質なワインを気軽に楽しめる銘柄として知られています。
探索する →
Château de Lussac
シャトー・ド・リュサック
シャトー・ド・リュサックは、ボルドーのリュサック・サン・テミリオン地区に位置する歴史ある生産者です。18世紀に遡る歴史を持ち、メルローの栽培に最適な粘土石灰質のユニークなテロワールを享受しています。環境保全型農業(HVE認証)に注力しており、持続可能なワイン造りを実践しています。そのワインは、エレガンス、しっかりとしたタンニン、豊かな果実味が特徴で、右岸の個性を洗練された形で表現しつつ、愛好家にとって非常に価値の高い一本となっています。
探索する →
www.chateaudelussac.com/Château du Courlat
シャトー・デュ・クルラ
ボルドー右岸のリュサック・サンテミリオンに位置するシャトー・デュ・クルラは、ブロット家が運営する歴史ある生産者です。粘土石灰質土壌の畑から、メルローとカベルネ・フランを中心にエレガントなワインを生み出しています。湖や中世の厩舎が残る静謐な環境が特徴です。ポムロールでも名高いシャトーを所有するブロット家の手腕により、テロワールのフレッシュさと骨格を表現するため、緻密なブドウ栽培と醸造が行われています。
探索する →
www.chateauducourlat.com
ペアリング
ローストラム、牛ステーキ(アントルコート)、鴨のコンフィなどのクラシックなフランス料理と抜群の相性。和食では牛すき焼き、和牛のすき煮、豚の角煮、鴨鍋、きのこの土瓶蒸しとよく合います。タンニンが柔らかいため、鰻の蒲焼きや醤油ベースの煮物とも楽しめます。チーズではコンテやロックフォールとの相性も良好です。
よくある質問
- リュサック・サンテミリオンとサンテミリオンの違いは何ですか?
- リュサック・サンテミリオンはサンテミリオンの北に隣接する「サテライト(衛星)AOC」のひとつです。1921年の裁判所命令で境界が定められ、独自のAOCが成立しました。ワインのスタイルはサンテミリオンと非常に似ており、メルロー主体の柔らかな赤ワインを生産しますが、価格はより手頃です。サンテミリオンの「コスパ版」として世界的に評価されています。
- リュサック・サンテミリオンはどんなぶどう品種を使っていますか?
- 主品種はメルローで、全体の70〜80%を占めます。カベルネ・フランが次に多く、フローラルな香りと骨格をプラスします。少量のカベルネ・ソーヴィニヨンもブレンドに用いられます。このAOCは赤ワインのみを生産し、白ワインやロゼは含まれません。
- リュサック・サンテミリオンのワインはいつ飲み頃ですか?
- タンニンが丸く柔らかいため、リリース後すぐから楽しめます。一般的な飲み頃は3〜10年で、上質なシャトーのワインや当たり年のものは15年以上の熟成にも耐えます。長く待てない方や、ボルドーワインを気軽に楽しみたい方に特におすすめです。
- どんな料理と合わせるのがおすすめですか?
- 牛すき焼き、豚の角煮、鴨鍋、きのこの土瓶蒸しなどの和食と好相性です。洋食では仔羊のロースト、牛ステーキ、鴨のコンフィ、ジビエ料理と古典的なペアリングが楽しめます。タンニンが穏やかなので食中酒として使いやすく、チーズ盛り合わせやシャルキュトリーにも合います。
- 初心者がボルドーワインを試すのにリュサック・サンテミリオンは向いていますか?
- 非常におすすめです。サンテミリオンと同等の品質を、より手頃な価格(国内で2,000〜4,000円台が多い)で楽しめます。タンニンが柔らかく果実味豊かなため、渋みが苦手な方にも飲みやすく、ボルドー赤ワインの入門として最適です。コスパ最高のボルドー右岸ワインとして、ワイン愛好家からも高く評価されています。