十勝
Tokachi
マイナス30℃を生き抜く独自品種「山幸」が誕生した、北の大地の開拓者的ワイン産地。
十勝は北海道東部に位置する、日本のワイン産地の草分け的存在です。1963年に池田町が全国初の自治体直営ワイナリーを設立したことで幕を開けたこの産地は、冬季にマイナス30℃にまで達する厳しい大陸性気候が特徴です。その環境を克服するために独自開発されたのが、清見と山ブドウ(ヤマブドウ)の交配品種「山幸」と「清舞」。山幸は2020年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)の品種リストに登録され、日本で3品種目・北海道初の快挙となりました。現在は十勝ワイン(池田町)、相澤ワイナリー(帯広市)、MEMUROワイナリー(芽室町)、十勝まきばの家ワイナリー(池田町)などが活躍し、十勝の大地を映した引き締まった辛口ワインを生み出しています。
こんな方に: 日本固有品種や冷涼産地ワインに興味を持つ探求心旺盛なワイン好きに。国産ワインの先駆けに触れてみたい方にも。
サブ地域はまだ登録されていません。
生産者
Memuro Winery
めむろワイナリー
めむろワイナリーは、北海道十勝地方・芽室町に拠点を置く、農業人の夢から生まれたワイナリーです。ジャガイモ・テンサイ・小麦を主力とする畑作農業の盛んな芽室町で、地元農業者が2016年頃よりブドウ栽培を開始。2020年10月1日に酒類製造免許を取得し、芽室町の公民連携事業として新嵐山スカイパーク内に醸造所を開設しました。醸造哲学は「畑ごとのワインづくり」──ブドウ生産者ごとに個別で仕込み、それぞれの畑の個性を一本一本のワインに表現します。主力品種は、十勝で開発された耐寒性の高い山ブドウ系品種「山幸(やまさち)」(2020年OIV品種登録、日本固有品種で3例目)および「清舞(きよまい)」。アジア初の高性能除梗機を導入し、科学的品質管理でテロワールを純粋に映し出すワインを追求しています。代表:尾藤光一。2025年6月、第8回日本ワイナリーアワード(JWA)2025でJAL賞を受賞(次世代ワイナリーとして日本航空が贈る特別賞)。
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memurowinery.jpObihiro Winery
帯広ワイナリー
相澤ワイナリーは、北海道十勝・帯広市以平町にある家族経営の小さなワイナリー。1998年、父・相澤龍也氏が減少する野生のヤマブドウを守ろうと、美味しい実をつける樹を選抜して苗木を育てたことから始まり、20年以上の歳月を経て2019年にワイナリーが竣工した。十勝では実に56年ぶりとなる新設ワイナリーとして誕生し、2020年に息子の相澤一郎氏のもとで自社醸造ワインの販売がスタートした。ヤマブドウ・清見・山幸・清舞を、農薬・化学肥料を一切使わずに栽培。厳しい十勝の冬は地表から約1mの深さまで凍結し、害虫や病原菌を自然に淘汰するため、無農薬栽培に理にかなった土地柄だという。醸造では天然酵母による自然な発酵に任せる「気負わない」スタイルを大切にし、北海道の土着品種が持つ野性味をそのまま表現している。
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aizawanouen.com/Tokachi Wine
十勝ワイン
1963年に十勝・池田町が設立した日本最古の自治体ワイナリー。十勝の厳しい寒さのために育種した地場品種「山幸」「清見」で知られる。
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www.tokachi-wine.com
ペアリング
十勝の引き締まった高酸ワインは、地元の力強いグルメと抜群の相性を誇ります。清舞やケルナーの白は、十勝産チーズや乳製品、新鮮な魚介との相性が抜群。山幸の野性味あふれる赤は、エゾシカのロティやジンギスカン、帯広名物の豚丼との力強いペアリングが楽しめます。十勝産熟成チーズと十勝ワインの同郷マリアージュは、ぜひ試してほしい定番の組み合わせです。
よくある質問
- 十勝ワインは他の日本ワインと何が違いますか?
- 十勝は、マイナス30℃の極寒環境のために独自開発した「山幸」「清舞」という固有交配品種を中心に発展してきた、日本唯一のワイン産地です。OIVに登録された品種を持つ日本の産地は十勝だけで、その独自性は世界的にも際立っています。
- 山幸とはどんな品種ですか?
- 山幸は池田町が清見とヤマブドウを交配して生み出した赤ワイン用品種です。2020年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に登録され、国内3品種目・北海道初の快挙を達成しました。ワインは深いルビー色で、野性的な果実香とタンニンが特徴的です。
- 十勝ワインは辛口ですか、甘口ですか?
- 十勝ワインは基本的に辛口です。「料理とともに楽しむワイン」という哲学のもと、冷涼産地らしい爽やかな酸味を活かした辛口スタイルが基本となっています。
- 十勝にはどんなワイナリーがありますか?
- 主なワイナリーは、日本初の自治体直営ワイナリー・十勝ワイン(池田町、1963年創業)、相澤ワイナリー(帯広市)、MEMUROワイナリー(芽室町)、十勝まきばの家ワイナリー(池田町)などがあります。
- 十勝でケルナーやピノ・ノワールは育てられますか?
- はい。十勝晴れ(とかちばれ)と呼ばれる秋の長い日照時間と大きな寒暖差が、ケルナーやピノ・ノワールの成熟を助けます。厳しい冬の前に適切な熟度に達することができる恵まれたマイクロクライメットが産地内に存在しています。