サントネイ
Santenay
コート・ド・ボーヌ最南端が育む力強くアーシーなピノ・ノワール。ブルゴーニュ随一のコスパを誇る隠れた名産地。
サントネイは、ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌの最南端に位置する村名アペラシオンで、サントネイとルミニの2つのコミューン合わせて約329ヘクタールのブドウ畑を擁します。1937年にAOCとして認定され、生産量の約85%をピノ・ノワールによる赤ワインが占め、残り15%はシャルドネによる白ワインです。畑は石灰岩と泥灰土が混在する土壌で、上部斜面の灰色石灰岩から下部の魚卵状石灰岩へと変化し、力強い骨格とアース感、優れた熟成ポテンシャルを生み出します。ラ・コム、レ・グラヴィエール、ボーレペール、ラ・マラディエールなど12のプルミエ・クリュを有し、コスパの高いブルゴーニュとして高く評価されています。また古くからの温泉地としても知られ、ガロ・ローマ時代から利用されたリチウム豊富な温泉は現在も観光客を集めています。
こんな方に: 本格的なブルゴーニュを手頃な価格で楽しみたい方、骨格のしっかりしたテロワール重視のピノ・ノワール愛好家、有名アペラシオン以外のブルゴーニュを探求したい方。
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生産者
Domaine Borgeot
ドメーヌ・ボルジョ
1903年創業のレミニーの24haドメーヌ。4代目の兄弟ローランとパスカル・ボルジョが経営。ブーズロン、サントネイ、シャサーニュ=モンラッシェ、ピュリニー=モンラッシェに畑を持ち、赤白各半分の生産。リュット・レゾネ農法。ボーレガール、クロ・ド・ラ・コム、レ・グラヴィエールのサントネイ・プルミエ・クリュで知られ、特にレ・グラヴィエールは砂利状石灰岩土壌と際立ったミネラル感で珍重される。
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Domaine Justin Girardin
ドメーヌ・ジュスタン・ジラルダン
1570年からブルゴーニュに続く家族の13代目ジュスタン・ジラルダンが2012年に父ジャックから引き継いだサントネイの17haドメーヌ。精密で最小限介入の醸造スタイルで急速に評価を高める。サントネイ(村名・プルミエ・クリュ)、サヴィニ=レ=ボーヌ、ブルゴーニュに畑を持ち、樹齢50年複数区画のサントネイ・ヴィエイユ・ヴィーニュが看板のエントリーワイン。
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www.justin-girardin.com/Domaine Lucien Muzard et Fils
ドメーヌ・リュシアン・ミュザール・エ・フィス
1645年まで遡る歴史を持つサントネイの9代目家族ドメーヌ。現在は兄弟クロードとエルヴェ・ミュザールが運営。2009年に全畑をオーガニックに転換、平均樹齢55年の約18haを管理。プルミエ・クリュのラ・マラディエール(4.35ha、樹齢60年)とクロ・ド・タヴァンヌ、そして充実するシャサーニュ=モンラッシェのラインナップで知られる。赤ワインの多くで全房発酵を採用。
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www.domainemuzard.com/
ペアリング
赤ワイン:ジビエのロースト、赤身肉の煮込み、キノコのリゾット、熟成コンテ、エポワス。白ワイン:魚介のクスクス、クリームソースのパスタ・ポーチドフィッシュ、ボーフォールチーズ。
よくある質問
- サントネイにグラン・クリュはありますか?
- グラン・クリュはありませんが、ラ・コム、レ・グラヴィエール、ボーレペール、ラ・マラディエールなど12のプルミエ・クリュを擁し、有名アペラシオンの半額程度で優れた品質のワインが手に入ります。
- サントネイはどんなスタイルのワインですか?
- 生産量の約85%がピノ・ノワールの赤ワインで、黒チェリーの深い色調、バラ・スミレ・赤果実の香り、リコリスのニュアンスを持ち、しなやかながら力強いタンニンと長熟ポテンシャル(5〜15年)が特徴です。白ワイン(シャルドネ)は明るく花やかで、ヘーゼルナッツのミネラル感があります。
- なぜサントネイはコスパが良いとされるのですか?
- 隣のシャサーニュ・モンラッシェとほぼ同じ石灰岩・泥灰土のテロワールを持ちながら、価格は約半分。知名度が比較的低く、目の肥えたブルゴーニュ愛好家に「隠れた名産地」として長年支持されています。
- サントネイのワイン以外の見どころは?
- サントネイはブルゴーニュで数少ない温泉地でもあります。ガロ・ローマ時代から利用されてきたリチウム豊富な鉱泉はヨーロッパ最高レベルのリチウム濃度を誇り、消化器・リウマチ系疾患の治療施設やカジノも備えた観光地として多くの訪問者を集めています。
- サントネイのワインはどれくらい熟成できますか?
- 村名レベルの赤ワインは5〜10年でピークを迎えることが多く、プルミエ・クリュの上位銘柄は15年以上の熟成に耐えます。白ワインはヴィンテージから3〜8年が飲み頃の目安です。