シャトー・レオヴィル・バルトン

Château Léoville Barton

ボルドーで最もコストパフォーマンスに優れた2級シャトーのひとつ。約200年にわたるバルトン家の一族経営が生む、力強く長期熟成型のクラシックなサン・ジュリアンを、同格シャトーより抑えた価格で提供。

シャトー・レオヴィル・バルトンは、ボルドー・サン・ジュリアンに位置する1855年格付け2級(デュジエム・クリュ・クラッセ)の名門シャトー。1826年からアイルランド系のバルトン家が所有し続け、ボルドーでも屈指の長期にわたるファミリー経営を誇る。畑面積は約48〜51ヘクタール、カベルネ・ソーヴィニヨン77%、メルロ20%、カベルネ・フラン3%で構成される。ボルドーの歴史的特異点として、シャトー・レオヴィル・バルトンは自前のシャトー建物や醸造設備を持たず、隣接する姉妹シャトー「ランゴア・バルトン」の伝統的な木製醗酵槽(一部は1963年から現役)でワインを醸造している。醸造は非常に伝統的で、手摘み収穫、区画別醗酵、3週間のマセラシオン、60%の新樽で16〜18ヶ月熟成。2級格付けワインとしてきわめて良心的な価格を維持することで知られ、故アントニー・バルトン氏は2007年にDecanter誌の年間最優秀人物賞を受賞。現在はリリアン・バルトン=サルトリュス氏と子息ダミアン、メラニーの3世代で経営されている。

www.leoville-barton.com

キュヴェ

こんな方に

長期熟成型のクラシックなボルドー左岸スタイルを好む方、10〜20年以上セラーで育てることを楽しめるワイン愛好家に最適。2級格付けの中でもコストパフォーマンスに優れるため、予算を抑えつつ格式ある贈り物を探している方や、派手さより職人的誠実さと家族の物語に惹かれる方にも強くお勧め。

よくある質問

なぜレオヴィル・バルトンはコスパで有名なのですか?
故アントニー・バルトン氏が「ワインは飲むためのものであり、投機対象にしてはならない」という信念のもと、同格シャトーの半値程度でリリース価格を抑え続けたことで知られています。この姿勢が評価され、2007年にDecanter誌の年間最優秀人物賞(消費者の味方部門)を受賞。現在も家族経営のもとこの哲学は受け継がれています。
なぜレオヴィル・バルトンにはシャトー(城館)がないのですか?
1826年にヒュー・バルトン氏が畑を購入した際、醸造設備が含まれていませんでした。そのため、隣接する姉妹シャトー「ランゴア・バルトン」で醸造を行っています。ラベルに描かれている建物も、実はランゴア・バルトンのものです。
レオヴィル・バルトンはいつ飲み頃になりますか?
若いうちはタンニンが硬く閉じています。10〜15年の熟成から複雑味が開き始め、2000年、2005年、2009年、2010年、2015年、2016年、2019年などの優良ヴィンテージでは30〜40年の長期熟成が可能です。
使用ブドウ品種は何ですか?
カベルネ・ソーヴィニヨン77%、メルロ20%、カベルネ・フラン3%です。カベルネ・ソーヴィニヨンの高い比率が、しっかりとした骨格と黒果実の風味、そして長期熟成のポテンシャルを生み出しています。
「3つのレオヴィル」の違いは何ですか?
サン・ジュリアンには「レオヴィル・バルトン」「レオヴィル・ラス・カーズ」「レオヴィル・ポワフェレ」という3つのレオヴィルが存在し、いずれも歴史的なレオヴィル大農園を起源とします。バルトンは最も伝統的でコストパフォーマンスが高く、ラス・カーズは最も高価で格別な評価、ポワフェレは近年大きく品質を向上させています。