シャトー・サン・アンドレ・コルバン
Château Saint-André Corbin
ルーヴルに収蔵品を持つガロ・ローマン由来の名門。樹齢70年のカベルネ・フランが生む、力強くも洗練されたサン・ジョルジュ・サン・テミリオン。
シャトー・サン・アンドレ・コルバンは、ボルドーでも最小かつ最も格式高いサテライト・アペラシオンのひとつ、サン・ジョルジュ・サン・テミリオンに位置する歴史的生産者です。その起源はガロ・ローマン時代の4世紀にまで遡り、ローマの詩人・執政官オーゾーヌとの関わりを示す記録も残っています。敷地内の発掘調査では、ボルドーのアキテーヌ博物館所蔵の「ヴィーナス像」やルーヴル美術館所蔵の「ディアナ像」など、貴重な彫像が出土したことでも知られています。現在のシャトーは1842年に建造され、1950年代にサビー家が引き継ぎました。現在は9代目のオエノローグ(醸造家兼農業エンジニア)であるジャン=フィリップとジャン=クリストフ・サビー兄弟が運営を担っています。南向きの台地と斜面に広がる19ヘクタールの畑は、粘土石灰質の均質な土壌と「アステリ石灰岩」の下層土を持ち、優れた排水性と保水力を兼ね備えています。平均樹齢55年(カベルネ・フランは70年)の古木から生まれるワインは、セメントタンクでの低温前浸漬(3〜4日)と長時間のマセラシオン(4.5週間)を経て醸造。5つの異なる製樽業者のフレンチオーク樽で12か月熟成させ、濾過・清澄なしで瓶詰めします。
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こんな方に
歴史的な重厚さ、ナチュラルな醸造スタイル、そしてリーズナブルな価格でボルドー右岸サテライト産地の繊細さを求める方に最適です。
よくある質問
- シャトー・サン・アンドレ・コルバンのテロワールが特別な理由は何ですか?
- 19ヘクタールの畑は、南向きの台地と斜面に均質な粘土石灰質の土壌が広がり、右岸特有の「アステリ石灰岩」の下層土を持っています。この組み合わせにより、雨の多い年でも優れた排水性を発揮し、夏の乾燥時には適切な保水力を維持します。ワインに安定したバランスと豊かなアロマをもたらす、唯一無二のテロワールです。
- 使用しているブドウ品種と樹齢を教えてください。
- メルローを75%、カベルネ・フランを25%ブレンドしています。カベルネ・フランはボルドー在来のクローンで平均樹齢70年という古木を使用。畑全体の平均樹齢は55年に達します。老木は自然と収量を抑制し、1本1本のブドウに凝縮した旨みと複雑味をもたらします。
- 瓶詰め前に濾過や清澄処理を行っていますか?
- いいえ、行っていません。サビー兄弟はワインが持つ自然な質感、アロマの複雑さ、そしてテロワールの表現を守るため、濾過・清澄なしで瓶詰めしています。熟成したヴィンテージでは瓶内に自然な澱が生じることがありますが、これは手仕事によるワイン造りの証です。
- このワインはどのくらい熟成できますか?
- 粘土石灰質のテロワール、長期マセラシオン、フレンチオーク熟成による骨格の強さから、理想的なセラー環境ではヴィンテージから10〜15年の熟成が可能です。2022年ヴィンテージはジェームズ・サックリングが92点を付けており、特に優れた熟成ポテンシャルを持っています。
- このワインはどのような料理と合いますか?和食との相性は?
- ダークフルーツ、大地を感じるニュアンス、洗練されたタンニンは、ローストや煮込んだ赤身肉、熟成チーズ、キノコ料理と好相性です。和食では、醤油ベースのタレをかけた和牛ステーキ、豚の角煮、うなぎの蒲焼などがおすすめ。食材の旨みがワインのサヴォリーな深みと見事に共鳴します。