アペラシオン

甲州

Koshu

甲州ぶどう発祥の地、日本ワイン発祥の地

甲州は山梨県東部、笛吹川流域に位置するワイン産地で、現在の甲州市(旧・塩山市・勝沼町・大和村が合併)を中心とするアペラシオンです。標高400〜500 mの盆地地形に富士山・南アルプスを望み、昼夜の寒暖差が大きく、日照時間が長い大陸性気候がブドウ栽培に適しています。特に勝沼地区は甲州ぶどう発祥の地として知られ、奈良時代(718年・行基説)または鎌倉時代(1186年・雨宮勘解由説)にさかのぼる栽培の歴史を持ちます。1870年(明治3年)には山田宥教・詫間憲久が甲府でワイン醸造を開始し、日本ワイン発祥の地ともなっています。現在、甲州市には40を超えるワイナリーが集積し、日本ワイナリーアワードの5つ星受賞蔵が複数集中する、日本有数のワイン産地です。なお「甲州」はこの地理的産地名であると同時に、ここで生まれたブドウ品種の名前でもあります。

こんな方に: 日本固有の甲州品種による繊細な辛口白ワイン。シュール・リー製法の旨味豊かなタイプからスパークリングまで多彩なスタイル

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生産者

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ペアリング

刺身・寿司(甲州の低鉄分が生魚の生臭みを抑える)、天ぷら、塩焼き魚、牡蠣、冷奴。山梨郷土料理との相性も抜群で、ほうとう(みそ仕立ての平打ち麺鍋)、甲州鳥もつ煮(醤油ダレの甘辛煮)、馬刺し、鮎の塩焼きなどに。シュール・リー製法の甲州はみそ汁・煮物・出汁料理全般とも好相性

よくある質問

甲州ワインとは何ですか?
甲州ワインは、山梨県甲州市を中心とするアペラシオンで造られる白ワインです。標高400〜500 mの富士山麓に位置し、日照時間が長く昼夜の寒暖差が大きい気候がブドウ栽培に適しています。日本ワイン発祥の地として1870年からワイン造りが続いており、40を超えるワイナリーが集積する日本最重要のワイン産地です。
甲州(産地)と甲州(品種)の違いは何ですか?
「甲州」は産地名と品種名の両方に使われています。産地としての甲州は山梨県甲州市を中心とするアペラシオンを指します。品種としての甲州は、ここで1000年以上前から栽培されてきた日本固有の白ワイン用ブドウで、現在は山梨県以外(長野・山形・島根など)でも栽培されています。甲州産地のワインはほぼすべて甲州品種から造られますが、甲州品種のワインが必ずしも甲州産地のものとは限りません。
甲州ワインの味わいや香りの特徴は?
甲州ワインは淡いレモンイエロー〜麦わら色で、柚子・白桃・花の香りが繊細に広がります。口当たりはライトボディで、爽やかな酸味とほのかな旨味・苦味が特徴です。シュール・リー(澱熟成)製法で造られたものはクリーミーなテクスチャーとアミノ酸由来の旨味が加わります。アルコール度数は10〜11%程度と穏やかです。
甲州ワインにはどんな料理が合いますか?
甲州ワインは和食全般と好相性です。特に刺身・寿司・天ぷら・焼き魚との相性が抜群で、甲州ワインの低鉄分が生魚の生臭みを抑える効果があることも研究で確認されています。山梨郷土料理では、ほうとう(みそ汁仕立ての鍋)、甲州鳥もつ煮(醤油の甘辛煮)、馬刺しなどとも絶妙に合います。
甲州ワインは世界でも認められていますか?
はい。甲州品種は2010年にOIV(国際ブドウ・ワイン機構)に醸造用品種として登録され、国際的に認められた最初の日本固有品種となりました。また2024年のデキャンター・ワールド・ワイン・アワードでは、サントリー登美の丘の甲州2022が日本ワイン初のベスト・イン・ショーを受賞しています。