ランズ・エンドについて
ランズ・エンドは、南アフリカ最南端かつ最も冷涼なワイン産地、ケープ・アガラス近郊のエリム・ワードで、初めてブドウ栽培を切り拓いたパイオニアブランドです。1996年、醸造家チャールズ・ホプキンス、栽培家ヨハン・ウィーゼ、会計士ピーター・フェレイラ、ラ・モット社のハイン・クーゲレンベルグら「気の合う仲間であり型破りなワイン愛好家たち」が結成したシンジケートが、同ワード最初の15haを植樹しました。当時は業界の規制緩和によって新たに開放されたばかりの土地で、彼らはエリムの厳しい夏の海風と冷涼な海洋性気候が、際立った凝縮感と塩味を持つソーヴィニヨン・ブランを生むと見込んでいました。農園主ヨハン・デ・コックもこの創設グループの一員として畑を管理していましたが、2004年に独立し、近隣で自身のブランド「ズーテンダル」を立ち上げています。ランズ・エンド自体は、1999年ヴィンテージのソーヴィニヨン・ブラン(エリム・ワード初の原産地呼称ワイン)でエリムワインとしての初リリースを果たし、自社ブランドとしての正式なリリースは2000年ヴィンテージから続いています。現在の畑は約15ha、主にソーヴィニヨン・ブランを中心に、シラーズ、セミヨン、カベルネ・ソーヴィニヨン、プティ・ヴェルドを栽培し、海から約17kmの立地で、塩気を含む冷涼な海風と鉄分を多く含む砂利質土壌が、果実に凝縮感と酸を与えています。2016年、ブリードクルーフのワイン農家フランソワ・ボータがブランドを買収して会長に就任し、デュトワスクルーフ(DTKワインズ)のセラーマスター、ショーン・トムソンと栽培責任者レオン・ディッペナールとタッグを組みました。以来ランズ・エンドは、デュトワスクルーフやクエストと並ぶDTKワインズのブランドの一つとして生産・展開されています。現在のラインナップは、エリム/アガラス産のブドウのみを使う上位ティアと、ケープ・サウス・コースト全域からブドウを集める下位ティアの2段階で構成されるソーヴィニヨン・ブランとシラーが中心で、シラーは海を思わせるフィンボス香とまとまりのある味わい、ソーヴィニヨン・ブランは貝殻を思わせるフリンティな風味と際立った凝縮感で知られています。ランズ・エンドは現在もブラック・オイスターキャッチャーやズーテンダル、ゴースト・コーナー、ストランドフェルドなどとともに「アガラス・ワイン・トライアングル」の一員として活動を続けています。
こんな方に
南アフリカ最冷涼のテロワールを探求したい方、そしてズーテンダルやアガラス・ワイン・トライアングル誕生の原点となったエリムの物語を知りたい方に。
ランズ・エンドのワイン
キュヴェはまだ登録されていません。
よくある質問
- ランズ・エンドとズーテンダルの関係は?
- ランズ・エンドは1996年、ヨハン・デ・コックを含む投資家・農家のシンジケートがエリム最初の15haを植樹して発足したブランドです。デ・コックは2004年にグループを離れ、近隣で独立ブランド「ズーテンダル」を設立しました。つまりランズ・エンドは、現在のエリムのワインシーンの直接の起点にあたります。
- ランズ・エンドは現在誰が運営していますか?
- 2016年にブリードクルーフのワイン農家フランソワ・ボータがブランドを買収しました。現在はデュトワスクルーフやクエストと並ぶDTKワインズ(デュトワスクルーフ)のブランドの一つとして、醸造家ショーン・トムソンのもとで生産されています。
- ランズ・エンドはどんなワインを造っていますか?
- ソーヴィニヨン・ブランとシラーを中心に、エリム/アガラス産のみを使う上位ティアと、ケープ・サウス・コースト全域からブドウを集める下位ティアの2段階で展開しています。前者はフリンティでミネラル感のある白、後者はフィンボスを思わせるエレガントな赤が特徴です。