アペラシオン

豊橋・東三河

Toyohashi / Higashi-Mikawa

2025年認定「豊橋ワイン特区」。日本一の次郎柿産地から生まれる新興ワインエリア。

豊橋市を中心とする東三河エリア(豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市)は、日本で最も新しいワイン産地のひとつ。2025年6月9日、豊橋市全域が国家戦略特区制度に基づく「豊橋ワイン特区」として内閣総理大臣より認定された(愛知県は2015年8月より国家戦略特別区域に指定)。この特区認定により、果実酒製造免許取得に必要な最低製造数量基準が年間6,000リットルから2,000リットルへと緩和され、小規模な生産者でも地元産のぶどうや柿を原料にしたワイン造りに参入しやすくなった。豊橋市は次郎柿の生産量で全国の約7割を占める日本一の産地であり、ぶどう栽培も盛ん。背景には農家の高齢化・後継者不足や耕作放棄地の増加があり、ワインの特産品化を通じた新規就農の促進と遊休農地の活用が期待されている。地域第一号となる醸造所「とよはしワイナリー・チロル」は、次郎柿・ぶどう・梨を手掛ける石巻西川町の農園「チロルの農園」(岩瀬宏二代表)が構想10年を経て着工したもので、木造2階建て延べ135平方メートルの醸造所は2025年11月完成予定。初年度は特産の次郎柿を原料としたワインを、2年目以降はぶどうワインも醸造する計画。なお、東三河5市の青年会議所(東三河5JC広域問題研究会)による共同プロジェクトでは、蒲郡市神ノ郷町で育てたぶどうから試験醸造のワイン「become one(一つになる)」がすでに完成している。

こんな方に: 日本ワインの最新動向を追いたい方、農業体験・産地訪問が好きな方、柿ワインなど珍しい果実酒に興味がある方に。

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ペアリング

三河湾で獲れる魚介類や豊橋名物のうなぎ、うずら卵、ちくわとの相性がよい。柿を原料にしたワインはソフトチーズや豚の炙り焼きと好相性。江戸時代から親しまれる郷土料理「菜飯田楽」(味噌田楽と大根葉ご飯)には、軽やかで果実味のある赤・白ワインがよく合う。

よくある質問

豊橋ワイン特区とは何ですか?
2025年6月9日に内閣総理大臣が認定した国家戦略特区制度に基づく特区で、果実酒製造の最低製造数量基準を年間6,000リットルから2,000リットルへ緩和し、小規模生産者が製造免許を取得しやすくする仕組みです。
豊橋市には既にワイナリーがありますか?
はい。次郎柿・ぶどう・梨農家「チロルの農園」の岩瀬宏二代表が構想10年を経て着工した「とよはしワイナリー・チロル」が市内初のワイナリーで、2025年秋に醸造所が完成しました。
豊橋のワインは何から造られていますか?
初年度は全国生産量の約7割を占める特産の次郎柿を原料とし、2年目以降は地元産ぶどうを使ったワインも造られる計画です。
なぜ豊橋市はワイン特区を目指したのですか?
農家の高齢化・後継者不足や耕作放棄地の増加が背景にあり、ぶどうや柿をワインという特産品に加工することで新規就農者を呼び込み、遊休農地の活用につなげる狙いがあります。
東三河のワインエリアにはどの市町村が含まれますか?
豊橋市・豊川市・蒲郡市・新城市・田原市の5市からなる東三河地域で、5市の青年会議所が共同で蒲郡産ぶどうから試験醸造ワイン「become one」を完成させた実績もあります。