シャトー・グリュオー・ラローズ

Château Gruaud-Larose

サン・ジュリアンを代表する1855年格付け第2級の名門シャトー。300年の歴史を誇り、「王のワイン、ワインの王」のモットーをラベルに刻む。粘土質の豊かなテロワールがサン・ジュリアン最大の力強さとボディを生み出す。1997年よりメルロー家が所有し、2022年ヴィンテージよりオーガニック認証取得。カベルネ・ソーヴィニヨン主体(61%)で、新樽85%のフレンチオーク樽で18〜24ヶ月熟成。最良のヴィンテージは15〜35年の熟成ポテンシャルを誇る。

シャトー・グリュオー・ラローズは、ボルドー・メドック地区サン・ジュリアン村に位置する1855年格付け第2級のシャトーです。起源は1725年、カトリックの司祭ジョゼフ・スタニスラス・グリュオが50haの土地を取得してブドウ畑を造ったことに遡ります。1781年に彼が亡くなると、甥の騎士ラローズが相続し、畑を80haまで拡張してシャトーの名にその名を刻みました。ワインは王侯貴族に愛され、「王のワイン、ワインの王(Le Roi des Vins, Le Vin des Rois)」という称賛を受け、今日もラベルに刻まれています。19世紀末に相続の都合から2つのシャトーに分割されましたが、1935年にコルディエ家によって再統合されました。1997年にメルロー一族(タイアン・グループ)が取得し、品質向上への大規模投資が始まりました。現在の82haの畑はカベルネ・ソーヴィニヨン61%、メルロ29%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルドー3%で構成。サン・ジュリアンの他のシャトーと比べて粘土質の割合が高く、これが骨格のしっかりした力強いワインを生み出す源泉となっています。2019年よりビオディナミに転換し、2022年ヴィンテージよりオーガニック認証を取得。セカンドワイン「サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ」は1981年から生産されています。

www.gruaud-larose.com

キュヴェ

こんな方に

クラシックなボルドーの構造と長期熟成能力を愛するワイン愛好家・コレクターに最適です。ブラックフルーツ、レザー、タバコ、スパイスが複雑に絡み合う力強いワインを好む方、長期セラーリングを楽しみたい方にぴったりです。ポイヤックの力強さとマルゴーのエレガンスの中間に位置するサン・ジュリアンのスタイルを体験したい方にも理想的。ファーストグロウより手が届きやすい価格で1855年第2級の実力を堪能したいワイン投資家にもおすすめです。

よくある質問

グリュオー・ラローズのテロワールがサン・ジュリアンで際立つ理由は何ですか?
グリュオー・ラローズは内陸の丘の上に位置し、サン・ジュリアンの他のどのシャトーよりも粘土質の比率が高いテロワールを持っています。砂礫、小石、腐植土、粘土が混在するこの土壌が水分保持力を高め、豊かなボディと密度、卓越した熟成能力を持つワインを生み出します。アペラシオン最大の力強さを誇る所以です。
グリュオー・ラローズの飲み頃はいつですか?
グリュオー・ラローズは若いうちに飲むワインではありません。若いヴィンテージはタンニンが強く閉じているため、2〜4時間のデカンタージュが推奨されます。良年では収穫から12〜25年で飲み頃を迎え、最高のヴィンテージは30〜50年の熟成にも耐えます。1982年ヴィンテージは現在でも素晴らしい状態です。
ラベルに書かれた「王のワイン、ワインの王」の由来は?
18世紀にオーナーのジョゼフ・セバスティアン・ド・ラローズが、このワインをヨーロッパ各国の王侯貴族に広めたことで称えられた言葉です。フランス語で「Le Roi des Vins, Le Vin des Rois」と表記され、以来ずっとラベルに刻まれ、シャトーのアイデンティティの中核を成しています。
グリュオー・ラローズはオーガニック・ビオディナミ農法を実践していますか?
はい。2019年よりビオディナミ農法への転換を開始し、2022年ヴィンテージで正式なオーガニック認証を取得しました。ハーブティーやミネラル補給を害虫対策に活用し、水の再利用や音波式ひょう対策装置を導入。1990年代から農薬は一切使用していません。
セカンドワイン「サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ」とは何ですか?
シャトーのセカンドワインで、1981年ヴィンテージから生産が始まりました。グラン・ヴァンには使用しないブドウから造られ、初期のオーナーであったサルジェ家への敬意を込めて名付けられました。グラン・ヴァンが年間約45万本生産されるのに対し、サルジェは15〜20万本程度。早飲みしやすく、コストパフォーマンスにも優れています。