モンターニュ・ド・ランス
Montagne de Reims
シャンパーニュ17グラン・クリュのうち9村が集結するピノ・ノワールの聖地。
モンターニュ・ド・ランスについて
- 掲載している生産者
- 87軒
モンターニュ・ド・ランスは、ランス市の南に広がる馬蹄形のシャンパーニュ地方の名産地です。ヴェスル川とマルヌ川の間に位置し、約4,155ヘクタールの畑を擁します。ピノ・ノワール(56.2%)が主体で、シャルドネ(29.6%)、ピノ・ムニエ(13.8%)が続きます。シャンパーニュの17のグラン・クリュ村のうち9村——アンボネイ、ブージー、ヴェルズネイ、ヴェルジー、マイィ・シャンパーニュなど——を擁し、他のどの地区よりも多くのグラン・クリュを持ちます。白亜質を基盤に褐炭・粘土・ローム・シルト・泥灰岩が重なる複雑な土壌構造が特別なテロワールを生み出しています。北向き斜面は上品で繊細なワインを、南向き斜面は熟度が高く力強い構造的なシャンパーニュを産出します。冷涼な大陸性気候、多様な微気候、白亜質の地盤の組み合わせが、このワインに特有の骨格・ミネラル感・卓越した熟成能力をもたらしています。
こんな方に
伝説的なグラン・クリュ村産の、骨格豊かでミネラル感あふれる長熟シャンパーニュを求めるワイン愛好家向け。
ペアリング
ローストチキン、鴨料理、トリュフ料理、熟成コンテ・エポワスチーズ、ホタテのソテー、マッシュルームリゾット、松茸の土瓶蒸し。
生産者
A. Margaine
A・マルゲーヌ
A・マルゲーヌは、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ村ヴィレール・マルムリーに拠点を置く家族経営の栽培醸造家(レコルタン・マニピュラン)です。ピノ・ノワールが主流のこの地域で、ヴィレール・マルムリーはシャルドネの島のような存在で、畑もシャルドネが大半を占め、ピノ・ノワールはわずかです。2000年以降は除草剤を使わず、区画ごとに作業を変え、フレッシュさと張りを保つため原則マロラクティック発酵を避けています。当主アルノー・マルゲーヌと娘のマチルドが運営し、クラブ・トレゾール・ド・シャンパーニュ(スペシャル・クラブ)の会員です。柑橘、塩味、緊張感、質感を備えたワインで知られます。
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www.champagnemargaine.comA. et C. Toullec
A.エ・C.トゥーレック
A. et C. Toullec(A&C Toullec)は、モンターニュ・ド・ランスのリリー・ラ・モンターニュに拠点を置く家族経営のグロワーシャンパーニュ(RM)。アンソニーとクレマンスのトゥレック夫妻が5代目として、リリー・ラ・モンターニュ、サシー、モンブレ、タイィ、アヴネ・ヴァル・ドールのプルミエ・クリュ5村に点在する24区画・約5ヘクタールを営む。自社名での販売は2019年11月から。
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www.champagne-toullec.com/Adrien Renoir
アドリアン・ルノワール
モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村ヴェルジーを拠点とするRM(レコルタン・マニピュラン)のシャンパーニュ生産者。ルノワール家は4世代にわたりヴェルジーでぶどうを栽培しており、2014年にアドリアンが前身のシャンパーニュ・ヴァンサン・ルノワールを継承しました。有機栽培にビオディナミの考え方を取り入れ、ステンレスタンクではなく樽で天然酵母による発酵を行い、澱とともに熟成させるなど、介入を抑えた造りです。シャルドネの「レ・モンタン」、ピノ・ノワールの「レ・ゼピネット」など区画名入りのキュヴェを手がけます。
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Alexandre Penet
アレクサンドル・プネ
アレクサンドル・プネは、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ村ヴェルジーに拠点を置く家族経営のレコルタン・マニピュラン(自社畑のブドウでシャンパーニュを造る生産者)。ヴェルジーとヴェルズネのグラン・クリュの畑を約6ヘクタール所有し、ピノ・ノワールを中心にシャルドネも栽培、区画ごとのシャンパーニュを手がけます。全キュヴェがドサージュを抑えたスタイル。アペリティフ向けの「アレクサンドル・プネ」と、上級ラインの「プネ・シャルドネ」などのブランドを展開しています。
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famillepenet.com/Allouchery-Deguerne
アルーシェリー・デゲルヌ
アルーシェリー・デゲルヌは、モンターニュ・ド・ランスのプルミエ・クリュ村シャムリーに拠点を置く、家族経営のレコルタン・マニピュラン(グロワー・シャンパーニュ)です。ブランドは1998年に誕生し、2015年からニコラ・アルーシェリー氏が畑と醸造を率いています。畑は主にシャムリーとエキュイユ、およびその周辺の村にあり、自社畑のブドウのみでシャンパーニュを造ります。2015年からHVE(環境価値重視認証)レベル3、2017年からVDC(シャンパーニュの持続可能なブドウ栽培)の認証を取得しています。スティルワインのコトー・シャンプノワも手がけています。
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B. Féry-Bertin
B.フェリー・ベルタン
B. Féry-Bertin は、モンターニュ・ド・ランスのヴリニー村にある家族経営のグロワー・シャンパーニュ。1970年代初頭にミシュリーヌ・ベルタンとベルナール・フェリーが創業し、1950年代初頭にミシュリーヌの両親が始めた R. Bertin を引き継いだ。ベルタン家は少なくとも19世紀初頭からブドウ栽培を営む。2001年の収穫から加わったブノワが現在の当主。ラインナップはムニエとシャルドネが中心で、ムニエ100%のブリュット・トラディション、3品種のグランド・レゼルヴ、ブラン・ド・ブラン、ムニエのロゼがあり、いずれも瓶内で15か月以上熟成させる。
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champagne-fery-bertin.fr
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よくある質問
- モンターニュ・ド・ランスの主要品種は何ですか?
- ピノ・ノワールが主要品種で、植栽面積の約56%を占めます。冷涼な気候と白亜質土壌で育ったピノ・ノワールは、このアペラシオンのワインに特有のパワー、骨格、複雑さをもたらします。
- グラン・クリュ村はいくつありますか?
- シャンパーニュの17のグラン・クリュ村のうち9村——アンボネイ、ボーモン・シュル・ヴェスル、ブージー、ルヴォワ、マイィ・シャンパーニュ、ピュイジュー、シレリー、ヴェルズネイ、ヴェルジー——がここに集まっており、他のどのサブリージョンよりも多くのグラン・クリュを誇ります。
- モンターニュ・ド・ランスのテロワールが独特な理由は何ですか?
- 白亜質の基盤岩の上に褐炭(リグナイト)・粘土・ローム・シルト・泥灰岩が重なる地質学的複雑さが特徴です。この多様な地質と北向き・南向き双方の斜面が組み合わさり、繊細でエレガントなものから力強い構造的なシャンパーニュまで多様なスタイルを生み出します。
- 北向き斜面と南向き斜面でワインのスタイルはどう違いますか?
- 北向き斜面は果実の凝縮を抑え、酸が高くエレガントで繊細なワインを産出する傾向があります。南向き斜面は日照量が多く暖かいため、より熟したブドウが育ち、凝縮感のある力強くボリューム感のあるシャンパーニュになります。
- モンターニュ・ド・ランスを代表する生産者を教えてください。
- ヴェルズネイに有名な風車と歴史的な畑を持つGHマム、グー村のレ・ベギーヌ単一畑からムニエ主体の独自スタイルで世界的評価を得るジェローム・プレヴォ(ラ・クロズリ)、メルフィで多様なテロワールを活かしたグロワール・シャンパーニュを造るシャルトーニュ・タイエなどが挙げられます。