シャトー・クーテ
Château Coutet
貴腐の深みと爽快な酸が輝く、バルサック1855年第1級
シャトー・クーテはバルサックに位置する1855年格付け第1級シャトーであり、シャトー・クリマンと並んでバルサックの2つの第1級のうちの一つです。13世紀に建てられた英国式要塞を起源とし、1643年にクーテ卿シャルル・ル・ゲランがボルドー最初期のワイン産地の一つとして開拓しました。1787年にはアメリカ駐仏大使だったトーマス・ジェファーソン(後の大統領)が「バルサックで最も優れたソーテルヌ」と称賛したことで知られています。リュル・サリュース家(シャトー・ディケムのオーナー家)を経て、1977年よりバリー家が所有し、現在は3代目のアリーヌ・バリーが共同オーナーを務めています。38.5ヘクタールの畑にセミヨン75%、ソーヴィニヨン・ブラン23%、ミュスカデル2%を植え、樹齢は平均40年。9月から11月にかけて30〜40日かけた複数回の丁寧な手摘みで、最高の貴腐ブドウのみを選りすぐります。ワインは100%新樽で18ヶ月熟成。石灰岩と粘土質の土壌由来の豊かな酸が、リッチさの中にも清涼感あふれるクーテ独自のスタイルを生み出します。卓越したヴィンテージには「キュヴェ・マダム」と呼ばれる幻のワインが生産されます。最古の畑のセミヨン100%を一粒一粒選果し、3年間新樽熟成。年産わずか100〜125ケースという超希少品で、2016年時点でわずか14ヴィンテージしか存在しません。シャトー内には、かつてシャトー・ディケムの馬房を改築した110メートルという産地最長のセラーも擁しています。
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こんな方に
貴腐甘口ワインの最高峰を求めるコレクターや愛好家、蜂蜜のような豊かさと爽やかな酸の絶妙なバランスに感動したい方、フォアグラや上質なチーズとのペアリングを楽しみたい方、1855年格付けのボルドーの歴史的深みを探求したい方に。また甘口ワインが苦手という方にも、クーテの高い酸がくどさを消してくれるため、ソーテルヌ入門としても最適です。
よくある質問
- シャトー・クーテは他のソーテルヌ・バルサックとどう違うのですか?
- クーテの最大の特徴は、石灰岩と粘土質の土壌に由来する卓越した酸です。この酸がワインに爽やかさと活力をもたらし、重くなりがちな甘口ワインを生き生きとした印象に仕上げます。他のソーテルヌがより豊潤でリッチなスタイルを持つのに対し、クーテは蜂蜜のような甘みとミネラル感のある清涼な酸が見事に調和した、唯一無二の個性を持っています。
- キュヴェ・マダムとはどんなワインで、どれほど希少なのですか?
- キュヴェ・マダムは、例外的に素晴らしいヴィンテージのみに生産されるプレステージ・キュヴェです。2016年時点でわずか14ヴィンテージしか存在しません。シャトー最古の畑のセミヨン100%を使い、最も貴腐が進んだ粒を一粒一粒手で選果し、3年間新樽熟成させます。年産100〜125ケースというボルドー随一の超希少品で、平均価格は1本約321ドル。バルサック最高峰の甘口ワインの一つです。
- シャトー・クーテのワインはどのくらい熟成できますか?
- クーテは驚異的な熟成ポテンシャルで知られ、飲み頃の本番は12〜35年後です。最高のヴィンテージでは40〜60年以上の長期熟成にも耐えます。高い天然酸が熟成を支え、蜂蜜・スパイス・キャンディドフルーツの複雑な風味が年月とともに花開きます。
- シャトー・クーテにはどんな料理が合いますか?
- 定番はフォアグラのポワレ(ボルドーの伝統的なペアリング)、ロックフォールなど熟成ブルーチーズ、オマール海老、パテ、クレームブリュレ、アプリコットタルト、フルーツ系デザートです。また豊かな酸のおかげで七面鳥や鴨料理など旨味のある肉料理とも相性抜群。濃厚なチョコレートデザートは風味が勝ちすぎるため避けてください。
- バルサックとソーテルヌ、どちらの名前でも出荷できるのですか?
- はい。バルサックはソーテルヌ地区5コミューンの中で唯一独自のAOCを持ち、生産者は「バルサック」または「ソーテルヌ」のどちらの名称でも出荷できます。クーテは通常「バルサック」表記を採用し、他のソーテルヌより軽めでミネラル豊か、高酸というバルサック独自のテロワールを前面に出しています。