天竜川ワインバレー
Tenryu River Wine Valley
伊那谷に息づく、信州最新のワイン産地
天竜川ワインバレーについて
- 掲載している生産者
- 3軒
- ワイナリーの多い市町村
- 伊那市・宮田村
- 2010年以降の設立
- 33%
- 設立年がわかる3軒のうち1軒
長野県南部、中央アルプスと南アルプスに挟まれた伊那谷に広がる天竜川ワインバレーは、2013年に策定された「信州ワインバレー構想」で指定された長野4大ワインバレー(桔梗ヶ原・千曲川・日本アルプス・天竜川)の中で最も新しい産地です。天竜川が刻んだ水はけの良い河岸段丘・扇状地にブドウ畑が広がり、伊那市・松川町・宮田村にまたがる標高約650〜800mのエリアで栽培が行われています。川沿いは比較的温暖で湿度が高い一方、山麓は冷涼な気候で、シャルドネやメルローに加え南仏系品種の試験栽培も進められるなど、産地としての個性を模索している最中です。ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種「ヤマ・ソーヴィニヨン」は、濃い色合い・しっかりとした酸・自然な甘みが特徴で、この地を象徴するブドウ品種となっています。
こんな方に
日本ワインの最前線を知りたい方、日本固有品種ヤマ・ソーヴィニヨンに興味がある方に。
ペアリング
鹿肉や猪肉などのジビエ料理、川魚、信州味噌を使った郷土料理と好相性。地元産りんごから造られるシードルは、山菜料理とも合わせやすい。
天竜川ワインバレーのワイナリーマップ
Vinamiに掲載している天竜川ワインバレーのワイナリーのうち、所在地を確認できた3軒を地図と一覧で紹介します。
市町村別のワイナリー
- 伊那市1軒
- 伊那ワイン工房2014年設立
- 宮田村1軒
- マルス駒ヶ岳蒸溜所1985年設立
- 松川町1軒
- 信州まし野ワイン株式会社1991年設立
所在地と設立年は、各ワイナリーの公式サイトや自治体・業界団体などの公開情報で確認しています。出典は各生産者のページに記載しています。
生産者
Ina Wine Workshop
伊那ワイン工房
2014年秋、長野県伊那市美篶の元診療所を改装した工房で創業した「伊那ワイン工房」(法人名:有限会社ムラタ)は、代表・村田純氏が夫婦二人で営む小さな醸造所です。県内複数のワイナリーで約30年にわたり醸造責任者を務めた経験を持つ村田氏は、自社畑をあえて持たず、100kgという小ロットから受け入れる委託醸造を主軸に据え、「ワイナリー」ではなく「工房」と名乗っています。海外ワインの模倣ではなく、伊那谷(天竜川ワインバレー)の農家が育てたぶどうやリンゴを活かし、地元の人々の食卓に寄り添う「土地の味」を追求しているのが特徴です。ナイアガラ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シャルドネ、ケルナーなど多彩な品種のワインに加え、地元産りんごを使ったシードルも手がけています。
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inawine.net/Mars Komagatake Distillery
マルス駒ヶ岳蒸溜所
長野県上伊那郡宮田村、中央アルプス山麓の標高約800mに位置する本坊酒造の蒸留所。1985年にウイスキー蒸留所として設立され(2024年3月に「マルス信州蒸溜所」から改称)、シングルモルトウイスキーで高い評価を得る一方、2000年より地元宮田村産のヤマソービニオン・竜眼などを用いた日本ワイン「信州みやだワイン」の醸造も手がける。山梨県笛吹市の「マルス山梨ワイナリー」とは所在地・ブランドの異なる別施設。
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www.hombo.co.jp/visiting/komagatake/Shinshu Mashino Wine
信州まし野ワイン株式会社
長野県下伊那郡松川町の増野地区に位置する信州まし野ワイン株式会社は、戦後開拓の歴史を持つりんご産地に1991年設立されたワイナリー。前身は開拓2世を中心に1987年発足した「増野りんご加工組合」で、1990年の果汁輸入自由化を機にワイン醸造へ進出した。代表の宮沢喜好氏は「名醸地はもともとあったものではなく、人間の努力がつくる」という信念のもと、シャルドネ、メルロー、信濃リースリング、カベルネ・ソーヴィニヨンなどのワイン専用品種に加え、地元特有のキャンベル(赤ぶどう)や山ぶどう、りんご、ラ・フランス、かりん、梅など多彩な果実を使い、単一品種にこだわったワイン・シードル・ジュースを手がける。りんごワインは2011年にドイツ・フランクフルトの国際りんごワイン見本市にアジアから唯一出展するなど、高い評価を得ている。
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www.mashinowine.com/
よくある質問
- 天竜川ワインバレーは長野の他の産地と何が違いますか?
- 信州ワインバレー4地区の中で最も新しく、天竜川沿いの水はけの良い段丘にブドウ畑が広がる、比較的温暖な産地です。栽培品種も模索段階にあり、個性を確立しつつある新興エリアです。
- この産地を代表するブドウ品種は?
- ヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種「ヤマ・ソーヴィニヨン」で、濃い色合いとしっかりした酸味が特徴です。
- 日本ワイン初心者にもおすすめですか?
- はい。ブドウワインだけでなく、地元産りんごを使ったシードルも盛んに造られており、気軽に日本ワイン文化に触れられる産地です。