ケープ・アガラス
Cape Agulhas
アフリカ最南端の産地。エリム・ナピアを含む
ケープ・アガラスについて
- 掲載している生産者
- 2軒
ケープ・アガラスは南アフリカ最南端のワイン地区で、アフリカ大陸の先端で冷たい大西洋の海流と温暖なインド洋の海流が出会うアガラス平原に位置する。地区名はケープ・アガラス岬に由来し、1990年代に最初の商業用ブドウ樹が植えられたモラヴィア教会の宣教村エリム(Elim)ワードを中心に、ナピア(Napier)の町周辺の畑も含む。絶え間なく吹く海風と、頁岩・砂岩・ラテライト(コーヒーストーン)・花崗岩からなる痩せた古い土壌がブドウをゆっくりと成熟させ、際立つ酸とミネラル感を持つワインを生み出す。フリンティーで塩気を感じさせるソーヴィニヨン・ブランが地区の代名詞であり、冷涼な気候に適したシラー、セミヨン、少量のピノ・ノワールやシャルドネも栽培されている。
こんな方に
海洋性気候が生む鋭い酸とミネラル感豊かなソーヴィニヨン・ブラン、冷涼シラーを求める方に。
ペアリング
牡蠣や貝類、白身魚の塩焼き・刺身、山羊のチーズと好相性。塩気とミネラル感のあるソーヴィニヨン・ブランは、酢の物や柑橘を効かせた和食、天ぷらとも良く合う。
生産者
Lomond Wine Estate
ロモンド・ワイン・エステート
ロモンド・ワイン・エステートは、アフリカ大陸最南端に近いアガラス平原のウイレンクラール渓谷に位置し、インド洋と大西洋が交わる地点からわずか約8kmの場所にある。1999年に、それまで耕作地であった土地のみを選んでブドウの植樹を開始し、2004年に「Lomond」ブランドとして本格的に始動した。海からの冷涼な風が吹き込む海洋性気候により南アフリカでも屈指の涼しい熟成環境が生まれ、ベン・ロモンド山の斜面には18種類もの異なる土壌がモザイク状に存在し、区画ごとに個性の異なるワインを生み出している。ロモンドは南アフリカのワイナリーとして初めてフォーナ&フローラ・インターナショナルと保全地役権(Conservation Servitude)を結び、畑を取り囲む絶滅危惧種のエリム・フェリクリート・フィンボスおよびオーバーバーグ・サンドストーン・フィンボスを保護しており、2005年からウォーカー・ベイ・フィンボス・コンサーバンシーの一員でもある。ラインナップは、日常的に楽しめるエステートシリーズ(ソーヴィニヨン・ブラン、SSV、メルロー・ロゼ、メルロー、シラーズ)、固有のフィンボス植物名を冠したシングルヴィンヤードシリーズ(ピンクッション、シュガーブッシュ、スノーブッシュ、コーンブッシュ、キャッツテール、ファントム、ロックプール、カンデラブラ、ベラドンナ)、超限定の「7 Rows」、そしてケープ・クラシック製法のスパークリングワインまで幅広い。
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lomond.co.za/The Drift Estate
ザ・ドリフト・エステート
ザ・ドリフト・エステートは、南アフリカ大陸最南端からわずか数キロ、ケープ・アガラス地区ナピア村近郊のオーバーバーグ高地に位置する、家族経営の小さな有機農園兼ゲストファームです。Flagstone Wineryの創業者であり、世界第4位の規模を誇るAccolade Winesのグループ・ワインメーカーも務めたブルース・ジャック氏(アデレード大学ローズワーシー校を卒業した最初期の南アフリカ人醸造家の一人)が手がける個人的なプロジェクトです。2018年頃に家業の農園に軸足を移して以降、ブルース氏は標高400〜520mのアッケディスベルク山脈の風にさらされた急峻な斜面にブドウを植えてきました。この土地では、太古の隆起・浸食を経た砂岩、風化花崗岩、石英、石灰岩が、何億年もの歳月をかけて鉄分豊富な粘土や頁岩へと変化しています。むき出しの南向き斜面に吹きつける冷たい海風が、小粒で凝縮感のある果実を育みます。ブルース氏はこれを「可能性の限界に挑む極端な農業」と表現し、この特異なテロワールの個性を守るために、あえて厳しい環境での栽培にこだわっています。ラインナップは絞り込まれており、フラッグシップの赤ブレンド「Moveable Feast」(シラーズとマルベックを軸にトゥーリガ・ナシオナル、ピノ・ノワール、タナが加わる)、単一畑ピノ・ノワール「There Are Still Mysteries」、単一畑バルベーラ「Gift Horse」、ブレンドのロゼ、そして妻ペネロペの名を冠したカップ・クラシック(瓶内二次発酵スパークリング)「Penelope」(ラベルデザインもペネロペ氏が手がける)を生産しています。ワイン造りに加え、母屋とゲストハウスを備えた貸切制のゲストファームとしても知られ、瞑想的な石の迷路(ラビリンス)が名物です。訪問者はワイングラス片手に石を一つ運び、迷路の境界に積み足しながら散策する伝統があります。同エステートは、周辺の農村地域の子どもたちを支援する認定慈善信託「HeadStart Trust」も設立しています。
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thedrift.co.za/
アペラシオン
ケープ・アガラスの中の、さらに細かい産地です。
よくある質問
- ケープ・アガラスはどこにありますか?
- アフリカ大陸最南端、ケープ・サウス・コースト地区内のアガラス平原に位置し、大西洋とインド洋が出会う場所です。
- ケープ・アガラス地区にはどのようなエリアが含まれますか?
- 歴史あるエリム宣教村を中心とするエリム・ワードが主要な栽培地区で、ナピアの町周辺の畑も含まれます。
- この地区の気候の特徴は?
- 絶え間なく吹く冷たい海風により夏場の気温は約20℃までしか上がらず、南アフリカで最も冷涼なワイン産地とされ、ブドウがゆっくりと成熟します。
- どのようなブドウ品種が栽培されていますか?
- フリンティーで塩気を感じさせるソーヴィニヨン・ブランが代表品種で、冷涼な気候に適したシラー、セミヨン、ピノ・ノワール、シャルドネも栽培されています。
- 商業的なワイン造りはいつ始まりましたか?
- 1996年にランズ・エンドとゾーテンダルが現代的な最初のブドウ樹を植え、1999年ヴィンテージからWOエリムの初リリースが行われました。