フォジェール
Faugères
ラングドック唯一の全域シスト土壌。ミネラル豊かな赤ワインを生む稀有な産地。
フォジェールは、フランス南部ラングドック地方のエロー県、マシフ・サントラル山麓に位置する格付きAOP(原産地呼称保護)です。ベジエの北約30kmに位置し、ラングドック全域の中でシスト(片岩)土壌だけに植えられた唯一のブドウ畑として知られています。アルプスとピレネーの地殻変動によって圧縮された古代海底由来のシスト土壌は、水分と熱を蓄え、ワインに際立ったミネラル感とエレガンスを与えます。ブドウ畑は約1800ヘクタールに広がり、昼夜の寒暖差が大きい地中海性気候の下で栽培されています。生産の84%を赤ワインが占め、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、カリニャン、サンソーのブレンドが主体です。ロゼが14%、ルーサンヌ・マルサンヌ・グルナッシュ・ブラン・ヴェルメンティーノから造る白ワインが2%を占めます。1955年にVDQSの認定を受け、1982年にAOCへ昇格。2005年には白ワインもアペラシオンに加わりました。
こんな方に: テロワールを体感できる複雑な地中海系赤ワインを、コスパよく楽しみたい探求者に最適。
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生産者
Domaine Bardi d'Alquier
ドメーヌ・バルディ・ダルキエ
ドメーヌ・バルディ・ダルキエは、南仏ラングドック地方フォジェールの中核に位置する名門生産者です。かつては「ドメーヌ・ダルキエ」として知られ、この地特有のシスト(片岩)土壌から生まれる、ミネラル感とエレガンスを兼ね備えたワインで高い評価を得ています。環境への敬意を払ったブドウ栽培を行い、低収量に抑えることで、深みと複雑味、そして熟成のポテンシャルを秘めたワインを生み出しています。シラー、グルナッシュ、ムールヴェードルを中心に、地中海の太陽を浴びた力強さと、洗練された構造美が見事に調和したワインを造り出しています。
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www.bardi-alquier.fr/en/Domaine Léon Barral
ドメーヌ・レオン・バラル
フォジェールで最も尊敬される生産者の一つ。動物を使ったビオディナミ農法を実践し、古木のカリニャン、サンソー、グルナッシュから深みのある複雑さのワインを生産。
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www.domaineleonbarral.com/
ペアリング
ラム・マトンのグリル、ジビエの煮込み、ハーブ風味のローストポーク、カスレ、熟成羊乳チーズ、地中海風焼き野菜、シャルキュトリー。和食では、牛すじ煮込み、鴨のロースト、濃いめのたれの焼き鳥(もも・砂肝)、猪鍋とも相性抜群です。
よくある質問
- フォジェールの土壌が特別な理由は何ですか?
- フォジェールはラングドック全域の中でシスト(片岩)土壌だけに植えられた唯一のアペラシオンです。シストはアルプスとピレネーの地殻変動によって圧縮された古代海底の岩石で、水分を保持し日中の熱を蓄えて夜間に放出する特性があります。これによりブドウが緩やかに熟し、複雑な香りとミネラル感が生まれます。
- フォジェールの赤ワインに使われるブドウ品種は?
- グルナッシュ、シラー、ムールヴェードル、カリニャン、サンソーがブレンドに使われます。赤・ロゼともにこれらの品種が少なくとも50%を占める必要があります。現代的なスタイルではシラーとグルナッシュが主役を担うことが多いです。
- フォジェールがAOCに昇格したのはいつですか?
- 赤ワインとロゼワインは1982年にAOCに昇格しました(1955年よりVDQSの認定を取得)。白ワインは2005年にアペラシオンに追加されました。2017年にはEUの新しい品質基準に基づきAOP(原産地呼称保護)へと名称が変わっています。
- フォジェールには白ワインもありますか?
- はい。ただし生産量全体の約2%にすぎません。ルーサンヌを主体(最低30%)に、マルサンヌ、グルナッシュ・ブラン、ヴェルメンティーノなどを使います。クレレットとヴィオニエも認められていますが合計10%以下です。シスト土壌由来のミネラル感と華やかな香りが特徴です。
- フォジェールは近隣アペラシオンとどう違いますか?
- 隣接するサン・シニアンは粘土石灰岩とシストが混在するのに対し、フォジェールは全域がシスト土壌という地質的な純粋さが最大の違いです。これがワインに独特のミネラルの緊張感と繊細さをもたらし、ラングドックの多くのワインより構造的で熟成ポテンシャルも高いと評されます。それでいてコストパフォーマンスに優れている点も魅力です。