ウースター
Worcester
南ア最大の生産量を誇る産地、KWVブランデーの拠点
ウースターについて
- 掲載している生産者
- 4軒
ウースターは、南アフリカ・西ケープ州のブリードリバーヴァレーに位置するワイン産地で、ケープタウンから北東へ約100kmの内陸にある。栽培面積(南ア全体の約20%)・収穫量ともに南アフリカ最大のワイン産地であり、KWVの大規模ブランデー貯蔵庫をはじめとする協同組合カーヴが集まる、ワインだけでなくブランデー生産の一大拠点でもある。四方を山に囲まれた盆地状の地形で、北側はヘックスリバー山脈とラングバーグ山脈、南側はボーランド山脈とリフィアソンダーエンド山脈がスタレンボッシュやウォーカーベイとの境界をなす。この閉ざされた立地により高温乾燥の半砂漠気候となり、雨陰現象が重なるため、ほぼ全域でブリード川からの灌漑が不可欠となっている。谷底の肥沃な沖積土壌には大半のブドウ樹が植えられ、伝統的に日常消費用の高収量ワインや酒精強化ワインに向いてきた一方、周囲の山の斜面に広がる水はけの良いミネラル質の土壌では収量を抑えた凝縮感のある果実が育ち、より高品質なスティルワインの原料となっている。白品種はシュナン・ブラン、コロンバール、ソーヴィニヨン・ブランが中心で、赤品種はシラーズ、ピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨンが主要品種。なお、南アフリカのワイン産地ウースターは、イギリスの歴史都市ウスターとは全く別の場所である。
こんな方に
コストパフォーマンス重視の方や、南アのシュナン・ブラン・コロンバール・ブランデーに興味がある方に。
ペアリング
ウースターのシュナン・ブランやコロンバールは鶏肉のグリルや海鮮のブライ(バーベキュー)、サラダとよく合う。しっかりした赤は焼き鳥や豚の生姜焼きなど甘辛い和食にも好相性。酒精強化ワインやブランデーはドライフルーツや味噌風味のデザート、ブルーチーズと合わせやすい。
生産者
Aan de Doorns Wine Cellar
アーン・デ・ドールンス・ワインセラー
1954年創業のアーン・デ・ドールンス・ワインセラーは、南アフリカ・西ケープ州ウースターから約8km、フィリアーズドープ方面へ向かうR43号線沿いに位置する協同組合ワイナリー。「Aan de Doorns」はオランダ語で「棘(いばら)のそばに」を意味し、かつて近くのドールンズ川沿いに茨の木が茂っていたことに由来する。ブリーデ・リバー・バレー一帯に広がる約1,600ヘクタール、約27戸の契約農家からブドウを集め、ウースター地区でも有数の規模を誇る協同組合セラーとして知られる。ファースト・ケープ・グループの一員として英国をはじめ海外へも積極的に輸出している。シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、ピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、ミュスカデル、ケープ・ルビー・ポートに加え、日常使いのRoute43やDoornroodtのブレンドまで幅広くラインナップし、「安定した品質を手頃な価格で」という哲学を体現している。
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www.aandedoorns.co.za/Nuy Wine Cellar
ヌイ・ワイン・セラー
1963年、地元のブドウ栽培農家によって設立されたヌイ・ワイン・セラーは、ウースターとロバートソンを結ぶR60号線沿い、ランゲベルグ山脈の麓に広がるヌイ・バレーに位置する、小規模ながら高い評価を受ける協同組合ワイナリーです。約19軒の会員農家が計約770ヘクタールの畑を耕作し、毎収穫期に約17,000トンのブドウを持ち込みますが、自社ラベルで瓶詰めされるのはそのうちわずか約3%にすぎず、残りの大半はバルクワインとして主にディステル社に販売されています。創業以来セラーマスターは4代しか代替わりしておらず、長年セラーを率いたウィルヘルム・リンデ氏の後を継ぎ、2023年からクリスト・バッソン氏が指揮を執り、クラシックで品質重視の醸造スタイルを継承しています。ヌイは国際的に高く評価される甘口酒精強化ワイン「マスカデル(マスカデル)」で特に有名で、白・赤ともにマスカデルSAアワードで金賞・プラチナ賞を重ねてきました。そのほかInspiration・Mastery・Legacyの3レンジで白・赤・スパークリングまで幅広いワインを展開しています。R60沿いのワースター・ワイン&オリーブルート上にあるテイスティングルーム&レストラン「Nuy on the Hill」で試飲・食事も楽しめます。
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nuywinery.co.za/Overhex Wines
オーバーヘックス・ワインズ
オーバーヘックス・ワインズは、弁護士から転身した起業家ゲルハルト・ファン・デル・ヴァート氏が2006年に南アフリカ・西ケープ州ウースター(ブリードリバー・ヴァレー)に設立したファミリー経営のワイナリーです。創業以来着実に成長を遂げ、現在では南アフリカ有数のボトルワイン輸出企業となり、Survivor、Mensa、Balanceといったブランドを世界数十カ国へ届けています。ぶどうはスワートランド、ステレンボッシュ、フランシュックなどケープワインランド各地の優良畑から調達し、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズを醸造しています。R60沿いのウースターの本拠地では、試飲やセラー見学に加え、週替わりメニューを提供するビストロでワインと料理の組み合わせを楽しむことができます。
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www.overhex.comStettyn Family Vineyards
ステッティン・ファミリー・ヴィンヤーズ
ステッティン・ファミリー・ヴィンヤーズは、南アフリカ・ブリー・リヴァー・ヴァレー、ウースター近郊に位置する由緒あるワイナリーで、その起源は1714年の土地下賜にまで遡ります。1818年からボタ家が所有・経営を続け、現在はステッティン、ヨンカースリビエ、デ・フック、グレンローザの4つの畑(合計438ヘクタール)を8代目が引き継いでいます。1963年に設立されたセラーは1964年に初ヴィンテージをリリースし、日常的に楽しめるファミリー/クラシック・レンジから、樽熟成させたプレミアムなシグネチャー・リザーブ、専用のケープ・クラシック・スパークリングまで幅広く手がけています。1777年築のケープ・ダッチ様式の邸宅(国定記念物)のそばに白壁のテイスティングルームを構え、ウースター・ワイン&オリーブ・ルートの最終地点として知られています。
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stettyncellar.co.za/
よくある質問
- ウースターは南アフリカ最大のワイン産地ですか?
- はい。ウースターは南アフリカ最大のワイン産地で、国内の全栽培面積の約20%を占め、収穫量も国内トップクラスです。
- ウースターでは主にどのようなブドウ品種が栽培されていますか?
- 白品種ではシュナン・ブラン、コロンバール、ソーヴィニヨン・ブランが中心で、赤品種ではシラーズ、ピノタージュ、カベルネ・ソーヴィニヨンが主要品種です。
- なぜウースターでは灌漑が重要なのですか?
- ウースターは四方を山に囲まれた盆地状の地形で、雨陰現象が重なり高温乾燥の気候になるため、ほぼ全域でブリード川からの灌漑が不可欠です。
- ウースターはワイン以外でも知られていますか?
- はい。ウースターは南アフリカ有数のブランデー産地でもあり、蒸留に適したコロンバール種の豊富な生産量を背景に、KWVの大規模なブランデー貯蔵庫が置かれています。
- 南アフリカのウースターは、イギリスのウスターと同じ場所ですか?
- いいえ。南アフリカのウースターは西ケープ州ブリードリバーヴァレーに位置するワイン産地であり、イギリスの歴史都市ウスターとは無関係の別の場所です。