アペラシオン

アルボワ

Arbois

フランス最初のAOC。ヴァン・ジョーヌとパスツール醸造研究の聖地。

アルボワはフランス・ジュラ地方で最も歴史のある著名なアペラシオンで、1936年に国内最初のAOCの一つとして認定されました。ジュラ北部の12の村にわたり約900ヘクタールのブドウ畑が広がり、土着品種から驚くほど多彩なワインが生まれます。ジュラ紀の石灰岩と泥灰土(青・灰・赤・黒)からなる土壌が際立つミネラル感と高い自然酸度をもたらします。発酵と酸化に関する画期的な研究をここで行ったルイ・パスツールが自身のブドウ畑を持っていたことでも知られ、ワイン醸造の歴史に名を刻む町です。産膜酵母の下で最低6年3か月熟成させる独特の酸化熟成白ワイン「ヴァン・ジョーヌ」で名高いほか、プールサール・トルソーによるエレガントな赤ワイン、シャルドネ・サヴァニャンによる白ワイン、極甘口の「ヴァン・ド・パイユ」など幅広いラインアップが魅力です。

こんな方に: 希少な土着品種や個性的な酸化熟成スタイル、長期熟成ポテンシャルを秘めたワインを探求したいワイン好きに最適。

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生産者

ペアリング

ヴァン・ジョーヌはコンテチーズ、モリーユ茸の鶏肉料理、くるみタルトと抜群の相性。その酸化的な風味は味噌や醤油などの発酵調味料とも共鳴し、味噌漬けの魚や醤油ベースの煮物ともよく合います。プールサールの繊細な赤果実は、鮪の赤身刺身や鶏の塩焼き、山菜のおひたしに寄り添います。ヴァン・ジョーヌを燗酒感覚で楽しみながら、土瓶蒸しや松茸料理に合わせるのも粋な一手です。

よくある質問

ヴァン・ジョーヌとは何ですか?なぜアルボワはヴァン・ジョーヌで有名なのですか?
ヴァン・ジョーヌ(黄ワイン)はアルボワを代表するワインで、サヴァニャン種のみを使用し、「ヴォワール(産膜酵母)」と呼ばれる酵母の膜の下で最低6年3か月熟成させます。クルミ、ヘーゼルナッツ、アーモンド、カレー、ドライフルーツの複雑な風味が生まれ、100年以上の熟成に耐えるワインです。独特の62cl「クラヴラン瓶」で販売されます。
アルボワで栽培されているブドウ品種は何ですか?
白ワイン用にサヴァニャンとシャルドネ、赤ワイン用にプールサール(プルサール)、トルソー、ピノ・ノワールの5品種が主に栽培されています。プールサールは繊細で赤果実系の軽やかな赤、トルソーはスパイシーで深みのある赤を生み出します。サヴァニャンはヴァン・ジョーヌ唯一の許可品種です。
アルボワはなぜ歴史的に重要なのですか?
アルボワは1936年5月15日にフランス最初のAOCの一つとして認定された、世界でも最古の保護原産地呼称の一つです。また、近代醸造学の基礎を築いたルイ・パスツールが19世紀に発酵と酸化の研究を行った地としても知られています。
アルボワワインはブルゴーニュとどう違いますか?
どちらもシャルドネとピノ・ノワールを使いますが、アルボワはジュラ紀の石灰岩・泥灰土の土壌、半大陸性気候、サヴァニャン・プールサール・トルソーといった土着品種の存在により、より高い酸味と際立つミネラル感、そしてブルゴーニュには存在しない独特の酸化熟成スタイルのワインが生まれます。
ヴァン・ド・パイユとヴァン・ジョーヌはどう違いますか?
ヴァン・ド・パイユ(藁ワイン)は収穫したブドウを最低6週間乾燥させて糖分を凝縮し、24か月オーク樽熟成させる極甘口ワインです。ヴァン・ジョーヌのセイヴォリーな酸化熟成スタイルとは異なり、干しアプリコット、蜂蜜、キャラメルのような甘美な風味で、約50年の熟成ポテンシャルを持ちます。