このワインについて
コルトン・クロ・デ・ヴェルジェンヌ・グラン・クリュは、ラドワ=セリニのコルトンの丘にドメーヌ・カシャ=オクキダンが単独所有する1.42haのモノポール。石灰質に鉄分を含む土壌にピノ・ノワールのみを植え、希少かつ個性的なグラン・クリュワインを生み出す。ダークチェリーや野生の赤果実、森の下草、鉄のミネラルが幾重にも重なる香りは複雑で奥深く、口に含むとボディの充実感とともにきめ細かいタンニンが広がり、塩味を帯びた長い余韻がグラン・クリュのテロワールを如実に語る。コルトンのアペラシオンにおいて、これほどの規模のグラン・クリュを単独所有できるブルゴーニュのドメーヌは極めて稀であり、ヴェルジェンヌはコルトンの基準点ともいえる存在だ。
「なぜブルゴーニュはこんなに高いのか」という疑問に、このワインは一杯で答えてくれます。モノポールとは、世界でたった一つのドメーヌだけが造れるワインのこと。コルトンの丘の特定の区画だけが持つ味わいを、ほかのどのワインも再現できません。デキャンタに移して時間をかけて楽しむか、ヴィンテージから10年以上待つと真価を発揮します。
ソムリエより
"世界に1.42haしか存在しないモノポール・グラン・クリュ——クロ・デ・ヴェルジェンヌは、コルトンの丘が抱える最高の秘宝であり、一口飲めば「なぜこれが稀少とされるか」が全身で理解できる。"
どんな場面で?
豊かな骨格と大地のミネラルを持つこのワインは、同様に力強い料理と呼応する。フォアグラのソテー、仔羊のハーブクラスト焼き、トリュフを使った料理、熟成コンテやエポワスのようなチーズが定番の合わせ。和食との相性も抜群で、醤油・みりんベースで煮込んだ和牛の短リブ、柚子味噌を纏わせた鴨のグリル、松茸の炊き込みご飯など、鉄のミネラルがうまみの濃い食材と絶妙に響き合う。フレンチと和食の両軸で可能性が広がる稀少な一本。
こんなシーンに
記念すべき節目の年、生涯に一度の祝宴、ワインが主役となる格式高いディナー、本格的なブルゴーニュ愛好家のヴァーティカル(年代別)テイスティングの王者として。日常では決して開けず、特別な瞬間のために取っておく一本。
スペック
- ブドウ品種
- Pinot Noir
- スタイル
- 赤
- 価格帯(目安)
- 1本あたり25,000〜35,000円前後(ヴィンテージや販売店により変動)
テロワール・醸造
手摘みで収穫後、選果台で厳格に選別。ヴィンテージによって全房比率を調整。開放型木製発酵槽でピジャージュ(押し込み)を定期的に行い発酵。フレンチオーク樽(新樽比率約30〜40%)で15〜18ヶ月熟成。テロワールの自然な個性を守るため清澄・フィルタリングは最小限。1.42haのモノポールという性格上、年間生産量は極めて限られる。
よくある質問
- モノポールとは何ですか?なぜ重要なのですか?
- モノポールとは、一つのドメーヌが独占的に所有する畑のことです。コルトン・クロ・デ・ヴェルジェンヌはドメーヌ・カシャ=オクキダンのみが所有する1.42haの区画であり、世界中でこのドメーヌだけがこのワインを造ることができます。グラン・クリュレベルでのモノポールはブルゴーニュでも極めて稀な存在です。
- 他のコルトン・グラン・クリュとどう違いますか?
- コルトンはコート・ドゥ・ニュイとコート・ドゥ・ボーヌにまたがる最大のグラン・クリュですが、クロ・デ・ヴェルジェンヌはモノポールであるという独自性と、ドメーヌ・カシャ=オクキダンの一貫したスタイルによって際立っています。他の軽めのコルトンに比べて構造的かつミネラル主体で、忍耐を要しますが、熟成後の見返りは大きいです。
- 適切なサービス温度とデキャンタージュ時間は?
- 16〜18℃でサービスしてください。若いヴィンテージ(10年未満)は底の広いデキャンタに移して1〜2時間置くと大きく開きます。古いヴィンテージはそっとデキャンタし、開栓から1時間以内に飲み切るのが理想的です。
- 何年くらい熟成できますか?
- 適切に保存されたボトルはヴィンテージから20〜30年にわたって美しく進化します。多くのヴィンテージの飲み頃のピークは収穫から12〜25年後です。
- 日本でどこで購入できますか?
- ブルゴーニュ専門のインポーターや高級ワインショップで時折入手できますが、生産量が極めて少ないため割り当ては稀で、入荷するとすぐ完売します。ブルゴーニュ専門ネゴシアンやオークションプラットフォームへの問い合わせをお勧めします。
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