このワインについて
ドメーヌ・ボノー・デュ・マルトレイは、コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュの最大単独所有者として、コルトンの丘に6.7ヘクタールのビオディナミ認証シャルドネを擁するブルゴーニュ屈指の名門ドメーヌです。その起源は775年、カール大帝がこの斜面をソーリューの修道士たちに贈った時代にまで遡ります。フランス革命後はル・ボー・ド・ラ・モリニエール家が約200年にわたって継承し、2017年にカリフォルニアのスクリーミング・イーグルオーナーであるE・スタンリー・クロエンキーに買収されました。標高280〜330メートルの石灰岩と粘土質土壌で手摘み収穫されたシャルドネは、フレンチオーク樽(新樽比率25〜30%)で自然発酵し、2回の冬を経て澱とともに熟成後、月の満ち欠けに合わせて瓶詰めされます。類いまれな純粋さ、鋼のようなミネラルの緊張感、そして驚異的な熟成ポテンシャルを兼ね備えた、白ブルゴーニュの最高峰を体現するワインです。
白ブルゴーニュが「伝説」と呼ばれる理由を知りたいなら、ボノー・デュ・マルトレイのコルトン・シャルルマーニュが答えです。若いうちに飲むほとんどの白ワインと違い、このシャルドネは忍耐を要します。ヴィンテージから最低8〜10年の熟成が必要です。グラスの中では、濡れた石灰岩や火打石のようなミネラル感、白桃、レモンカード、熟成するとヘーゼルナッツのニュアンスが現れます。余韻は驚くほど長く、塩味を帯びています。12〜14℃に冷やして大きめのブルゴーニュグラスに注ぎ、ゆっくりと開かせながら楽しんでください。
ソムリエより
"歴史の重みとテロワールの電気的緊張感を同時に体現するワインは世界でもほとんど存在しません。ビオディナミ農法、長期澱熟成、一部アンフォラでの発酵、月の満ち欠けに合わせた瓶詰め——クロエンキーへの所有権移転後、このワインはさらに精密でエネルギッシュになっています。提供の鍵はタイミングです。少なくとも1時間前に開け、還元臭が出ていれば優しくデカンタしてください。可能であれば複数ヴィンテージを比較することで、硬くシトラスと火打石のような若い時代から、黄金色でハチミツとナッツの複雑な熟成期へと変化する姿を実感できます。まさに世界最高峰の白ワインの一つです。"
どんな場面で?
その荘厳さにもかかわらず、食卓での汎用性は際立っています。最高級の甲殻類—ロブスターテルミドール、ラングスティーヌのビスク、バター煮のホタテ—や、クリームソースとトリュフを添えたブレス鶏のローストと見事に調和します。熟成コンテやグリュイエールチーズとも古典的な組み合わせ。和食では、電気的なミネラルと精密な酸味が、大トロや脂の乗ったブリの刺身、白身魚(ヒラメや舌平目)の昆布締め、海老や蓮根・獅子唐の塩天ぷら、そして出汁入りバターソースを使った和洋折衷料理と最高に響き合います。
こんなシーンに
人生の節目となる記念日、区切りとなる誕生日、キャリアの重要な達成を祝う場、あるいは真剣なワイン愛好家を招いた親密なディナーの主役として。その希少性と格から、ワインに真剣な方への最上の贈り物にもなります。ヴィンテージから約10〜25年の飲み頃を持つため、若いヴィンテージを贈ることは、寛大かつ先見の明ある贈り物です。
スペック
- ブドウ品種
- Chardonnay
- スタイル
- 白
- 価格帯(目安)
- 国内正規流通では概ね35,000〜80,000円前後(ヴィンテージにより差あり)。例外的なヴィンテージや古酒はオークションで数万円以上の値がつくこともあります。
テロワール・醸造
ペルナン・ヴェルジュレスとアロース・コルトンの標高280〜330メートルに位置する6.7ヘクタールのビオディナミ認証シャルドネ(エコセール認証、2014年取得)を手摘み収穫。全房を優しく圧搾後、自然に澱引きしてフレンチオーク樽(新樽比率25〜30%)、砂岩のアンフォラ、素焼き土器ドリアで発酵。撹拌なしで2回の冬を越えて澱とともに熟成後、ラッキングしてタンクで2ヶ月均一化し、月が欠けていく時期の遅い春に無清澄・無濾過で瓶詰め。アルコール度数は約13〜13.5%。
よくある質問
- 他のコルトン・シャルルマーニュ生産者と何が違うのですか?
- ボノー・デュ・マルトレイはコルトン・シャルルマーニュ畑の最大単独所有者であり、ビオディナミ認証を受けた6.7ヘクタールの畑を有します。ペルナン・ヴェルジュレスの南〜西向きの最良斜面を占め、2017年の新オーナーへの移行後は砂岩アンフォラや素焼き土器も導入し、さらに精密でミネラル感豊かなワインを生み出しています。
- 飲み頃はいつですか?
- このワインは長期熟成を前提に造られています。ほとんどのヴィンテージで収穫から最低8〜10年は必要で、飲み頃はヴィンテージから10〜25年が一般的です。例えば2019年ヴィンテージは2024〜2039年が推奨飲み頃です。1990年のような偉大なヴィンテージは30年以上経っても素晴らしい状態です。
- どんな味わいと香りですか?
- 若いうちは引き締まった柑橘(レモン、ゆず)、白桃、火打石、濡れた石灰岩が精密な酸と長い塩味の余韻とともに現れます。熟成するにつれて白い花、ハニーサックル、アーモンド、ヘーゼルナッツへと変化し、特徴的なミネラル感は消えることなく持続します。
- ロマネ・コンティ(DRC)との関係は?
- ボノー・デュ・マルトレイは2019年より2.8ヘクタールをDRCに賃貸しており、DRCはそこから独自のコルトン・シャルルマーニュを醸造しています。両者の共通点はビオディナミへの哲学的コミットメントであり、それがDRCをテナントとして選んだ理由です。ボノー・デュ・マルトレイは残り6.7ヘクタールから引き続き醸造しています。
- 適切なサービス温度は?
- 12〜14℃(54〜57°F)で提供してください。複雑な香りを引き出すには大きめのブルゴーニュ型白ワイングラスが最適です。長期熟成のワインはグラスに注いでから30〜60分ゆっくり開かせるか、軽くデカンタすると還元臭が和らぎます。
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