パトリモニオ
Patrimonio
コルシカ初のAOC。石灰質に育つニエルッチオの赤
パトリモニオについて
- 掲載している生産者
- 21軒
パトリモニオは1968年にコルシカ島で最初にAOCに認定された、島で最も歴史あるアペラシオン。コルシカ北部ネッビオ地区、カップ・コルスの付け根にあるサン・フロラン湾沿いに広がり、パトリモニオ、バルバッジョ、ファリノーレ、オレッタ、ポッジョ・ドレッタ、サン・フロラン、サント・ピエトロ・ディ・テンダの7村・約400〜450ヘクタールを擁する。アグリアット砂漠とピーニョ山塊に挟まれた畑は、花崗岩質が多いコルシカでは珍しい粘土石灰質土壌に片岩・花崗岩が混じり、湾からの海風が暑さを和らげる。赤はサンジョヴェーゼの近縁種ニエルッチオを90%以上使用し、黒系・赤系果実にスパイスやマキ(地中海の灌木)の香りをまとった力強く骨格のある味わいで、6〜10年の熟成にも耐える。ロゼもニエルッチオ主体(75%以上)、白はヴェルメンティーノ100%で、花やかんきつ、塩気を感じるミネラル感が魅力。アントワーヌ・アレナ、イヴ・レッチャ、クロ・シニャドール、ドメーヌ・ジャンティール、オレンガ・ド・ガフォリなどが代表的な生産者。
こんな方に
サンジョヴェーゼや南ローヌの赤が好きで、より野性味ある地中海らしい一本を探している方、塩気とハーブ香のあるヴェルメンティーノの白を楽しみたい方に。
ペアリング
赤(ニエルッチオ)は、スパイスと酸を併せ持つので、牛肉の味噌漬け焼き、鴨の治部煮、すき焼き、豚の生姜焼き、焼き鳥(たれ・つくね)とよく合う。マキを思わせるハーブ香は山椒や七味とも響き合う。白(ヴェルメンティーノ)は塩気とかんきつ感があり、鯛や白身魚の塩焼き、ウニ、サザエのつぼ焼き、魚介の天ぷらに柚子塩、昆布締めと好相性。ロゼは鰹のたたきや鯵の南蛮漬け、夏野菜の焼き浸しに。現地ではフィガテルやロンズなどコルシカのシャルキュトリー、猪の煮込み、ブロッチュチーズと合わせる。
生産者
Clos Alivu
クロ・アリヴ
Clos Alivu は、コルシカ島北部の Patrimonio にあるワイナリーです。Éric Poli が 2005 年に畑を引き継ぎました。白ワインには Vermentinu、赤ワインには Niellucciu を用い、赤ワインはタンクで熟成されます。
探索する →
www.ericpolivigneron.frClos Marfisi
クロ・マルフィジ
Clos Marfisi は、コルシカ島北部パトリモニオ地区の家族経営の生産者で、最初の収穫は1870年にさかのぼります。現在は Julie Marfisi と弟の Mathieu が運営し、Niellucciu、Vermentinu、Malvasia など土着品種からオーガニックのパトリモニオやヴァン・ド・フランスを造っています。
探索する →
Clos San Quilico
クロ・サン・キリコ
Clos San Quilico は、コルシカの Morta Majo にある Patrimonio のドメーヌで、Domaine Orenga de Gaffory と関わりが深く、Henri Orenga de Gaffory が共同で運営しています。白は Vermentinu が中心で、Patrimonio のアペラシオンでワインを造っています。
探索する →
Clos Signadore
クロ・シニャドール
Clos Signadore は、コルシカ島北部 Poggio-d'Oletta にある Patrimonio のドメーヌです。2001年に Christophe Ferrandis が創設しました。畑は有機栽培で、赤は Niellucciu、白は Vermentino といったコルシカの品種を使います。Clos Signadore の赤・白のほか、A Mandria や Inizia のワインを造っています。
探索する →
www.signadore.comClos Teddi
クロ・テッディ
Clos Teddi はコルシカ島北部 Patrimonio エリアの Saint-Florent に登記されているワイン生産者です。Patrimonio の赤・白・ロゼのほか、各色の Grande Cuvée、Vintina、Un Été Dans le Désert などを造っています。
探索する →
Clos de Bernardi
クロ・ド・ベルナルディ
Clos de Bernardi は、コルシカの Saint-Florent の外れにある、1880年代創業の Patrimonio の家族経営ドメーヌです。de Bernardi 兄弟が運営し、Jean-Laurent が畑、Jean-Paul が醸造を担当します。赤の Crème de tête、Malvasia の白、Muscat du Cap Corse などを造っています。
探索する →
よくある質問
- パトリモニオはどんな産地ですか?
- 1968年にコルシカ島で最初に認定されたAOCで、島を代表する銘醸地です。粘土石灰質土壌から生まれる熟成力のあるニエルッチオの赤と、塩気を感じるヴェルメンティーノの白で知られます。
- パトリモニオで使われるブドウ品種は?
- 赤はニエルッチオ90%以上、ロゼはニエルッチオ75%以上、白はヴェルメンティーノ100%と定められています。グルナッシュやシャカレッロは補助品種です。
- 他のコルシカワインとの違いは?
- コルシカの大半は花崗岩土壌ですが、パトリモニオは珍しい石灰質主体。そのためニエルッチオがしっかりした骨格とタンニンを備え、南部のシャカレッロ主体の軽やかな赤より熟成力が高くなります。
- パトリモニオの赤はどんな味わいですか?
- ブラックチェリーやプラムに、スパイス、甘草、地中海ハーブの香り。しっかりしたタンニンと爽やかな酸があり、キャンティをより野性的で陽光あふれる味わいにしたイメージです。
- パトリモニオの赤は何年くらい熟成できますか?
- 一般的な赤で6〜10年、アントワーヌ・アレナやイヴ・レッチャなどのトップキュヴェはさらに長く熟成します。白は2〜3年以内に飲むのがおすすめです。