ドメーヌ・ボーン
Domaine Bohn
アルザス唯一の片岩畑を、三世紀続くボーン家が耕す自然派ドメーヌ。
ドメーヌ・ボーンは、アルザス地方ライヒスフェルト村の家族経営生産者。この村では12世紀にアンドロー伯爵が植樹し、その後ボームガルテン修道院のシトー会修道士が畑を発展させたという古い歴史を持つ。ボーン家自体もライヒスフェルトでほぼ3世紀にわたりブドウ栽培を営んできた。ベルナール・ボーンは1982年、わずか18歳で家業を継ぎ、現在は息子アルチュールとともにライヒスフェルトと隣村ベルナールヴィレにまたがる約9haを栽培している。ドメーヌの核となるのは「シエーファーベルグ」と呼ばれる急斜面の畑で、先カンブリア紀の青色片岩(シスト)が露出する、アルザスで唯一の地質。ここに植えられたリースリングとピノ・グリは際立ったミネラル感と緊張感を持ち、対する谷向かいのベルナールヴィレの砂岩土壌ではシルヴァネール、ミュスカ、ゲヴュルツトラミネール、ピノ・ノワールを栽培する。畑は2017年から有機転換を開始し、2020年ヴィンテージから有機認証を取得。さらに福岡正信の自然農法に着想を得た手法(不耕起・恒常的な緑肥・化学資材の不使用)を実践している。醸造ではベルナールとアルチュールが年間約33種のキュヴェを生産し、天然酵母発酵・古樽熟成・亜硫酸最小限の「クラシックなアルザス」シリーズと、無濾過・亜硫酸無添加のより急進的な自然派シリーズの2系統に分かれる。後者はもともと「Par Nature(自然のままに)」と名乗ろうとしたところAOCから待ったがかかり、「アルチュール」と「ナチュール」を掛け合わせた「Par Nathur」という造語に落ち着いた経緯がある。看板であるシエーファーベルグのキュヴェは、リリース前にセラーで6年以上寝かせられる。
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こんな方に
ミネラル感とテロワールの透明感を重視したアルザスワインを求める方、また天然酵母によるクラシックな造りから無濾過・亜硫酸無添加の「Par Nathur」まで、自然派ワインの幅を体験したい方に。
よくある質問
- ドメーヌ・ボーンのシエーファーベルグのワインが特別な理由は?
- シエーファーベルグは、アルザス全体で唯一、先カンブリア紀の青色片岩(シスト)が露出する畑です。この急斜面で育つリースリングとピノ・グリは際立ったミネラル感と骨格を持ち、看板キュヴェはリリース前にセラーで6年以上熟成されることが多いです。
- 自然派シリーズが「Par Nature」ではなく「Par Nathur」と名付けられているのはなぜですか?
- ベルナールとアルチュール・ボーンは当初、無添加・無濾過のシリーズを「Par Nature(自然のままに)」と名付けようとしましたが、AOC当局から異議が出ました。そこで息子アルチュールの名前と「ナチュール」を掛け合わせた「Par Nathur」という造語が生まれました。
- ドメーヌ・ボーンは有機認証を取得していますか?
- はい。2017年から有機転換を開始し、2020年ヴィンテージから有機認証を取得しています。さらに不耕起栽培や恒常的な緑肥など、自然農法的な手法も取り入れています。
- ボーン家はライヒスフェルトでどのくらいワインを造ってきたのですか?
- ボーン家はライヒスフェルトでほぼ3世紀にわたりブドウ栽培を営んできました。ベルナール・ボーンは1982年、18歳で家業を継ぎ、現在は息子アルチュールとともにドメーヌを運営しています。