生産者マルゴー

シャトー・ドーザック

Château Dauzac

ボルドー液発祥の地、革新を続けるマルゴー第5級格付けシャトー

シャトー・ドーザックは1855年メドック格付け第5級に選ばれたシャトーで、マルゴーアペラシオンの南端、ラバルド村に位置します。このシャトーはワイン史においても特別な場所で、1880年代、ボルドー大学のピエール=マリー=アレクシ・ミラルデ教授が、ドーザックの畑を主要な実験場として「ボルドー液(硫酸銅石灰液)」を開発しました。この発明はうどん粉病(ベト病)からボルドーのブドウ畑を救い、世界中の近代農業の基礎となりました。42ヘクタールの畑にはカベルネ・ソーヴィニヨン69%、メルロー29%、プティ・ヴェルド2%を植栽。ジロンド河口に近い南端の立地が微気候を温暖にし、アペラシオン内で最初に収穫を開始するシャトーの一つです。2019年よりSAMSICグループ創設者クリスチャン・ルーロー氏が所有し、ローラン・フォルタン氏がディレクターを、著名なコンサルタント醸造家エリック・ボワスノー氏がアドバイザーを務めます。ビオディナミへの転換を進めながら、革新の精神を継承しています。グランヴァン、セカンドラベル「オーロール・ド・ドーザック」、「コント・ド・ドーザック」の3種を生産。

www.chateaudauzac.com

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こんな方に

1級格付けよりも手に届きやすい価格でマルゴーのエレガンスを楽しみたい方、ワイン史に刻まれた革新の地を支持したいボルドーファン、ビオディナミへの転換を見守りながら熟成ポテンシャルを楽しみたいコレクターに。

よくある質問

シャトー・ドーザックとボルドー液の関係は?
1880年代、ボルドー大学のミラルデ教授が主にドーザックの畑で実験を行い、硫酸銅と石灰を混ぜた「ボルドー液」を開発しました。技術責任者のエルネスト・ダヴィッドが補佐し、1885年に発表されたこの治療法はベト病(ダウニーミルデュー)に対する唯一の有効手段として世界中に広まり、現代農業の礎となりました。
シャトー・ドーザックはどんな味わいですか?
熟したブラックチェリー、カシス、プラム、スミレの花のアロマが広がり、杉、タバコ、大地のニュアンスが続きます。口当たりは中〜フルボディで、タンニンはシルキー。マルゴーの北側シャトーより若干豊かで果実味豊富なスタイルで、長い余韻が印象的です。
シャトー・ドーザックの現在のオーナーや醸造責任者は誰ですか?
2019年よりSAMSICグループ創設者クリスチャン・ルーロー氏が所有。ローラン・フォルタン氏が2013年からディレクターを務め、セシリア・トリマイユ氏が2022年1月に技術責任者に就任。著名コンサルタント醸造家エリック・ボワスノー氏がブレンドと収穫を指導しています。
シャトー・ドーザックの飲み頃と熟成期間は?
熟成ポテンシャルは高く、良年は8〜10年後から飲み頃を迎え、12〜20年でピークに達します。新樽率65〜70%、16〜18ヶ月の樽熟成が長期熟成に必要な骨格を与えます。セカンド「オーロール・ド・ドーザック」はより早飲みスタイルで5〜8年が目安です。
ドーザックはビオロジック・ビオディナミに取り組んでいますか?
はい。ルーロー氏のオーナーシップのもと、42ヘクタールの畑でビオディナミと有機農法への転換を段階的に進めています。また、銅系農薬に代わる新しい防カビ手段を研究するフランス全国20シャトーの取り組みにも参加しており、140年前にボルドー液を生んだ革新の精神を現代に受け継いでいます。